bridge vol.40での宮本浩次へのインタビューが面白い。
(インタビュアーは渋谷陽一さん)。
時期的には「扉」が出た時で、その作品へのインタビューが中心です。
−「(略)宮本さん的にはどうなんですか?シーンの中でどんどん自分が
どこにも位置づかない素っ頓狂な存在になってきてるっていうことに・・・。」
宮本「え、素っ頓狂な存在になってます?」
−「なってます。でも素っ頓狂な存在であるってことはすごく心地良いし
素晴らしいことだと思うんですけど。そういう、日本のロック・シーンにおける
自分の立ち位置とか考えることってあります?」
宮本「いや、これは一方の雄だと思いますよ」
−「ああ、そうですか。」
宮本「そんなことないですかね?」
−「一方の雄っていうか、ただひとつだけポコンといるよね。」
宮本「いやいや、これはね、売れてないからそうなんですよ。
これね、売り上げが伴ってきたらですね、明らかに、桑田佳祐が一方の雄で
あるとすればもう一方の側の雄という、間違いなくそういう存在ではあるんですよ。
ただ、売り上げが伴ってないんで、ポツンといるみたいに見えるんですが
売り上げが実体に伴ってくるような働きをちゃんと今度出来れば、これは
間違いなく一方の雄であるんじゃないかっていう風に思ってるんですよ(以下略)」
これが2004年、僕も当時「売れてないからなあ」云々思ってましたが
それから3年、ちゃんと「売り上げが実体に伴ってくる」時代がやってきたことは
素直に嬉しいです。なんというか「エレファントカシマシ」というブランドを
ひっさげたまま堂々とシーンの最前線に立って、それが受け入れられているという
今の状況は素直に嬉しいですよね。
「最近のエレカシ、良いよね」と言ってきてくれる人が居たり(昔から良いんですけど)
「CMで聞いてファンになりました」という人が沢山居たり。
宮本とすれば「我が意を得たり」という感じなんじゃないでしょうか。
最近のライブで妙に上機嫌なのもそれがあるのかな、と思ったりもします(笑)。
「素っ頓狂だけどいい曲、売れる曲」というのはエレカシにとって
もう最高最強のパターンだと思います。ドーンと行ってくれ!
さて「桜の花舞い上がる武道館」ライブDVDの発売が迫って参りましたが
相も変わらず「Blu-ray化のお願い」をしようと思っています。
いくら「Blu-rayでも見たいな」と思っても、声をださなきゃ始まりません。
(これ、去年も渋公ライブDVD化で同じようなこと言ってましたね・・・)。
「俺も(私も)Blu-rayで見たい」という方が居ましたら、何卒
事務所のメールフォームから「武道館ライブをBlu-rayで見たいです」と
送って頂けないでしょうか?
最近は「ファンの声によってBlu-rayでも発売」というパターンが多いです。
一人一人の声がレコード会社を動かすんだと思います。
よろしくお願い致します。