エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシ、宮本浩次ファンブログ

宮本浩次、Instagramを始める。

いや、エイプリルフールでも何でも無くて。本当に。

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どんな有名人が、どんな芸能人がInstagramするよりもドキドキしてしまうというか、なんでしょうか。いよいよパンドラの箱を開いてしまったというか、思わず「鶴の恩返し」の話を思い出してしまいました。大げさでは無く「開けてはいけないところを見てしまった気がする」。しかも自画撮りですか先生。
勿論本人の意思、スタッフの意思、意向も踏まえての「SNSもやっていこう」という結論なんでしょうが、これまで都度書いている通りエレファントカシマシの魅力の一つとして(良い意味での)「神秘性」「閉鎖性」「愚直」「実直」だと思うんです。生活なり作品への課程を晒さないというか、宮本浩次の脳内からレコーディングにレコーディングを重ねて、一気に「作品」として出したり「ライブ」で発揮したり。溜まりに溜まった想いを瞬間的に爆発させる。その暴発っぷりがエレファントカシマシ宮本浩次の大きな魅力の一つだと思うんです。これが(頻度は分かりませんが)定期的に「想い」を吐き出されると、瞬間的な暴発っぷりが薄まってしまうのではないだろうか。

また以前、「週刊プレイボーイ」や「bridge」で連載していた頃に自身が述べていたように「表現することのエネルギィ」が慢性的に消費されてしまうことへの心配もある。作家や文学表現を心から愛するが故に、人一倍以上に「表現行為」「連載」に神経と情熱を遣っていた宮本浩次がこの先「インスタ更新しないと」という謎のエネルギィ消耗をしてしまわないだろうか。


「ロック歌手」宮本浩次、「ロックバンド」エレファントカシマシが好きなだけに、ここのところの動きには正直困惑というか、「そこまでしますか先生!」と思ってしまう。本当に今まで何十年とやっていなかったことを猛スピードでやっていて、勿論それだけソロ活動、「宮本浩次」としての活動に真剣な証でもありますが、一方で30年「エレファントカシマシ」という(良くも悪くも)ある程度レールが定まった活動をしてきて、それを見ていたものだから、ガムシャラ何でもあり新規イケイケ路線にはドキドキしてしまう。
嫌悪感ともまた違う、心配とドキドキさと楽しみと戸惑いとがない交ぜになっています。12日「冬の花」配信開始というのが小さなニュースに吹き飛んでしまいました(笑)。
仮に数年経てば、2018年、2019年(或いはその先)の宮本浩次の活動というのも冷静かつ客観的に見ることが出来るのだろうか?少なくとも今は冷静に思うことは出来ない。ただ目の前の出来事に戸惑いながらも必死について行っている。

俺自身がいわゆる「懐古厨」に属されるであろうことは自覚していて、「エレカシで」「四人で」「アナログで」的な『宮本浩次はかくあるべき』という考えが時代錯誤なのかも、或いはこだわりすぎているのかもしれない。そういった考えの集合知が却って宮本浩次の行動を縛っていて、こういう新展開は宮本浩次が望んでいたかもしれない。去年末からはそんなことも考えていました。時代はどんどん進んで行く。宮本はもっと先を読んで、進んでいるのかもしれない。縛るものをなくすこともロックなのかもしれない。

ソロ活動をしてから、「風と共に」「Easy Go」を聞くと、今の活動を暗示(ないしは決断)しているのかもしれません。答えはだいたい歌の中にあったりするんだろう。

・・・Instagramはじめてしまったら、この先はなんだ、YouTubeで、Twitterで、いや書いたら今の宮本浩次なら何でもありそうなので止めておこう。

宮本浩次、果たして「どこへ?」。そして「どこまで?」。

2月一杯限定でアンケートを作成してみました。


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