最近、仕事の合間の昼休みに「理想の朝」が無性に聞きたくなる。もはや身体が「理想の朝」を求めているレベル。
そしてこの曲を聴きながら子供の頃を思い出す。
子供の頃は自分が仕事をする、働くなんて思いもよらなかった(笑)。いや冗談ではなく、本当に。
一生この小学生の生活、つまり長すぎる放課後、いくら遊んでも疲れない身体、簡単なテスト、ボロボロのランドセルを背負いながら小学校を往復して
家に辿り着けば食事やテレビが待っていて、夏休みはやたら長い。雪が降れば雪合戦、雨が降れば雨の中を走り回る。寝れば自動的に元気な明日が来る。
そんな生活が続くと思っていた。「働く」なんてことは全く現実味がなかった。
それがいつしか「時は流れて もう(身体だけは)立派な大人さ」 (C)俺たちの明日。
精神年齢なんぞ大して変わっていないのに、年齢と身体だけはどんどん老ける。
生活するためにゃ働かにゃならぬ。周りと合わせにゃならぬ。自分なりに気を遣って社会の歯車とならねばならぬ。
・・・そんなことを考えると、ふと身体が求めるのが「理想の朝」。
この曲のテーマになっているのは勿論宮本浩次自身なんだろうけれど、歌詞から浮かび上がる少年から大人への道のりというメソッドは
日本に産まれた多くの男が辿った道のりそのものなのかもしれません(女性もそう感じるかも知れないけれど、正直俺には分からないんです)。
あとはね、もう美しいメロディラインに、ラストに「怠け者よ目を醒ませ 怠け者よ目を醒ませ 怠け者は目を醒ます」とがなり立てる宮本。
これを聴く度「おう、怠け者はもうちょっと頑張るぞ、少しでも理想に向かおうか」云々と自身に言い聞かせ、午後の仕事を頑張る日々です。
セットで「なぜだか、俺は祷ってゐた。」「俺たちの明日」、そして「飛べない俺」を最近よく聴きます。
『いつか大人になってた俺が ある日 立ちどまり 空を見る』なんて激シブないいフレーズですよね。
前の水道橋博士の藝人春秋じゃないけれど、これらの曲は「哀愁」というキーワードが芯を貫いているようで、へばった時に己を奮い立たせてくれます。
宮本がライブで「理想の朝」を歌い出すと、時にいい意味でハチャメチャになって、過激になります。
2006年7月27日付 「過激な朝」
http://d.hatena.ne.jp/mpdstyle/20060727/p1
この時のライブは当時exciteミュージックで購入することが出来て、三日間限定で見られることが出来ました。
もうこのビデオはダウンロード出来なくなっちゃってますが、またこんな滅茶苦茶で、聞き手の魂を揺さぶる「理想の朝」が聞ける時を待っている。
3月11日のYahoo!トピックス。
もう「宮本」って時点で反応して、すぐクリックしちゃったんですよ。
「コンサートもしばらくないし、暖かくなってきたし、東京ドームまで散歩がてら野球でも見ようか」という宮本浩次がパって頭に浮かんでね。
ただクリックして記事が表示されるまでの間に「こりゃヤクルトの宮本慎也選手のことだろう」と答えが見つかっちゃったんですけど(笑)。
先生が変装ってのは想像しにくいですしね。顔だけ変装しても有り得ない身体の細さで分かる人はすぐ分かっちゃいそうだ。
【追記】
久々のエレカシのリリースニュース。
2009年の「桜の花、舞い上がる武道館」ライブDVDと2009年日比谷野音10月24日、25日のライブDVDがスペシャルプライスにて限定生産で6月19日に再発されるようです。
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内容に変更はないとは思いますが、オマケや特典映像とかに期待したいですね。