エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシ、宮本浩次ファンブログ

「もう九丁!」

さいたまスーパーアリーナのライブで宮本浩次が「もう一丁!」って何回も言っていて、ライブ中から「今日は繁盛している豆腐屋さんばりに『もう一丁』多いな」などと思っていたのですが、あまりの「もう一丁」の多さに事態を重く見た俺はこの度「もう一丁検証委員会」(委員は俺一人)を発足させ、4時間のライブを通じて宮本浩次が何回「もう一丁」と言ってたのか調査しました。

 

  • M4 新しい季節へキミと イントロ部分
  • M10 シャララ イントロ部分
  • M12 未来の生命体 中盤間奏部分
  • M13 デーデ イントロ部分(但し「もう一回」)
  • M14 達者であれよ イントロ部分
  • M15 今をかきならせ イントロ部分
  • M22 ハナウタ~遠い昔からの物語~ イントロ部分
  • M29 桜の花、舞い上がる道を 終盤部分
  • M33 生命賛歌 イントロ部分

 

 上記の通り、今回のライブではトータルで「もう九丁ではないか」との検証結果が出ました。「デーデ」については「もう一丁ではなく、正確にはもう一回ではないか」との疑義も出ましたが、石君をいじりながらの楽しそうな「もう一回」なので、広義の「もう一丁」に含めていいのではないかとの検証委員会の見解が出ています。

「男餓鬼道空っ風」での「もう一回」は、会場とのコーラスのやりとりのため、「デーデ」のパターンとは逆に、「もう一丁」からは除外すべきとの見解です。

 

また、「ベストオブもう一丁」は『達者であれよ』と『ハナウタ~遠い昔からの物語~』『桜の花、舞い上がる道を』の三曲での「もう一丁」に、また「どう考えても無茶振りなもう一丁」には『シャララ』を推すとの検証委員会からの報告が来ています。

「ベストオブもう一丁」の三曲については、「もう一丁」のタイミングが絶妙なことと、その演奏っぷり、会場の盛り上がりっぷりが素晴らしいことから、「これは素晴らしいもう一丁だ」という理由による選出です。特に『桜の花、舞い上がる道を』では、桜の花びらが舞い上がってる部分で「もう一丁」と言っているので、映像美的にも素晴らしい「もう一丁」なのではないか、との意見も出ています。

「どう考えても無茶振りなもう一丁」の『シャララ』については、誰も予想だにしていないタイミングでの「もう一丁」で、百戦錬磨の金原千恵子ストリングスチームですらも戸惑っている様子から選出されました。ただ「そんな無茶振りする宮本浩次もらしくていいぜ!」との検証委員会からの付記もついています。

「サプライズもう一丁」として『未来の生命体』での「もう一丁」を選出すべき、との意見も出されました。「もう一丁」が出るタイミングとしてはイントロが圧倒的に多く、次に終盤で、中盤に出ることは珍しく、『未来の生命体』でのサプライズ的な「もう一丁」はレアケースであり、特に保護すべきという検証委員会からの意見が出ています。

  • ベストオブもう一丁  桜の花、舞い上がる道を
  • どう考えても無茶振りなもう一丁  シャララ
  • サプライズもう一丁  未来の生命体

by もう一丁検証委員会    

 

「もう一丁検証委員会」としては、宮本が「もう一丁」という場合は、大まかに以下の三つに分類出来るのではないかと考えています。

 

(1) 気分が良くて単にもう一回やりたい時(ハイテンションの時を含む)。

(2) 歌入りのタイミングを逃して、もう一度入りのタイミングを探りたい時。

(3) 歌もしくは演奏をミスって、もう一度やり直さなければならない時。

 

本ライブの計9回の「もう一丁」については、いずれも上記のうち(1)「気分が良くて単にもう一回やりたい時」に分類できるのではないか、ということはこのライブは宮本浩次自身も非常に楽しかったライブなのではないか、という最終報告が「もう一丁検証委員会」からは上がっています。

また仮に上記(1)の仮説が正しいのならば、M12からM15までは4曲連続で「もう一丁」が出たのだから、この辺が本ライブにおけるある種の喜び・楽しみのピークと見ることが出来るのではないか、との見解も検証委員会から出ています。

 

但し、「どうして『もう一丁』と述べたのか」については、恐らく宮本浩次自身に聞いても『そんなことは覚えてねえよ、もう一丁やりたくなったからもう一丁って言ったんだろうな』との答えが返ってくるであろう事が予想出来る事から、真相の解明は極めて難しいのではないか、こうなれば別に「もう一丁」の真相なんてどうでもいいのではないか、との検証委員会からの最終見解も出ています。

 

また「周囲も予想出来ないタイミングで『もう一丁』が出て、周りがそれに(多少戸惑いが出たとしても)即座に対応出来るのは生演奏の生きているロックバンドのライブとして逆に賞賛されるべきではないのか」との有力説も検証委員会からは出ています。

 

さらに2008年のエレカシ新春ライブでは、宮本先生はお正月・新春ライブであるにも関わらず『来年また会おうぜ』と謎の発言をし、そのことを終演後にサポートの蔦谷好位置さんに聞かれたところ『そんなこと言ってましたっけ?』と答えたことから、ライブ中の宮本浩次は激烈化ケモノ中年トランス状態になっているため、ライブ中のささいな出来ごと、アドリブについては、細かいことを突っ込むことが野暮、宮本浩次は瞬間瞬間を武士のように乗り切るロック歌手なのではないか、との意見が委員会から出ました。

http://blog.oricon.co.jp/ko1/monthly/200801/8

 

いずれにせよ、宮本浩次がライブ中に放つ「もう一丁」は解明出来ない点が多数あるが、他方で非常に魅力的でもあるので、これからも「宮本浩次のもう一丁」については引き続きサンプリング・研究・検証をするべきだ、との決議が「もう一丁検証委員会」にて全会一致で可決されました。

 

 

・・・と、相変わらず非常にバカなことを書いてますが、宮本浩次の「もう一丁」は凄く魅力的で(もう一丁という発音も江戸っ子の佇まいが出ているようで素晴らしい)、「もう一丁」の回数だけそのライブは輝きを増すんじゃないかと勝手に考えているんです。

またかなり暴論ですが、例えば金原千恵子ストリングスチームも「サプライズもう一丁」によってさらに無敵なストリングスチームになるのではないかと思っています。だって金原千恵子ストリングスチームが出るライブでいきなり「もう一丁」と要求してくるバンド・総合司会というのもそうそう居ないだろうと思います(笑)。アドリブ的な力、サプライズに応える力というのが否応なしについてくると思います。また金原千恵子さんを始め、金原千恵子ストリングスチームはみんな宮本浩次好きそうですもん。時に爆笑しながら、勿論常に真剣に宮本浩次蔦谷好位置さんを見ながら暖かい演奏でエレカシのライブをさらに華やかにしてくれる部隊はそうそうないと思います。

 


プロローグ オブ 桜の花舞い上がる武道館 / エレファントカシマシ - YouTube

 

また、引き続き「宮本浩次のもう一丁」を研究するため、「もう一丁検証委員会」のメンバーを募集しています。現状は俺一人なので、一人でカウントして一人で表彰(?)しているのが現状です。「宮本浩次のもう一丁が魅力的だ」という方なら誰でも検証委員会に入れます。

 (というか、一人でやっているためカウントミスの可能性があります。漏れてる場合指摘をお願いします)。

 

前回記事でDVD化に対していささかネガティブなことを書きましたが、時期未定ですがさいたまスーパーアリーナスペシャルライブの上映会やりますよー。その場でも「もう一丁検証委員会・臨時総会」を開き、「ベストオブもう一丁」を再決定する予定です。

 

エレカシの素晴らしいスペシャルライブを、大画面、大音響、多くの人たちで「もう一丁!」。

 

 

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