前の記事と分けるため、日にちを10月3日にしてますが、書いてるのは2日です。
中止となった大阪・日比谷野音の払い戻し等についてはオフィシャルを参照にしてください。
http://www.elephantkashimashi.com/
山崎洋一郎さんの記事がただただ胸を打つ。
『エレカシ宮本の今の状況について』
http://ro69.jp/blog/yamazaki/73525
耳の具合は日によってまだ不安定で、ライブはやはり無理だろう。
だがそれ以外の生活にはほとんど支障ない状態で、先週の金曜日にインタビューで会った時もいつもの元気はなかったが、大丈夫だろうと思う。
インタビューではシングル「ズレてる方がいい」のこと、そして今回の病気のことも、抱えていたものをすべて吐き出すように話してくれた。
別れ際には、少し晴れやかな顔になっていたので安心した。
それでも、野音や武道館を中止せざるを得ない事は本人にはそうとう重いことなのだろう。
インタビューの後にも何度か電話があり、相談された。
長い間、ずっと全身全霊を賭けて闘ってきたエレファントカシマシ、宮本浩次のしばしのライブ活動の休息を、優しく見守り、再開を心待ちにようじゃないか。
思わず息を呑んでしまう内容だけれど、その反面冷静にもなれる客観的な情報。
ありがとう山崎洋一郎さん。さすが宮本の兄貴分だ。これからも山崎さんにはオフィシャルには載らない近況を伝えて貰いたいです。
今はメディアに色々書かれてますけど、山崎さんが書かれているように『しばしのライブ活動の休息』という表現が一番いいのかもしれません。
日常生活には支障はなく、でも全開のライブパフォーマンスは出来ない状態。
宮本浩次はロック歌手としてデビューしたのは1988年、でもその前からNHK東京児童合唱団に入っていたから
もう歌うことは40年(!)近く続けていたことになる。
ライブに行くたびに思うのですが、あそこは一般人にはあり得ないほどの爆音会場。ステージに立つと尚更だろう。
宮本の場合それにプラスして何百倍とレコーディング、リハーサルを重ねていただろうから、相当喉や耳は酷使されていたんだろう。
今回の病気についての医学的なことはわかりませんが、喉や耳に長年の負担が掛かってきたのは間違いないと思う。
ものすごくポジティブに考えれば、ホントに休むことなく走り続けた宮本浩次に、「少し休みなさい」と身体からの
サインのようなものが出ただけなのかもしれない。
一方で宮本浩次の心中は計りきれない。
最近はやたら「歌うのが楽しくてね」「レコーディングが楽しいって気がついてきたんですよ」と話していた。
その40年の糧であった「歌うこと」を中止されて、楽しみにしてギリギリまでやろうとしていた日比谷・大阪野音
そして新春に予定されていたという(野音の直後に告知予定だったのかもしれません)武道館公演も中止。
歌うことが楽しみで、新曲も出て、多くのファンも待ってて、でも全力のパフォーマンスを出来ない・・・。
悩みに悩んだだろうけど、今は休むべきだ。
それこそライブ中に声枯れたり、へばったりしてもいつの間にやら「おじさんを舐めんなよ」と復活するのが宮本浩次だ。
二回契約切られようが、トミが体調悪くなろうが、あらゆる困難を倍以上にして音として返してくるのが男・エレファントカシマシ四人組だ。
そりゃ唯一無二のヴォーカル・作詞作曲、そして総合司会の耳が病気になってしまうというのは、今までのエレファントカシマシの
どのピンチよりも危機的な状況だと思う。今まで病気らしい病気をしたことを聞いたことが無い宮本のことだから尚更だ。
けれど宮本浩次だって機械じゃない。生身の男であり全身全霊のロック歌手である、四捨五入すると50歳の男でもある。
そりゃ体調悪くなることもあるだろう、長年酷使してきた耳が金属疲労のように一時的におかしくなることだってあるだろう。
今の医療技術はものすごい。けれど人間の自己治癒力はそれ以上に凄い。さらに「何としてでも直るんだ」という本人の気力は
きっとそれ以上に凄い。宮本が「またロック歌手として復活して、みんなの前で歌いたい」と強く思えば、大体の病気ははね除けてしまうだろう。
宮本の周りには石君を始め(何故か石君が死ぬほど心配して看病している風景が瞬時に頭に浮かぶ)三十年余苦楽を共にした心強すぎるメンバーがいる。
ロックバンド・エレファントカシマシを信じて支えてくれているスタッフさんがいる。冷静かつ熱いメッセージを出した山崎洋一郎さんもいる。勿論渋谷陽一さんも居る。
詳細は全くわからないけれど家族だっていらっしゃるだろう。彼女居るのか知らないけれど、居るのならば癒やして貰えれば良い。
身体的サポートは信頼出来る周りの人にお任せして、僕は静かに普通の日々を送りながら、変に悲観しすぎずにエレファントカシマシの復活を待とうと思う。
そりゃ情報見て、祈るときは祈って、「ズレてる方がいい」も買って、相変わらずバカなブログは書きますが、それ以外は直接的には出来ることはないから
(あとはそうか、復活ライブの時のために「宮本!」「ドーンと行ってくれ!」と叫ぶ発声練習でもしておこう)。
自分自身の身体にも気をつけて、日々をのらりくらりと過ごしながら、「復活ライブ決定!」の日が来るのをひたすら信じて待とう。
(ただ、「メッセージよ宮本に届け!」みたいな企画は考えてます、ちょっとお待ちください)。
あと先生、これきっかけに完全にタバコは止めてくださいね。これはもうファンとの約束だ。
また、気が早すぎるけれど、治って新曲を作れる時期になったら、宮本のことだ、病気になって感じたこと、命や身体についても歌として昇華してくれるだろう。
エレファントカシマシのファンになって10年になりますが、上に書いたような契約切れやメンバーの体調不良、バンド自体の不調など
ありとあらゆる困難を、友情や団結力や音楽にかける想いなどで乗り切ってきたのが、ご存じ激烈ロックバンド、エレファントカシマシだ。
こんな危機だって、目に見えない力も含めて乗り切ってしまうだろう。乗り切ったならばそれがまさしく音楽の力、ロックの力、四人の力だ。
このニュースを聞いてからはちょっと動揺したんですが、山崎さんのブログを冷静に読むと「東京からまんまで宇宙」の途中の
『必ずまた帰ってくる』部分が何故か脳内再生されるんですよ。今回のこととは何も関係ないフレーズのはずなんだけれど。
国勢調査の職業欄に「ロック歌手」所属「エレファントカシマシ」と書く宮本にとっては苦渋過ぎる決断だったろうけれど、ここは勇気を持って休んで貰いたい。
この時期は『ずっと飛び立つために今は寝ているべきなんだ』、きっと。「友達がいるのさ」より。
今はとにかく休んでくれ、宮本浩次。頭の本当に遠くの方にぼんやりとライブやレコーディングのことを入れておいてくれ。そのぐらいがきっと丁度良い。
ステージの上でメンバー三人と沢山のお客さんが待ち構える中、白シャツ黒ジャケットを着た宮本浩次が登場し「お待たせして申し訳ない!帰ってきました」。
四人揃ってまた激烈な歌を歌い上げる日が来ることを確信している。そしてその光り輝くステージに立つ宮本浩次をいつだって、いつまでだって待っている。
今までだって様々な困難を跳ね返してきた男・宮本浩次ならば、熱狂渦巻く舞台上に仲間と共に「必ずまた帰ってくる」だろう。そう確信している。