「この建物全部取っ払って昔に戻したいね」

とは、今見ていたNHK「ブラタモリ」最終回でのタモさんが
夜景広がる六本木ヒルズ屋上から放った言葉。
それを聞きながら大名曲「友達がいるのさ」の
『東京中の電気を消して夜空を見上げてえな』を思い浮かべた。
六本木ヒルズの展望室は東京タワーも間近に見えてまた
羽田空港からレインボーブリッジからあらゆる東京の名所が
一望に見えて凄い（その分お高いですけど）。
あのまばゆい夜景の電気を一気に消して夜空を見上げたら
そりゃさぞ気持ちいいだろうなあ・・・。
たまに電灯も何にもないような田舎に行って星空を見上げた時の
「星ってこんなにあったのか」という感覚よりも、夜空を消した
東京の星空は素晴らしいと思う。まああり得ないんですけど。

タモリさんはこの種の発言はたまにしている。
いつだったか忘れたけれど、タモリ倶楽部でのお城巡りの回で
「明治の人間ってバカだよなあ、お城みんな壊しちゃったんだから」と
言ってて激しく共感した覚えがある。
近代化・富国強兵という側面はあったかもしれないけど、日本のお城を
ことごとく壊してしまったというのはいかにも惜しい。
「これが当時のまま残ってればなあ」とお城に行くたびに本気で思います。
日本の城の石垣・白壁云々は防御と芸術が兼ね備えられていて美しい。

しかしブラタモリ終わっちゃいましたねえ。結局全部録画して見たなあ。
でも下手にレギュラー化してダラダラやるよりも、バシッと
余韻を残すぐらいに余裕を持って終わった方がよかったのかも。
民放じゃなかなか出来ない「惜しまれつつ終わっていく」という
やり方はさすがNHK！なのかもしれません。
NHKはあとは龍馬伝に全力を注いでくれれば十分です。

冒頭でのタモさんの言葉が良すぎて全然エレカシの事書いてないや。