エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシ、宮本浩次ファンブログ

2015年9月14日 宮本浩次、GROOVE LINE Zに出演(2015年初秋編)

9月14日オンエア分より。
以下、ピストン西沢さんは「ピ」、宮本浩次は「宮」で。


「Destiny」が流れる中。
ピ 来ましたー!ミヤモトヒロジ!(拍手)
宮 こんばんは、お久しぶりです。よろしくお願いします。
ピ うふふふふ、一ファンとして喜んでおります。
宮 本当にいつも、お招きありがとうございます。
ピ とんでもございません、とんでもございません。
宮 今日は東京の、えー景色も非常に晴れて。
ピ そうですよ、宮本浩次を祝うかのような、この街の明かりがお迎えしておりますよ。
宮 実はですね・・・、大丈夫ですかね?あの今、レコーディングばっかりやってるもんですから、表に出ないから、外の感じが・・・、まあ半分自慢に。
ピ わははははは!
宮 自慢みたいに。自慢?自慢にはならないですよね。外出ないって何の自慢にもならないですよね。ま、そのレコーディングで。
ピ 事情ですねそういう。
宮 外がキレイですねここ!改めて見ると。
ピ わははは(拍手)
宮 すみませんホント。ありがとうございます。
ピ レコーディングスタジオって何であんなに薄暗く・・・、地下ですか?スタジオ。
宮 地下じゃないんですけど、窓がないんですよ。
ピ ないですよね。
宮 要するに外の音を遮断するというか、密室なんですよねある意味で。
ピ そうですよね。精神状況もだいぶ追い詰められますよね、あれ?あそこで籠もって作業してると。
宮 あー・・・。
ピ だってスタジオの費用もかかるから、ディレクターとかイライラしてるし。
宮 あー。
ピ 横でメンバーが「ヒロジ早く終わんねーかな」って思ってるのも分かってくるし。
宮 あー!(段々納得していく様子)
ピ 歌詞がまとまんねーしペンが進まねーし。
宮 なるほど・・・。
ピ 時計だけが過ぎて深夜二時になるし。
宮 はい。ところがですね、我々今、レコーディングの時間が早いんです。
ピ はい。
宮 場合によっては午前中からやることとかもありまして。
ピ そんなロックなの?そんなロックになっちゃったの?
宮 そんであのなんて言うんですか、その日のうちに終わっちゃった方が気分がいいですね。
ピ おおっ、なんかずいぶん大人になりましたね。
宮 そうですね、本当に。49で。もう50も近くなってきたりとか。ただ身体にはそれもそっちの方がいいですね。
ピ へぇー。
宮 まあ、延びて(深夜)二時になっちゃった時もありますけど。
ピ 午前中から二時ですか(笑)
宮 細かく出来ちゃうんです、今はコンピューターでね。
ピ そうですね。でも直してる間待ってなきゃいけなじゃない。
宮 そうですねぇ。
ピ 「ここんとこさあ、試しでさ」なんて言うと。
宮 試しになっちゃうとキリがないんですよ(笑) (宮本、少年のような笑い声)。
ピ そうそうそう、試しが多いじゃない。で、言わなきゃいいのに誰か「試そうよ」って言うんでしょ。
宮 まあね。
ピ そうすると頭に来ちゃったりするんでしょ。
宮 えー、ああ、そうですね。
ピ わはは(拍手)、おもむろにコーヒーを飲みます。わははは。 
  今度の曲はエレカシの尖った部分として、凄いエッジが効いててそれっぽいと思いますよ。
宮 あ、どっち?全部ですか?
ピ うん。両方ともそう。
宮 あー・・・。
ピ 売るためのエレカシっていうか、コマーシャルリズムを大事にしたエレカシとオリジナルのエレカシの部分色々あると思うんですけど
  そういう中ではライブではっちゃけそうな曲。
宮 あー・・・。
ピ まあそういう感じがしますけどね。だってライブも今年結構力を入れてやるんでしょ?
宮 そうなんです。11月からツアーをやるんですけど、それ、あの何か四年半ぶりとなる・・・。
ピ ライブハウスツアー。
宮 そう、ツアーは去年やってたんですけど、まあホールのツアーをやりたくて、それを凄い久しぶりに。
  前あの身体の具合悪くなっちゃった時に、今はもう元気なんですけど、調子を悪くして、ホールのツアーをやろうと思ってるときに
  全部キャンセルしちゃった時があって、そういう意味じゃ凄く気合い入って、今回久しぶりにホールでコンサート出来るんで。
ピ なるほど。ライブハウスなんかもあるから、デカいところと小さいところ両方。
宮 そうですね。本数はちょっと少ないんですけど、でもびしっと良い感じで。
ピ どっちが好きなんですか?ライブハウスとホールと。
宮 うーん・・・。これまた難し・・・、あーうーんいやいや・・・。どうですか・・・でもホール・・・というのも良いですね。ホールいいですね。
ピ ホールいいですよね、人が多い方が燃えますもんね。興奮しますね。
宮 はい。ただですね、人は意外に、例えば渋公とかですと二千、正確には分からないですけど、二千人。
  で、Zeppとかだと三千人とかなんですよ。だからライブハウスの方が意外に多いですよね。ライブハウスも良い。
ピ なるほど、でもライブハウスっ言っても屋根裏じゃないもんね。
宮 そうですねー、屋根裏ありましたねー!
ピ 俺の頭だとライブハウスというと屋根裏とかロフトとか。
宮 あー、新宿ロフトね、ありましたね!
ピ そういう所から始まってるでしょ?
宮 いや、ああそうですね。渋谷の屋根裏は凄く憧れて、RCサクセションとか。デモテープ持ってって。
  渋谷の屋根裏持ってて、昼の部ってのに出して貰って、嬉しかったですねー!十代・・・。
ピ あ、二部構成。昼はまだ売れない人たちが出てて、レコ社の人たちが見てて。
宮 そうですね、三階が事務所みたいなところがあって、ビルごと今はなくなっちゃいましたけど。
ピ そういう時代からやってるんですもんねえ。
宮 そうですね、三十・・・。こないだいっつも毎回忘れちゃうんですけど、メンバーの・・・、いいんですか僕ばっかり話して?
ピ もう全然。
宮 すみません、メンバーを紹介するときに三十七年。ただ今、バンドの人って。
  僕らはまあ中学校からの仲間なんですけど、結構幼稚園とか小学校とかから、長くやってる人って、まあ大人になってからの仲間もいますけど
  割と長いロックバンドとかの仲間、ユニットって割と子供の頃からやってる人が多いですね。
ピ ああー。
宮 聞くと。
ピ そういうファミリー感覚っていうか、みんな学ラン着てた時代からの仲間でしょ、コピーバンドやって学祭から始まったみたいな。
宮 そうですね、まさしく。
ピ 他と一回やってみたいとか、そういうのもなく?
宮 あー・・・、やってみたいですね、しょっちゅう思ってましたね、やってみたいって。特に若いときは。
ピ なんかドラムドンダカする奴らとか、ベースをブカブカブカブカチョッパするやつとかとやってみたいとか。
宮 あー、いいっすね。
ピ なんかいろんなのを思うかもしれないけど、やってこなかったですね。
宮 そうですね、ほとんど・・・、全くやってないですね。
ピ ねえ、それもやっぱり珍しいと思うんですよ、エレファントカシマシっていう。
宮 いやーこれがまた、いいですか?話して。
ピ どうぞ!
宮 あのね、さっき僕ね、電話したんですよ、メンバーの石君、ギターの石君、石森さんって人が。中一時代の始業式に仲間になった人が。ギターの石君。 (注・俺が大笑い)
ピ うふふふ(拍手)
宮 この人が、電話したら声が響いているから、あんたどこに居るのって聞いたら、『ワタシハココデ』って中学校のノリで『ワタシハココデハナシテルンダヨ』って言いなさいって言ったら
  ちょっとちっちゃい声で『ワタシハココデハナシテルンダヨ』って。したらあのコンビニのトイレで電話出ちゃってて、コンビニのトイレで俺の電話出なくていいよって。
ピ わっはっはっは!
宮 というくらい、そういう中学校くらいの仲間とやってます。
ピ ほんっとですよね。
宮 三十七年。
ピ すごいですね、その刺激がないと音楽が作れないっていうのが普通の人の中で、こんだけ刺激がなさそうな環境の中でね、悪く言えば。よく言えばアットホームな。
宮 そうですね(笑)。
ピ よく作ってきましてるよね!本当にね。
宮 良い仲間もいますから、はい。それこそ蔦谷(好位置)さんとか、今回村山さんとかもそうなんですけど、本当に今は専門の頼もしい音楽仲間に手伝ってもらって
ピ 亀田誠治とか本当に。
宮 亀田さん、はい。
ピ 人気プロデューサーにアレンジャーとかそういう人を入れてなんかいろんな部分を探すっていうのは。
宮 頼もしいですよね。
ピ じゃあ早速紹介してもらうことにします。9月23日発売のニューシングルです。じゃあお願いします。
宮 はい、「愛すべき今日」、聴いて下さい。


「愛すべき今日」オンエア。


ピ エレファントカシマシで「愛すべき今日」、ライブでこの辺も大合唱な感じでしょうね。
宮 あー、いいですね、そうなったら。
ピ これですね、初回限定版には武道館新春ライブ2015、一日目二日目で演奏された、収録されていない曲10曲CDと、新曲三曲のMusicクリップが付属する豪華版になってますと。
宮 はい。
ピ というわけで、初回限定版、色々と豪華にアーティストが手をこんで作っていくんですけど、これはまた豪華版だぞということで。
宮 こないだマスタリングして、いい音で採れてました、はい。
ピ マスタリングとかも腕組みしながら目をつむって、最後聴いちゃったら「ちょっと一カ所」って始まっちゃうんですか?
宮 そうなんですよ、よく知ってますね(笑)。
ピ わははははは!絶対そうだと思う。 『うわー、ヒロジまた何か気がついちゃった、思いついちゃった』ってスタジオ中が走り出す。帰れないぜこれ。
宮 はっはっは。でも楽しいですよね、あれ。音のいいところって本当に音がいいですよね。
ピ 自分ちにはそういうステレオ環境はないんですか?
宮 僕はもうないですね。でもCDをよく聴くんで、小さいコンポは持ってますけど。
ピ クルマでは聴くんですか?
宮 あ、クルマの方が聴きますね確かに。よく。
ピ クルマの中にCD何入ってるんですか?
宮 CD・・・、今でもハードディスクみたいなのに勝手に録音されるんですね!CDって!
ピ あー、入っちゃうんですよね。
宮 そうなんですよ、一回かけると全部録音されちゃって。
ピ 試しに入れたやつとかね。
宮 そう、録音を解除する方法を知らないんで。
ピ わはははは。
宮 ドンドコドンドコ増えちゃって、おんなじ曲が一杯入っちゃったりして、こういう「愛すべき今日」とかも試しとかミックスのやつとか何種類も入っちゃって。 (注・そんな時こそ石君に電話を!)
  消し方わかんねえんだけど、みたいなのはありましけど。 
ピ 前一緒にサーキット行ったとき(http://ameblo.jp/piston2438/entry-10458227883.html)、ボンネット開けたらエレファントカシマシの古いビデオが20本ぐらい出て。
宮 わははははは。
ピ 掃除しないの!って。
宮 段ボールに入れて。
ピ そうそう、レコード会社から貰ったやつをそのまま入れてる感じだよね。すっごい入ってたんですけど、そんなことにはなってないですよね?今は。
宮 今はもう棚に入れて・・・、昔のビデオってみんなどうしてるんですかね?
ピ 見る機会あります?
宮 そうなんです、ビデオをどうしたらいいんですか?CDとかDVDとかにって変えられるんですかね? (注・そんな時には石君・・・)
ピ 出来ます出来ます、そういう機械売ってますけど。
宮 それを買えば・・・。
ピ 面倒くさいっすよね。
宮 中国語講座とかの貴重なビデオ、昔、中国語講座をやってたんですよ、NHKの。そのときのビデオが、凄い個人的なアレになっちゃって・・・。大丈夫ですかね。
ピ 大丈夫ですよ。
宮 それをこうDVDにしたくて・・・。すみません。
ピ わはははっはは!それはじゃ後の話ですね。
宮 そうですね、すみません。失礼しました。
ピ えー、東京近郊でライブに行こうかと思ったら初日がいいです。11月19日の木曜日、会場は豊洲PIT、エレファントカシマシ2015ツアーの初日です。
  さらにですね、26年連続開催の意地でやってる日比谷野音のライブ、スケジュールは9月27日、日曜日。開場が16時30分ということで。野音、26年ですか!
宮 そうなんです、26年連続でやってるんですよね。
ピ へぇー、26年前って平成27年・・・、平成の1年2年、すげー前っすね。
宮 そうですね、そう言われると確かに。
ピ すごい前ですね、そっからやってるやつ、今年もやるので是非とも見て下さいということで。アルバムはどうですか?今年は?
宮 ええ、もう出る、出すんですよ。それで今もう随分押しちゃってて・・・。
ピ (淡々と)ごねるからでしょ?
宮 そうなんです!最初、でも絶対今回は出そうになってきましたんで、ようやく!(思わず声が裏返る)もう三年半!
ピ 自分がコントロール出来ないですからね。
宮 いやーやっぱ一個のことをやる、年齢もあると思うんですけど、若干、一個一個しか出来なくなっちゃうんですね。
ピ ああー。
宮 一個一個やってって。レコード会社とかみんなに待って貰っちゃって、
ピ 今年中ってことでいいですか?
宮 今年中に絶対出ますよこれ。待って貰ったんで、是非皆さん。聴いて下さい。
ピ マスタリングの時とかにまた揉めないで下さいね。マスタリングでまた『いやーちょっと』って言い出したらまた来年になっちゃう。駄目ですよ我慢しないと。
宮 はい、はい。
ピ 大人になって我慢も覚えて下さい。
宮 はい。
ピ じゃー、エレファントカシマシ、今年はライブとアルバムと色々と期待できますが、まずはキューニーサンのニューシングルの「愛すべき今日」をよろしくお願いしますと。
宮 よろしくお願いします。
ピ カップリング一曲紹介して頂いて、それで終了になります。じゃお願いします。
宮 えーと、「めんどくせい」という曲です。
ピ はっは!ありがとうございました!
宮 ありがとうございました!


「めんどくせい」オンエア。

(これ、凄く格好いい!想像以上の圧倒的な素晴らしさ!これはホントに9月23日が楽しみです)。



2010年4月16日 宮本浩次GROOVE LINE Zに出演
http://orenomichi.hateblo.jp/entry/20100426/p1


2010年10月9日 宮本浩次GROOVE LINE Zに出演(秋編)
http://orenomichi.hateblo.jp/entry/20101009/p1


2011年11月8日 宮本浩次GROOVE LINE Zに出演(2011年秋編)
http://orenomichi.hateblo.jp/entry/20111108/p1


2012年4月24日 宮本浩次GROOVE LINE Zに出演(2012年春編)
http://orenomichi.hateblo.jp/entry/20120424/p1


2013年11月6日 宮本浩次GROOVE LINE Zに出演(2013年秋編)
http://orenomichi.hateblo.jp/entry/20131107/p1


2014年5月28日 宮本浩次GROOVE LINE Zに出演(2014年初夏編)
http://orenomichi.hateblo.jp/entry/2014/05/30/215700