いささか危ない記事タイトルですね。
3年前なら考えも出来なかった自由っぷり。「やりたいことは徹底的にやる」という宮本浩次の意思、小林武史さんの渾身のプロデュース力、櫻井和寿さんの歌唱力など、メンツの凄さと楽曲の完成度の高さ、そしてサプライズっぷりなど、一気に何重にも驚いています。
そしてセカンドアルバム「縦横無尽」の全楽曲リストも公表されました。
01. 光の世界
02. stranger
03. この道の先で
04. 浮世小路のblues
05. 十六夜(いざよい)の月
06. 春なのに(cover)
07. 東京協奏曲 / 宮本浩次 × 櫻井和寿 organized by ap bank
08. passion
09. sha・la・la・la
10. just do it
11. shining
12. rain -愛だけを信じて-
13. P.S. I love you
ライブ版「縦横無尽」のラストの新曲は『光の世界』のタイトルで、アルバムの先頭を飾っております。
よく分からないのが、WOWOWの欧州サッカーテーマソングが一旦は「愛だけを信じて」で発表。しかしその後タイトル改変で「この道の先で」(これも異例だと思う)。そしてリリースされた曲群を見ると「rain 愛だけを信じて」という曲もある。アルバムリリース前のドタバタなのか、大人の事情なのかいささか分かりません。この後アルバム発売に向けて、パブリシティラッシュが待っていると思いますが、こういった経過も明らかにされるのか、少し気になるところです。
- 一方でエレファントカシマシのライブを見返している。
「エレカシ不足」「ライブ不足」「コロナ禍」ということも相まってか、昔のぎゅうぎゅう詰めのライブハウスの映像を見返している、特に2006年のSHIBUYA-AXのライブ映像(M-ON TV!で生中継された)。
トミが病気でツアースケジュールもドタバタとなり、仕切り直しての「今をかきならせ」ツアーの最終日。またタイミングとしても「町を見下ろす丘」リリース後のため、それらの楽曲が多いのも良い。
完全な回顧厨なのですが、「サポートメンバーすらいない4人だなあ」「お客さんも密集しているな」。また宮本浩次もこれでもかというくらい『おじさん』と連呼している。『おじさんを乗せちゃっていいのかな?』『気持ちの悪い人はおじさんにいいなさい』『ありがとう、おじさんの冥土の土産になります』。
今までの記事でも何度も書いていますが、このライブはラストの『流れ星のやうな人生』が本当に良い。気持ちを込めに込めた歌唱に、それぞれに懸命な演奏をするメンバー。そしてラストのラストに宮本がトミを呼び、手を繋いで振り上げる、こんな格好いいおじさんがいるのだろうか。ライブから15年経っても色あせないどころか、(こういう状況もあってか)より輝いて見える。
またこんな熱気でおじさんたちとの熱狂を味わいたい。しかし恐らく今年はエレファントカシマシのライブはない(新春に期待、けれども宮本もツアーの合間で体力も心配になる)。
そして開催時期を見て驚いた。私もいつの間にかその「おじさん」と同じ年齢になってしまった。こんな格好いい大人には、とてもなりきれていない事実に驚いて、自問自答して、焦っている。
待望のニューアルバム『縦横無尽』と同時発売!
今回、本誌では、宮本浩次のソロ活動を総力特集。本人のロングインタビューを基軸に、音楽プロデューサーの小林武史をはじめ、谷中敦(東京スカパラダイスオーケストラ)、TKUMA(10‐FEET)、家入レオ、manaka (Little Glee Monster)などの関係性の深いミュージシャンや高橋一生、桐谷健太、リリー・フランキー、爆笑問題、加藤浩次などの方々に「宮本浩次というアーティストの魅力」を語ってもらうとともに、「別冊カドカワ」ならではの宮本浩次の「専門家によるアーティスト・プロファイリング」なども折り込み、立体的にその魅力を存分に感じられる「ソロとしての宮本浩次の現在」を詰め込んだ1冊となっている。
メンツが凄い!10月はプロモーション漬けなんでしょうね。