エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシ、宮本浩次ファンブログ

寒き日に暦を読む男

  • 「寒き夜」

非常に寒い日が続いています。一方光熱費は上がる一方で、こうなると注目されるのは火鉢、そんな訳ないか。使う場合は十分換気にご注意下さい(「火鉢するときは換気!」というのは宮本浩次から学んだ)。

呆然と「寒き夜」を何回か聞いていた。エピック時代のエレカシの面白さの一つに「宮本浩次と社会との距離感」というのが挙げられると思う。

寒き夜

寒き夜

寒き日 お前の町まで出掛け行く 寒き日 俺は人とすれちがう
駅の前で 暮れ行く町で 凍えそうな日よ 家路を急ぐ人たちよ
俺も帰ろう 遠回りして 家に帰ろう

もう一曲挙げるなら、これまた好きな「上野の山」。

上野の山

上野の山

天気は上々散歩にと 上野の山を訪のうた 上野の桜は八分咲 そこらでみんな大さわぎ
花見なんぞのどこがいい 笑い顔さえひきつった
(中略)
花など見たくはないんだけれど 何やら少しさわぎたく
俺も花見に入れてくれ 俺も花見に入れてくれ
森の向こうは黒々と 夕日に浮かんだ五重塔

この「化ケモノ青年」は基本的に街並み、社会が、人々の営みといったものが好きで、でもそこに交わることに躊躇、恥じらいが相当ある。けれど出来うるならばそこに参加したい。その社会との絶妙な距離感をこの2曲だけでも感じることが出来ると思う。「上野の山」なんて冒頭で花見で賑わう人を嘲笑しているのに、『俺も花見に入れてくれ』、この転調っぷり。宮本浩次の『精神荒くれの十代 孤独と懊悩 二十代』(「真夏の革命」より)はまだまだ魅力があると思う。宮本浩次ソロの「Do you remember?」冒頭の歌詞でもそれは感じた。それら若い日の思いが特に凝縮されるのが日比谷野音だったりもするのかなとも思います。



  • チケット一発勝負

先週中頃にイープラスに問い合わせをしました。「私のアカウントには異常はないのでしょうか」から「エレファントカシマシ『PAO』先行予約について」まで、答えられるようなことから答えられないだろうことまでのいくつかを箇条書きにして送信。が、今時点で返事は来ない。アカウント云々には返事が来て、その他は「お答えできません」「公平に抽選を実施しております」等と来ると思ったけれど、そもそも返信が来なかった。
一方でイープラスのプレオーダーの締め切りは迫っている。迷っている時間が無くなってきた。チケットを巡るサイトをぽつぽつと見ていると(ジャニーズ事務所のチケット抽選の激烈さを今回改めて知った)、「第一希望のみ入れて、第二希望以降は入れない」と抽選確率が上がるという参考記事があった。じゃあ今回は一発勝負、『第一希望のみ1枚』で入れてみようか。そうすると、自然とどこに入れるかも慎重さを増す。カレンダーを見ながら考える。

横浜アリーナ
3月11日(土)、3月12日(日)
有明アリーナ
3月18日(土)、3月19日(日)、3月21日(火・祝)

首都圏のみに限ると、この5公演(名古屋も大阪も行きたいけれど、まずは本当に1枚、1公演なんですよ)。じゃあこの公演の中で「人気が無く、当てやすい公演」はどれか。横浜アリーナの最大収容人数は17,000人、有明アリーナの最大収容人数は15,000人(ただ今回の公演にこの人数が当てはまるか分からないし、コロナで多少の制限もあるだろう)。そして一般的に考えれば、ツアー初日(3月11日)は行きたい(俺も凄く行きたい)。逆に遠方から来る人に取っては日曜日は避けたいだろう。悩むのが有明アリーナ3月21日公演、祝日で翌日は平日だけど、「首都圏5公演ラスト」ということである程度の人気は出そうだ。
横浜アリーナ3月12日か、有明アリーナ3月19日か、2つに絞って、さらに1つに絞るとしようか。
理論的かつ冷静に考えれば、PAO先行予約→イープラス最速予約も終わっており、仮に当たっても「良くない席」というのは分かっているけれど、この抽選も当たる気がしない弱気っぷり。もう数日悩む日が続きそうです。


yaon100.com
ずいぶん豪華なサイトも立ち上がっていた。「単独アーティストによる最多公演」としてエレファントカシマシも挙がりそうだけれども、そして蔦谷好位置さんが委員に入ったからといってエレカシに何かが起きるわけでは無いけれども、しかし何かが起こるような気がする。日比谷野音の改修工事はこれからも情報を追っかけていきたい。

先日、仕事の移動中に京浜東北線に乗っていて、モニター広告に日本ガイシさんの広告が出ている。「日本ガイシ・・・、何かで聞いた気がする、いや間違いなく見た会社だ。見積もり依頼か、企画案件か」頭はグルグル数十秒。浮かばない、「ああそうか、エレカシのツアーの名古屋会場だ」。恐ろしや仕事脳、これが休日に電車に乗っていたならすぐ分かったと思う。もう寝ても覚めても仕事のことを考えている・・・。
一方でネーミングライツというのも面白いですね、会場と知名度がリンクするというか。渋谷公会堂だって俺にとっては未だに『渋谷C.C.Lemonホール』ですもん(その時期にエレカシライブによく行っていた)。今は『LINE CUBE SHIBUYA』、時代だ。一方でそのWikipediaを見ていると・・・。

改装後の運営は5団体の公募の中から2019年2月1日から当時区内に本社を置いていた芸能事務所アミューズを中心として、LINE株式会社、渋谷公会堂時代の指定管理者であるパシフィックアートセンターからなる団体「渋谷公会堂プロジェクトチーム」が指定管理者となる。ネーミングライツは新しくLINEが取得し(2019年6月1日から2029年3月31日まで、年額1億2000万円・税別)、新しい名称は「LINE CUBE SHIBUYA」と決定。10月13日にリニューアルオープン、こけら落としには、アミューズに所属するPerfumeの公演が行われた。

これはエレカシもやる可能性があるのか、いや収容人数2,000人て、今のエレカシではチケット絶対に当たらないではないか(結局その話題に戻ってしまう)。


  • やってきてしまったパーティ

昔からパーティの類いは大嫌いで、つまらなくて長い挨拶、訳の分からないマナー、お世辞の言い合いと楽しい思い出が無い。それで正直コロナ禍でそういったモノが皆無に近かったので「こういう『さよならパーティー』な時代になるんだろうな」と思っていたら、先日そんなパーティに数年ぶりに遭遇してしまった。中締めの挨拶なんて15分ぐらいあったと思う。またコロナ禍でそういった「パーティ耐性」を失っていたこともあり、よりぐったりと疲れてしまった。当然帰り道は「さよならパーティー」を大きいボリュームで流した。

もう抜けようぜ、こんなパーティー。ドーンと行こうぜ、エレファントカシマシのツアー。