エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシ、宮本浩次ファンブログ

宮本浩次、7月24日 シングルCD「昇る太陽」発売。

しかしエレカシファンの9割は「昇れる太陽」と混同した説(笑)。受動態と能動態の違いですか?そこはよく分かりません。
宮本もライブで「昇れる太陽、昇る太陽・・・。エレファントカシマシのアルバムが『昇れる太陽』で、私のシングルが『昇る太陽』ですね」と再解説しそう。

2019年7月24日(水)発売
収録曲
1.昇る太陽
2.解き放て、我らが新時代
3.going my way
4.昇る太陽(Instrumental)
5.解き放て、我らが新時代(Instrumental)
6.going my way(Instrumental)
初回限定盤(CD+DVD) UMCK-7018 ¥1,800+税
※スリーブケース仕様
※DVD収録内容:「昇る太陽」Music Video

タイアップの「冬の花」は配信で終わっており、今の時代にCDで出すということは、「どうだ!」という意気込みを感じることが出来ます。他は二曲ともタイアップ曲であり、「登る太陽」もそういう展開があるのか、はたまた「曲のインパクトで勝負」なのか。ビデオも「冬の花」は狂気で満ちあふれており、今でもたまに見返してしまう。その威力を超えることが出来るのか。本当に年内にアルバム出しそうな勢いですね。

書くタイミングを逃したので書かなかったのですが、昨秋ぐらいに山崎豊子さんの「沈まぬ太陽」のWOWOWドラマバージョンをNetflixで見ていて、まあ嵌まってたんですよ。50分一話が25話分あって、ボリュームも凄いし配役も凄い。いろんな意味でテレビドラマでも映画でも出来ない作品に仕上がってて、割と一気に見て、たまに二度見もしてたんですが、よく「沈まぬ太陽」と「昇れる太陽」のタイトルがごっちゃになってたんですが、今回のシングルでさらにごちゃごちゃになりそうです。ただ沈まないって意味では一緒ですよね(無理があるか)。

rockinon.com
ソロで「友達がいるのさ」やったんですね。これは見たかった・・・。このセットリストを見た後にシングルCD発売の報に接したので、「ライブ音源出ないかな」とも思っていたのですが、今のところないですね。しかしいいセットリストだ。

  • 町を歩きながらの「町を見下ろす丘」

最近は運動不足と気分転換を兼ねてまたウォーキングをしているのですが、「じゃあ何を聞きながら歩こうか」となると自然と「町を見下ろす丘」になる。相変わらずそこらの石碑や、最近は水路や下水道にも興味を持ちだして、時間があればその歴史を調べたりもしている(もっと時間があれば役所に行って聞きたいぐらい)。まあそれはいいんですが、そこで「町を見下ろす丘」を脳が欲するのはやはり同アルバムが宮本が赤羽やもっと言うと「武蔵野」を歩きながら作ったという波動が伝わっているんだと思う。そう考えると「繋がってる感」が出てきてしみじみ嬉しい。
また「RAINBOW」からだと「雨の日も風の日も」と「歩いてゆく」が堪らない。宮本はどんな風景を見ながらこの曲を作ったのだろうか・・・。たまにそんなことを考えつつまた歩いています。

と言いつつ新幹線の話。新幹線に乗ると頭が整理される、パソコンで言うところのデフラグ的な効果があるんじゃないかとも思っています。「この計画はこうすればいいのか」「こう話を進めればうまくいくんじゃないか、こうしよう」的なアイデアは最近新幹線でよく思いつく。会社の机で考えていても答えが出ないことが新幹線だとスッと出たりするのは、目の前の光景がめまぐるしくかわり、けれども適度な快適性もあり、それで新幹線だと携帯電話も通話が出来ないので、プチ断捨離が出来るからかなと勝手に考えています。またこれが車の運転だと、運転にある程度集中しないといけないので、ボーッと物事を考えたりというのは難しい。そういう意味では新幹線というのは色々な環境が整っているかもしれません。またこういう効果を学術的に言うと「デフォルト・モード・ネットワーク」と呼んだりするらしいですね。まあ環境は常に変えないと。

宮本浩次、激動を経ての53歳。

今日、誕生日なわけですが、ここ一年を振り返っても、本当に驚かされることが多かった。思えば昨秋の椎名林檎さんやスカパラさんとのコラボは序説に過ぎなかった感があります。

ソロでの紅白歌合戦出場、ま、ましてや今年に入ってからはInstagram開設という予定外すぎる展開を見せ(ただ、Instagramは更新頻度が落ちているようで早くも飽きてるんじゃないかと思ってます)、事務所の移籍、高橋一生さんのプロデュース。

思えば「風と共に」でも『行き先は自由 胸には勇気を抱きしめて 行こう チケットなんかいらない 行き先は自由』とまで歌っていたのは前兆あるいは強い希望と感じるべきで、しかし52歳である意味バンドも安定してきているのに、ここまで自由に振り切るとは思っても見なかった。

本日、ソロライブを迎え、ただエレカシの日比谷野音も近づいている今、宮本浩次は何を想っているんだろうか(いっつもこんなことを考えています)。どこへ向かって「散歩中」はどこまでなのだろうか。

一方で「行き先が見えない」「安住しない」というのはエレファントカシマシ宮本浩次の最大の魅力でもある。52歳でのこの決断、Instagramという新しいものへのチャレンジ。新曲出し続けたり、ソロとライブ活動を並行するという自由かつアクティブさ。同年代の日本を生きる男として、「俺だったらここまで自由に出来るだろうか?」といつも思ってしまうのだ。またこの男はその先できちんと結果を出すんですよ。ライブパフォーマンス然り楽曲然りですけれど、最近はその影響力が日増しに強まっている感すらあります。
年齢を経ての経験さ、円熟さもプラスされている感があると思います。例えば「冬の花」。

『いずれ花と散る わたしの生命』 『わたしという名の物語は最終章』 『悲しくって泣いてるわけじゃない 生きてるから涙が出るの』

特に最後のフレーズは、最初はなんてことなかった歌詞なのですが、聞き込むうちに「ああ、そういうことなのか」と深さを知ってきて、今ではそのフレーズを聴くためだけに「冬の花」を再生してたりもする。これもこの年になって、様々なことを経験して、決意したからこそ書ける歌詞だと思います。


宮本浩次の生き方を見ても、とても追いつける気はしないけれど、せめて背中を見続けて、追いかけて行きたい。心からそう思います。

改めて誕生日おめでとうございます!身体には気をつけて、今年も自分を、音楽を、あらゆるモノを解き放って、いいパフォーマンスを見せて下さい。

宮本浩次、6月12日に初ソロライブ開催

PAOでは少し前からお知らせされていましたが、漸く一般情報解禁です。

これはどこまでいっても推測でしかないのですが、エレカシ日比谷野音の倍率が非常に高かった。それでチケット受付期間にソロライブ開催決定、どうせなら宮本の誕生日、エレカシ日本武道館ライブ作品発売日にやってみようか、という流れなのかな、とも思えます。PAO自ら「タイトなスケジュールになりますが」と述べていますし。

冬の花」ほか数曲は『宮本浩次』の曲はありますが、ライブとなると何を歌うのか、エレカシの曲も入るのか、スペシャルゲストもあるのか(石君に期待してしまう)。楽しみは尽きませんが、俺は行けなさそうな・・・。
色々エレカシ絡みのに行けなくて、そこに結構落ち込んで(?)います。カッコいいオッサンたちに一向に会えない。

  • 椎名林檎さん「SONGS」にインタビュー出演。

6月1日放送分に出演、以下要約。去年の紅白の模様も流れたあとで。

「私がどうしても自由な歌い方をすると、『ここは宮本さんこうです』と最終的には音符と専門用語じゃ伝わらないってことで、歌詞の横に記号をつけて渡してくれました」。「母性とかいろんなものがちゃんと統一されて、昔ははっちゃかめっちゃかで、俺も人のことは言えないんだけど、凄く優しさと女らしさと、歌うってことを大切にされている、一致している、そんな印象を受けています。生きてるってことと一致している」。

『はっちゃかめっちゃか』って表現がなんとも宮本ぽい。再放送は6月7日(金)深夜25:10~25:40とのことです。

ナインティナイン岡村隆史オールナイトニッポン、5月2日放送回に中居正広さんがゲスト登場。連休中だったのでナマで聞けて、面白かったからradikoのタイムフリーで聞き直しと録音をして、未だに結構聞いている。バラエティに本気な二人(ジャニーズのアイドルに「バラエティに本気」というのもおかしいですが)、めちゃイケSMAP×SMAPという大きな仕事を終えた男達が話す内容が示唆に富んでいた。

中居正広「25~6年前に描いてた自分になってるんだろうかね?50歳の前の自分とか・・・」「アイドルって不思議ね。不思議な力を持ってると思わないですか?圧倒的な歌唱力があるわけでもない、芝居力があるわけでもない。プロのミュージシャンがいて、プロの俳優さんがいて、技術的なものがあるわけでもないのに」。
岡村隆史「時代に選ばれるんじゃない?そこで選ばれたからには頑張っていくしかない。俺たちなんかいい時代に流れて、ここまでやってこられたかもしれない」。


中居正広「今、テレビじゃ無くてネットとか、表現する場が増えてるから、『普通さあ』とか『一般的に言うと』という表現を止めるようにしました。10歳ぐらい違うと、今まで使っていた物差しが長さも太さも違って通用しなくなる。物差しを柔軟にしなやかに使わないといけないと思いますね。僕が若い頃に年上の人に『俺らの時代はさ』とか言われてたのとはちょっと違ってきていると思う。しなやかにいないといけないかなと思う」。

バラエティのラジオなのでくだらないことも沢山話しているけれど、非常に二人はクレバーかつストイックで、自分たちを、さらには今の時代を客観的に見て、見据えている。やはり長期間に渡ってトップを張っている人間は知力と努力と熱意を兼ね備えていて、それは勿論エレファントカシマシにも通じるものがあると思う。

男たちの真剣面白話はいつも刺激的かつ本当に示唆に富んでいる。生きている世界は違えど、同じ日本に生きている男から何を学び取るか。最近そんなことを考えています。