エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシ、宮本浩次ファンブログ

「悪魔のささやき」ツアーが終わる気がしない

というより「終わって欲しくない」という身勝手な願望が強いだけです。


個人的に今回のツアーは今までのどのツアーよりも感慨深かった。
まあ色々なことが起きて、延期や会場変更になりつつも4月から
二ヶ月以上、北は札幌から南は鹿児島まで25都市27公演やってくれて
テンションの上がり下がりや演奏の出来不出来、4人から6人のライブまで
もう色んなパターンの今現在のエレファントカシマシのリアルな姿を見せて貰った。


そしてブートレッグサイトでのダイジェスト映像公開。
凄く作業が早く、ライブの翌日の夕方にはアップされていて、参加してない、出来ない地方の
模様もYouTubeでHD画質ですぐ見られて、勿論会場の熱狂そのものは体感することは
難しいけれど、会場の様子、メンバーの動きだったり、お客さんのリアクションだったりを
毎日のようにチェック出来るのは凄く嬉しかった。
例えば遠い距離のライブでも「今日ライブってことは明日の夕方には映像アップされるかな」と
思うだけでワクワクしたり、それがまあ大げさに言うと一日の糧になったり。


極めつけは仙台のUstream中継。
未だに「あれタダでよかったんだろうか?」と思ってしまうほどの(笑)高画質、高音質。
スカパー!での生中継とも違う(良い意味での)変な一体感があって、面白かった。
冷静に見返しても完成度の高いライブだったので、DVDになればいいですね。


この二つは僕がエレカシファンになってから最大級のファンサービスです。


「ツアーへの見方」というのも随分変わりました。
東京にずっと住んでる自分自身の悪癖で、東京だとエレカシのライブが多くて
参戦への敷居が割と低いと思うんです。それでツアーって言っても凄く悪く言うと
頭の中でどこか「ライブの複数形」「ライブを数多くやる」みたいな印象があったんですが
水戸ライトハウスでライブ後の荷物搬出作業を見ていると、(ものすごく当たり前なんですが)
ツアーというのはメンバーは勿論、スタッフの方々も、楽器も日本中を駆け回って
土地土地のライブ会場で土地土地のお客さんを迎え、宮本も土地土地のサ店へ行き(笑)
そして土地土地の盛り上がりを見せるという「ツアーの醍醐味」みたいなのを
今更ながら分かった気がします。率直に言うと「ツアーって面白いじゃん!!」です。


で、その楽しいツアーもラストのJCBホールでの二公演で終わってしまうわけで
来週になると祭りのあとのような寂しさが襲ってきそうですね。
またこれが終わると野音日程発表やらDVDやらで盛り上がると思うんですが
少しの間はメンバーの皆さんも休んで貰いたいと勝手に思っています。
(しかしメンバーは今年はいつにも増して男稼業フル稼働だ)。


宮本はよく「勝利」「勝とうぜ!」「人生において未だ勝利も敗北もなく」と口にしますが
今回のこの困難なツアーをやってのけただけでも、十分に「勝利」なんじゃないかと思います。
45歳にしてこのパワーとエネルギーは正直凄い。若すぎる。どうすればこんな男になれるんだろう。


「終わりよければ全て良し」じゃないですけれど、ラスト2ライブも素晴らしい
パフォーマンスを見せて、「エレファントカシマシここにあり」というのを東京の
ど真ん中で発揮して欲しいです。いやいや、きちんと見せてくれるはずだ。



いつもの記事もそうなんですが、今回の記事はより個人的感情というか、色々あっての
ツアーラストということで、勝手に感慨深くなっております。ご寛恕下さい。