エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシ、宮本浩次ファンブログ

エレファントカシマシ 2006年6月27日 SHIBUYA-AX(誌上再現)

エレファントカシマシが不足している(もっとも先日の武道館は自分の100%ミスなのだけれど)、それでこれまで度々書いている2006年の「今をかきならせ」ツアーファイナル(厳密には一週間後に大阪でライブをしていますが)、SHIBUYA-AXでのライブの模様が当時M-ON!TVで生中継され、DVDにも保存していて度々見ている(ライブ会場にも行っていました)。
懐古厨め、等々何と言われてもかまわない、このライブは非常に印象深く、セットリストも秀逸、サポートメンバーもおらず4人、そしてラストのラストが感動的なので、書き起こしをしてみたいと思います。

ブログでの公開を「誌上再現」と呼んで良いのか、また「こんなの読んだところで映像見られねえじゃねえか」とも言われそうですが、日々のエレカシ不足に耐えられず書き出しています。
15年前の映像を見ながら、そしてもちろん2022年からの目線なので、当時とのギャップはあると思いますが、「ああ、またこんな熱気を味わいたいな」というのが根底にありますので、よければお付き合いください。
(本当はどこか広い会場借りて上映会でもやりたいのですが、それはいろんな意味で出来やしないので)。



今はなきSHIBUYA-AX、昔のガラケーの写真フォルダを見ると、この日のライブには大杉漣さんからのお祝いの花も上がっていた。この時期は大杉さんご本人もよくいらしていた。

メンバー4人登場。宮本、石君、成ちゃんは黒ずくめの服装、トミが深紅のTシャツ。石君はシンプルな坊主姿、成ちゃんは当時はハットは被っていなかった。
宮本と石君がアイコンタクトの上、ギターイントロ開始。
M1 地元のダンナ
CDに較べるとややスローなテンポか。これは演出なのかは分かりませんが、時折フラッシュ状の白色ライトがステージを照らす。
宮本も耳の病気を発症する前なので、イヤモニもしておらず、モニターが前方に設置されている。男椅子もフル稼働。途中「ギター!」と石君を紹介し、石君はステージ前方まで出てノリノリでギターを弾いている。もう身体がのけ反っちゃって、腰痛になりそうだ。
ラストは宮本が「やれ、立て、立ち上がれ!行け!」と煽り立て、4人でのリズムを整え直す。『地元のおばさん!はじまるせ!』。「地元のダンナ」はいろんなパターン、『地元のおっかさん』『地元のこども』etcが出てくるので好きだ。宮本の脳内には商店街や町並みが浮かんでいるのだろう。

M2 悲しみの果て
ここでも宮本は「石君!」と声がけ、石君はステージ前方に。カメラもあるからだろうか石君はアクションが大きい。
この日のライブは、通常の中継用ENGカメラに加え、トミの前方にリモートカメラがあり、時折そこからステージの模様も映される。前の宮本作業場ライブでも感じたけれど、この時から較べるとリモートカメラも非常に進化していると思う。

M3 so many people
冒頭の「よろこびを」と宮本がつぶやくと、会場から歓声。この曲を聴くとエレカシのライブに来た、という実感が沸く(そしてこれを聞いたら不思議とコール アンド レスポンスもセットで聞きたくなる)。当時はもちろんマスクなぞしてる人はいなく(中にはいるかもしれませんが)歓声も上げ放題、密集集団。俺はこのライブの時はどこら辺で見ていたのだろう、完全に忘れてしまった。

曲後、宮本は「今日は集まってくれてありがとう!どんどん行くぜ!任せとけ!」。宮本はギターを外し、石君にギターを任せ、手拍子。

M4 デーデ
この曲も、聞くとエレカシのライブに来た!と感じる曲ですね。
成ちゃんが一心不乱にベースを弾いていて、その模様がアップになる。ロン毛の茶髪ですよ。俺がファンになりたての2003年ごろ、宮本は成ちゃんを紹介するときに「泊まってるホテルの部屋の浴室で髪を染めてました」と言っていた、いや先生と成ちゃん、それはやってはいけないことで、言ってもいけないことですよ(笑)。
今見返して、メンバーの外見だけで言えば、宮本もそうだけれどトミが一番変わらない気がする。石君はもうコメント不能です。

M5 甘き絶望
さすが「町を見下ろす丘」リリース直後のツアー。激シブ、宮本もこの頃は通常よりさらに色々なところで旧字体を使っていた印象がある。ラストに「屈すれば通ず」とつぶやく。


「みなさんごめんなさい、総合司会だから説明すると、3月4月にツアーを予定していたんだけれど、トミの病気というか、頭が痛いということがあり(注、トミが硬膜下血腫になり、ツアーも延期された)。入院とかしたりして、僕らも体重が3kgぐらい太っちゃったりして(注、増えたんですか)、妙な目つきになっちゃったりして。でもこの通りトミは絶好調だぜ!みなさんトミとエレファントカシマシを応援してくれてありがとう!言わせてくれよこれだけはよ。・・・解散の前に」。最後に明らかな照れ隠しが入り、会場は歓声と笑い。

M6 男は行く
これが圧巻も圧巻。モニターに乗っかっての咆吼、「全員耳かっぽじって聞け!俺の歌を聴け!!」「怠けてると終わっちまうぞ、今すぐ立ち上がれ、男よ」と宮本。時に白目を剥いている。こういう独善的自己的ロックがエレファントカシマシの魅力だ。

M7 理想の朝
「男はゆく」から流れるようなスムーズさでスタート。フラッシュライトがまた光り始める。映像を見返すと気がつくのですが、石君と成ちゃんがコーラス入れてるんですね。宮本はさらにモニターに乗っかり「生きている今こそ立ち上がれ!」、そしてタンバリンを取り出す。ステージ袖で見切れる丹下さん。見てるだけでもいろいろなものが蘇ってくる。

「やっぱよ、恥ずかしい言い方だけれど、コンサートというのは皆さんと作り上げるということを感じましたよ、本当に。いいかい?用意はいいかい?」

M8 すまねえ魂
途中、白をバックに宮本の横顔シルエットが映し出されて、それがなんとも幻想的かつ格好いい。当時の宮本は誕生日を二週間ばかり経てちょうど40歳。男の渋さがにじみ出てきていると思います(なお本人はこのライブで自らを何度も「おじさん」と言っている、多分当時宮本やメンバーの中で流行していた言葉だと思います)。
「探している、なんだろう、お金かな、女かな」と宮本。

曲後、「博物館タイプだから。団地育ちだし、よくわかんねえんだよ、木の名前とか」。聞いてる方はさっぱり分からないが、宮本としては「すまねえ魂」と繋がっていて、歌いながら様々なことを考えているんだと思う。そういうボソッとしたMCから意外と深い内面に突き刺さることがあるからエレファントカシマシのライブは面白い。

「今日は古い曲やりたくて、渋いんだけど、いいかな、やろうかな」。当然の大歓声。「自分で聞いていても頭が痛くなっちゃって」。

M9 おまえはどこだ
「なかなか素直に生きていくってのは難しい、年齢によって素直ってのも異なるしね、17歳ぐらいだと素直の意味がわからなかったりするし。一生懸命生きていくしかないね」。
M10 ああ流浪の民
エピック時代から最新アルバムまで縦横無尽ですが、渋い曲が多い。この時期は特にバンドサウンド、4人への、ひいては赤羽への回帰というのがキーにあったのかもしれません。
曲間に宮本は「習字ができない。読めない漢字がいっぱいある。コンクリートばっかりで何にも分からなかったよ子供の頃。素直に生きたかった」と叫ぶ。ハタから見ると意味不明脈絡なしの台詞でしょうが、本人は遠い過去が瞬間的に出ているのかな、と。またライブ会場ではあやふやなセリフも中継・録画を振り返れば(少なくとも言葉上は)はっきり分かるから面白い。個人的に好きな『曲中セリフ』です。

M11 人生の午後に
「町を見下ろす丘」、またこのツアーでは年老いたことを散々自称、自嘲していて、この曲もその一環に聞こえる。ただ別に悲観している訳ではなく、その先の希望も見いだしていて、両睨み、狭間な感覚があります。

M12 シグナル
このギターイントロ聞くだけで胸が締め付けられそうでね。諸手を挙げての良い曲。メロディラインも綺麗だし、なにより歌詞が秀逸。本当に宮本浩次でしか書けない歌詞に満ち満ちていると思う。今でも帰り道、朝、いろんな局面でこの曲には励まされ、泣かされ、考えさせられている。
宮本浩次が耳の病気を発症し、その後の復活野音4ライブ全てで「シグナル」を披露したことに非常に大きな意味があると思う。本当にエレファントカシマシにとって金字塔となる曲だと考えています。
他の曲よりも歌詞が文学的なせいか、宮本はライブで間違えがちなのですが、このライブではそんなこともなく、想いも情熱も老いも経験も込めて歌っている。本当に素敵な時間で、後述の「男は行く」「流れ星のやうな人生」と並んでこのライブで印象的。

間を置かず流れるように。
M13 今をかきならせ
一気にアップテンポ。ライトも真っ赤に、お客さんも大興奮(ものすごい「密」状態)、「ダサい?ダサくないやつがこの世の中にいるなら見せてくれよ。恥ずかしがらなくてもいい、俺を見てみろよ!」「ギター!かき鳴らしてくれ」で石君はステージ前方へ。宮本もモニター乗っかっての「今をかきならしてくれ!」。
宮本、ミニジャンプしてのエンド。そして水を飲み「何でもかまわないって言っても泥棒とかはやめた方がいいよ。そういう意味じゃないから」。このセリフが大好きで(笑)、さっきまで興奮絶頂にあった男が急に『泥棒』という俗語を使ってコメント。曲中も曲後も宮本の濃度満載ですよね。

「エブリバディ、もうほら、さっきまでと顔が違うぜ。不満かい?大丈夫、俺たちがなんとかしてやるよ(言っておいて宮本も苦笑い)、つまりよ、不満、いいじゃねえか。そうさ、たゆまずに、おそれずに、たゆまずに、おそれずに」
M14 I don't know たゆまずに
どこまでも伸びるようなメロディと歌詞、個人的には石君のギターが素晴らしい。途中一瞬歌詞が飛んだのが非常に惜しい。
この曲で「たゆまずに」というフレーズが気に入ってしまって、今でも頭の中で「たゆんじゃいけないよな、エレカシが証明している」と思う。つまり「たゆまずに」と叫んでいる男が、この前の時期も栄光を掴んでいて、まあ後にはさらに栄光を掴むんですよね。そんな実体験を経ている男が「たゆまずに行こうぜ」と言っているんだから信じない訳にはいかない。この時期に宮本はインタビューなので「パン屋さんが毎日パンを焼くように、バレエダンサーが毎日柔軟体操するように」という喩えをしていましたが、こけの一念だとしてもたゆまずに行けば岩をも通すのではないかと、今でも自分がだれそうになったらこの曲を聞き返しています。

宮本「OK、でもさあ。俺なんか子供の頃きっとヒーローになるもんだと思っていた。男はみんなそうだよ、聞いてごらん、彼氏にも」。
M15 なぜだか、俺は禱ってゐた。
序盤の高音部分からキレッキレ。トミのドラムにも情緒を感じる(またタイミングも完璧だと思う)。ギターを持たない宮本はマイクスタンドごと持ち上げて歌う。『愛しき日々よ、日々よ』。『素直に今を、素直に』。繰り返されるフレーズ。間奏では「かっこよく、素直に、心のままに」。お客さんも曲終了まで歓声があがらず「思わず見入ってしまう」ということはこういうことを言うんだと思う。本当に秀逸、メンバーは何百、何千回練習したのだろうか。

「今日乗ってますね、どんどん行ってくれ、石君応援してやってくれ」、宮本はギターを持ち始める。

M16 はじまりは今
序盤「はじまりは今 僕らの目の前にある・・・、抑えられないから止めた~」そして仕切り直して「はじまりは今」。こちらからするといささか『唐突な』選曲だろうけれど、宮本の中ではきちんとしたストーリー、理由付けがあってのセレクトなのだろう。引き続きトミがキレキレの気迫溢れるドラム。

M17 ガストロンジャー
一気に真っ赤に燃え上がるライトにプラスして白色のフラッシュライト。トミの前にある、お客さんに向かってるカメラアングルではお客さんも口開けて一緒に絶叫してるんですよ、懐かしい、かつここ2年は見ていない光景だ。
「俺はこの通り職業はロックミュージシャンであり、40の男であり」元気すぎますよ先生。「だから胸をはってさ」で成ちゃんと石君、トミにそれぞれ闘魂注入。

曲後メンバー紹介。「AXにお集まりのみなさん、どうもありがとう」宮本は自身を忘れる。

M18 ファイティングマン
途中からずっとモニターに乗っかりながら煽り立て、がなり立てる宮本。「毎日を大切に」今日はつぶさに出る台詞が全てカッコよい。ラストは左右に出て、ミニジャンプしてのエンド。サッとメンバー退出。


宮本、白シャツに着替えて登場。左右の前方に出て投げキッス。「おじさんを乗せちゃっていいのか?もうちょっとやろうかエブリバディ、本当にどうもありがとう。冥土のお土産になります」。タイミングを計る4人。
・・・一瞬は「武蔵野」のイントロも、宮本はトミに声をかけ、ギターを下ろし、「聞いてくれ、古い曲です」。さらにトミに合図。
en1 ゴクロウサン
曲間にお客さんを手拍子で、石君も煽り立てる宮本。煽られたいですね(もはや願望)、一気呵成で歌い上げる。

「エブリバディ、渋い歌なんだけど聞いてください」。「ちょうど、つい・・・、今のは鼻水ではないですよ。汗が入り込んじゃって。別に鼻水でもいいけど、誤解されるのは恥ずかしいじゃん。鼻水だと思って飛ばしてるならいいけど、鼻水じゃないのに鼻水だと思われるのは恥ずかしい。まあちょっと神経質なんだけど」、渋いライブの終盤にやたら『鼻水』を連呼する宮本、好きだ。
en2 雨の日に...
イントロ時に「散歩の歌です」。淡々と丁寧に歌うも途中ボーカルとバンドのリズムが狂う。その後自己修正。石君は白目剥いて文字通り必死のギタープレイ。対照的に宮本は目を瞑った、あるいは伏し目がちで歌う、宮本浩次何を思う。
未だに歩いていると(特に雨なんかが降った日には)これを聞く、あるいは思い出してしまう。宮本浩次も本当にあちこちを歩きながら考えて作った(とても常習的に車に乗ってる人には作れないリズムだと思う)。

「恥ずかしがるな、ウソをつくなよ」「そう、俺たちはいつか輝くために生きているんだよ、そうだよな、そんな歌です、聞いてください」。
en3 今宵の月のように
宮本が淡々と歌い、それに聞き入っているせいなのか、お客さんは手も歓声も上げずに聞いている。本当にこの日は高音も低音もよく出ている。結果的にツアーが延期になって、宮本の声が温存された面もあるのかもしれません。
ラストに「輝くんだよ、絶対にな。頼むぜ」。こう言われてしまってはいつの日か輝くしかあるまい。

「渋いけどこれで終わっちゃお」
en4 武蔵野
さっきは序盤で終わってしまった曲だけにお客さんも「やっと聞ける」てな安堵感が漂う。
「エブリバディ、また会おうぜ!みんなが好きです。ありがとう。俺たちは今、同じ場所に生きています。きっと楽しんでもらえたかと思います。サンキュー!」。
かつて「鎮魂歌」と評したことのあるこの曲を、宮本は40歳にして捉え方が変わったところがあるのかな、とも思う。『俺はただ 頭の中』部分を「渋谷も昔は 武蔵野の丘」と変えて歌う。この曲特有なベース部分も成ちゃんはキレてる。
「怠け物の ぶざまな息も」部分は歌詞を忘れてフェイクで適当に飛ばす。『武蔵野の丘の上 渋谷の丘の上』と、そう思うとアドリブを入れる。
曲後、「国木田独歩の『武蔵野』はこの渋谷の道玄坂のそのへんの話ですからね、信じられないですけど」「やべ、知識をひけらかしちゃった。みなさんをご退屈させてしまいました、すみません」。相変わらずだ先生、タモリさんなら「宮本君本当に詳しいね」と大爆笑してくれると思います。そういえば正月のブラタモリ(と鶴瓶に乾杯SP)は渋谷がテーマでしたね。大好きだ。

そんなトークをしている間に石君はすぐギターを変えているため、次の曲は既に決まっていたんだと思います。
en5 てって
ステージ前方でマイクスタンドを持ちながら、シャツのボタンを開ける宮本。器用なんだか不器用なんだかさっぱり分からない。2番になり、成ちゃんに絡み出す宮本。悪乗りして成ちゃんの後ろに乗っかる。そのため成ちゃんがステージやカメラ側に俯く体勢になり、我々は見なくてもいい光景を見てしまった・・・。帰り道や電車では「ライブが感動的だった」と同時にこの体勢も話題になっていた。
終盤、宮本は石君に「顔怖い」と言い、石君は汗を拭き表情を直す仕草。曲後「ありがとう」と言い、本編同様メンバーはサッと退出。


再度メンバー退場、宮本は「すげえ体力だな!おい!気持ちの悪い人はおじさんに言いなさい」「OK、じゃもうちょっとやるかい?」「いっぱい曲あるんだけど思いつかないんだよ、トランスしちゃうのかね」。
トミの「ワントゥースリーフォー」のカウントする声まで聞こえる勢い。
en6 流れ星のやうな人生
宮本も顔をくしゃくしゃにしながら万感の思いを込めたボーカル。
「どでかい’何か’にあこがれて おまえと一緒さ」アドリブもキレキレである。「随分遠くまで来ちゃった来ちゃった」。サビ部分ではまた石君の苦しそうだけれど全力なギタープレイ。そしてお客さんとの異常な一体感。今映像を見ても、この曲部分だけは鮮明に思い出す。例によって身体を取り巻くコードを適当に振り払いながら『流れ星』の仕草をする宮本、この曲特有のノリですよね、大好きだ(何度目だ)。
「今の自分を信じてみなよ 『この人生 信じてみなよ』」「今の自分を信じるしかねえ 流れ星のやうな人生、もう一回、今の自分を信じてごらん、流れ星のやうな人生、流れ星のやうな人生」。『オーライ!終わるなトミ!オンドラムス、トミ!オンギター石君、オンベース高緑政治、成ちゃん、みんなどうもありがとう」。
一旦の曲のエンド、観客席からは赤いタオルがステージに投げ込まれる。おもむろにそれを拾った宮本、トミを呼んでガッチリ腕を握り、二人で観客へのパフォーマンス。赤タオルを観客席に投げ(このタオル持った人は大感激だっただろうなあ)、3度目のサッと退出。しかしそれが却って熱い余韻を残す。ライブ終了。


M1 地元のダンナ
M2 悲しみの果て
M3 so many people
M4 デーデ
M5 甘き絶望
M6 男は行く
M7 理想の朝
M8 すまねえ魂
M9 おまえはどこだ
M10 ああ流浪の民
M11 人生の午後に
M12 シグナル
M13 今をかきならせ
M14 I don't know たゆまずに
M15 なぜだか、俺は禱ってゐた。
M16 はじまりは今
M17 ガストロンジャー
M18 ファイティングマン

en1 ゴクロウサン
en2 雨の日に...
en3 今宵の月のように
en4 武蔵野
en5 てって

en6 流れ星のやうな人生

本編自体のセットリスト、演奏、ボーカル、総合的なパフォーマンスも素晴らしいのに、ラストのラストに男気溢れる感動的な大団円、演出できないレベルのドキュメンタリー的な終わり方。誰だYouTubeにアップしている人は。もうコメントし難いほどに素晴らしいライブ。15年経っても見返してしまう。個人的に「エレカシのライブでラストが素晴らしかった3つをあげろ」と言われたら、このライブ、2013年の「復活の野音」4日目の大阪城野音の「待つ男」、2011年の水戸ライトハウスの「四月の風」を挙げたいと思う。そのうち後者2つはそもそも音源がないからこのライブばかり見てしまうんだとも思います。

結果的にエレファントカシマシは「町を見下ろす丘」にて東芝EMIとの契約を終了、ユニバーサルミュージックへ移籍し、翌2007年「俺たちの明日」を発売。それからの4人の行方は、もちろんこのライブの観客の誰も知る由もない。

orenomichi.hateblo.jp

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