エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシ、宮本浩次ファンブログ

夕暮れを考える男

これは宮本浩次のこと。


野音でよく宮本浩次は言う。「時間の配分を間違えちゃって・・・、まだ明るいですね」。
宮本浩次としてはこの曲はもっと暗いときや夕暮れの時に歌いたかったのに、イメージより野音が、天気が明るかったりするとそんなことを言う。
ということは逆説的に言えば、野音の明るさや夕暮れ具合、雰囲気などもイメージして選曲をしているようです。


野音前日か数日前かもっと前か分かりませんが、例えばリハーサルのスタジオの小さい窓から、帰り道から、車の中から、自宅のベランダから
「今の時期の19時30分ってのはこのぐらいの暗さなのか、ってことはあの曲が合うかもなあ」云々言いながら、空を見ながら「どの曲やろう」と
色々考えて、本当にお芝居のごとくストーリーを決めて、セットリストも煮詰めているっていう図は容易に想像出来ます。


逆に時間配分が上手くいったときは、先生それをそのまま言っちゃう(笑)。
例えば2010年日比谷野音の時は、メンバー紹介の後に「いい具合になってきた、エブリバディ」と言いながら『友達がいるのさ』。
「このぐらいの暗さ、夕暮れの時にやりたくて、今がその時」ってのがこちらにも伝わってきますよね。
またわざわざ上のように言わなくても、宮本が内心「時間配分上手くいった!」って心の中でガッツポーズしている瞬間は沢山あるはず。
そういう時は演奏は勿論、「官庁街の東京の空」とエレカシが融合して、いつも以上の素晴らしい演奏になってると思います。野音ならではですよね。


去年はそんなタイミングなんて考えることもなかったんでしょうが(ただ、出てきて予定以上の曲をやったということなので、去年野音の中盤ぐらいの曲は
本当にその場で空やお客さんを見ながら考えた「瞬間的なアドリブセットリスト」なのかもしれません)。
今年は野音に向けて入念すぎるほどに考えているはずなので、もしかしたら今ごろだって夕暮れを見ながら「今の季節だと19時はこれぐらいなのか」と言いつつ
色々とセットリストを組んでは変えて、新曲どこに入れようか、何曲入れようかと考えている最中なのかも知れません。


そこまでくると「総合司会」を超えて「総合演出」になりそうな勢いですが(笑)、今年の野音をナマで見る人も、映画館で見る人も、外聞きの人も
宮本のそういう発言と空の模様とをもちょっと考えて聞いてみると、「ああ、宮本浩次はこんな時間帯にこの曲やりたかったんだ」と何かの新しい発見があるかもしれません。


エレカシ復活の野音、どんな夕暮れから夜になって、どんな声と演奏を響かせてくれるんだろうか。
宮本浩次は、メンバーは何を考え、野音で何を演奏しようと思っているのだろうか。


「MUSICA」や「bridge」を読むと色々と痛々しい記述、決して綺麗な完治でない、まだ満身創痍に近いような状態での復帰のようですが、「歌うと元気が出る」という
全身全霊ロック歌手の宮本浩次が、野音ライブでさらに元気になって、「野音で完全回復を確認出来ました」と言えるぐらいになってほしい。無理はせずに何とか。




帰省時の夕暮れ。「夕暮れってヤツは美しい」by 歩く男。黄金のまどろみ、ゴールデンスランバーです。



一つ前の記事のコメント欄で「DJ in my life」のタイトルの意味、語源の質問があったんですが、すみません、俺も知らないんです。
収録アルバムである「風」発売当時から興味はあって、でもどのインタビュー記事でもタイトル自体の意味へは触れてはないですよね?
もしインタビューで答えていた、若しくはラジオ出演時等に答えていた(可能性があるならこれが一番高そうです)、その答えを知ってるという方は是非教えて下さい。
発売9年目にして曲のタイトルの意味知りたいってのも変な話なんですけど(笑)。でも少なくとも周りのエレ友さんは知らなかったなあ。
・・・発売当時もファンの間では謎で、結局謎のまま今まで来てしまった気もしますけど、本当に誰かご存じの方が居ましたらメールでもいいのでお願い致します。
(追記)
実際にやってる方には多くを言わなくても分かるでしょうが、同じ方による名前を変えての連続投稿、マルチポスト、自作自演はおやめ下さい。
そういうコメントは承認しないことは前から書いている通りです。出来うる限りあまり厳しくせずに、ゆるやかにやりたいと思ってるので、何卒ご理解下さい。



大阪城野外音楽堂のチケットは31日に一般発売です。
http://www.kyodo-osaka.co.jp/schedule/E011551-1.html



あと数日で「エレカシ復活の月」ですね。何はともあれ元気で、そして天気も良くなりますように。




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