エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシ、宮本浩次ファンブログ

様々なことを想い、そしてただ祈るだけ

宮本浩次の病気が公表されてちょうど10日。
その間、僕はまず驚き、様々なことを想い、山崎洋一郎さんのブログを見て冷静になり、宮本浩次のメッセージに涙する。
そしてその十日間に動きがありすぎて記憶がぼんやりとした状態でもあります。


その後、ブログ始まって以来の数のコメントを頂き、それを見てまた様々なことを考えました。


もうみんなエレファントカシマシ宮本浩次のことが好きすぎるんですよね。
好きだからこそ、様々なことを深く思い、時に意見も対立し、時に深く分かり合う。
一見コメント欄も様々な意見が飛び交ってますが、逆に「エレファントカシマシ宮本浩次」というワンキーワードを元に
ここまで数多くの人がそれぞれの熱い想いをぶつけ合うことが出来るというのは、ある種凄く健全なことだと思ったりもします。

人の思いは十人十色 やさしき言葉かけるのもいい
道端でたたずんで遠くを見ている 何が映った その目には
この世に何があるのやら 見果てぬ夢を追い求め
やさしい言葉が浮かんだら、だれかにそっと言ってやれ
これも浮世と生きるなら 生きてくのなら 笑顔たやさず行くもいい

エレファントカシマシ「見果てぬ夢」



当日は、宮本浩次の体調次第ということで、何が起こるか、何を演奏するのか、どのくらいの時間になるか等は
ある程度決まっているとは言え、スタッフサイドは勿論、宮本浩次自身でさえも不確定要素が大きいと思う。


見る立場としては、ただただ無理をしないでくれと思う。


今回のはライブではなく(何度か「ライブ」という言葉を使ってしまいましたが)
日比谷野音でのシンプルな弾き語りと、現状報告、何より「宮本浩次健在なり」ということを
示してくれるだけで十分なんじゃないかと思います。


そして今回の日比谷野音を一旦の区切りとして、本当に宮本浩次のペースで休養・リハビリをして欲しい。


「歌を歌いたい」「レコーディングをしたい」「コンサートをやりたい」という気持ちは
これまでのエレカシの活動、そして何より今回の宮本浩次メッセージで痛感した。


ただ中途半端な体調でライブをしてしまっても、見ているファンは「宮本大丈夫か?」と思ってしまうだろう。
お客さんに常に自身の身体の心配をされながらライブをすることも、「ロック歌手」宮本浩次としては不本意なんじゃないかと思う。
次のライブは完璧な体調、もうお医者さんから「30曲ぐらい歌っても大丈夫!」と太鼓判貰えるくらいの状態で挑んで欲しい。


今も宮本浩次自身には様々な想い、日比谷野音に立つことへの高揚感、当日の体調への不安、全力を出し切れないことのもどかしさ等々が渦巻いていると思う。


でも見るファンは「どうか俺を野音で少し歌わせてくれ」の一行で宮本の熱意を感じて野音に、外聞きに来る人が殆どだと思います。
(現実的には難しいでしょうが、当日の中継も最後の最後まで期待したい)。


当日は本当に何が起こるかわからないけれど、日比谷野音で起こることの全てを受け止めようと思います。
メンバー、スタッフ、関係者の皆さんに全てを託しました。きっと最高のサポートをしてくれると信じてやみません。


そして日比谷野音を一旦の区切りとして、エレファントカシマシはまた新たなステージへと進むんじゃないか。そう思ったりもします。


こんな状況になりながらも「どうか俺を野音で少し歌わせてくれ」と言ってしまう男だ。
歌への希望や、ロックへの思い。そして何より「俺は歌を通じて何かを変えて行きたいんだ」という今時流行らないかもしれない熱くて真っ直ぐすぎる情熱。


でもそれらのパッションは、世の中の常識や論理なんてものを越えて、誰かに何かを伝えて、いつか本当に世の中を変えて行くんじゃないか。
そう思える瞬間を、ライブで、CDで、宮本浩次の言葉の一語一句で今までも感じて来た。これはファンならそう感じる瞬間が絶対にあったはずだ。


今回の試練を乗り切ったエレファントカシマシは、新たなステージへと進化すると同時に、今まで以上に聞く人々の魂を揺さぶってやまない
ロックバンドになるんじゃないか、そんなことをここ十日間、今までのエレカシの声、今回の宮本浩次の状況を見て、心からそう感じました。



エレファントカシマシを、宮本浩次を心から好きになってしまった男一人の結論です。




蔦谷好位置さんのブログ「やっぱ引っ越し大変だ」。
http://blog.oricon.co.jp/ko1/archive/898/0
こちらも思わず胸が詰まってしまいます。