エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシ、宮本浩次ファンブログ

エレカシ的な結婚式披露宴の私的BGMを考えてみた

最近は友達の結婚式に呼ばれると、パソコンやスチルカメラ、ビデオカメラなんかを色々持参するんです。
そしてそれらの機材とセットでケーブル、バッテリーやらも持って行かなくてはならないので、「あれ持ったかな」とか確認してると
肝心のご祝儀を忘れそうになるんです(笑)。それはいいとしても、結婚式・披露宴でビデオカメラやスチルカメラで撮影しながら
新郎新婦をお祝いすると同時に、「この場面でエレカシかけるならばどの曲がベストだろう?」などとも考える。


というわけで、結婚式披露宴で新郎新婦のどちらかがエレカシをかけたい場合、出席者の視点に立つと、どんな曲がいいんだろうか?とまとめてみました。
(あくまで主人公の新郎新婦向けではなく、エレカシファンではない出席者がどう感じるか、ということに重きを置いてます)。

  • 迎賓

新郎新婦が入場する前に、会場が開いて出席者がそれぞれの席に着く。その間に何を流すか。ここは落ち着いた曲でお客さんを出迎えたい。
静かめに「夢を見ようぜ」、CDで広く流通してはないんですが、音量を小さめに流せば迎賓には向いてるんじゃないでしょうか。
「四月の風(instrumental)」もし季節が春ならば、さらに時期が四月ならこれはオススメしたい。
「桜の花、舞い上がる道を (-花びら- Piano Ver.)」も使いたいけれど、この曲は結婚式では割と使いやすいので、ここでは我慢して使用せず。

  • 新郎新婦入場

実質的な披露宴の始まりなので、個人的には「ファイティングマン」で攻めたい(笑)。「黒い薔薇取り払い 白い風流し込む」なんてサイコーなんですけど。
ただ悲しいかな世間はそう甘くない。どこまでもついて来る世間の影(孤独な旅人)。あくまで出席者向けとなると自ずと曲目は狭まってしまう。
明るめの曲で、そして出来ればイントロからハイテンションな曲を選びたい。まずは「幸せよ、この指にとまれ」はいかがでしょうか。
『昨日今日明日喜びよオーライ この胸に咲け』と出だしからハッピーなハイテンションっぷり。歌詞も『雨のち晴れ』とポジティブ。
あるいは同じくイントロから攻めるならば「いつか見た夢を」もあると思います。のっけから先生の全力歌唱力で披露宴を盛り上げる。
「新しい季節へキミと」も同じようなパターンで候補に挙がると思います。ここはポジティブなメロディと歌詞で披露宴を軌道に乗せたい。

  • 新郎新婦プロフィール紹介

昔だと媒酌人さんが紹介したり、司会者の人が読み上げたり、最近だとムービー流したりと色々パターンがあるようですが
ここはボリューム絞って「流れ星のやうな人生」を静かにかけるというパターンはどうでしょうか。
『空から急に落ちてきた流れ星のやうな二人』がいつの間にやら出会って、まあ今日という日に辿り着いたと。
二人の仲だってきっと『いい気になったり落ち込んだりして』『日が沈みまだ日が昇る』、これからもこれからも「流れ星のやうな人生」だ、きっと。
静かさと求むるならば「星くずの中のジパング」もあると思います。「それを愛と呼ぶとしよう」もありますが、これはまた後述。

  • 乾杯

一般的には乾杯のご発声をする人が何事か述べた後(大体誰も聞いていない)、「乾杯」のかけ声と共にBGMスタートなのだと思いますが
ここはBGMを考える人は一番の腕の見せ所。キレのある曲で、一気に華やかなテンションに持って行きたい。
真っ先に思い浮かぶのは「笑顔の未来へ」なのですが、マトモに最初から流すのではなく、1分38秒から『so sweet 泣いてるメモリー
涙のテロリストは手に負えない 行こう 輝くメロディ あなたを連れて行くよ 笑顔の未来へ』でフェードアウト。
部分切り取りというのは作り手には非礼なんでしょうが、ここは敢えてコンパクトに使って一気に華やかにしたい。
「泣いてるメモリー 涙のテロリスト」といささかネガティブな言葉が入ってますが、それも含めてあなたを笑顔の未来へ連れて行くという意味合いも込めて。


・・・余談ですが、このブログのロゴも作って貰ったりしているロゴ先輩は一昨年結婚式を挙げたのですが、結婚式準備段階でこんなことを聞いてきたいんです。
「笑顔の未来へのピアノバージョンとかってないか?あったら結婚式で使いたい」『instrumentalならシングルに入ってますが、それ以外のバージョンはないはずですね』
「うーん、あったら使いたいんだけどなあ」『ならば蔦谷好位置さんに特注でお願いするとか。制作料だけでえらいことになりそうですね』と投げやりかつ無責任な回答。
結局本番では新郎(ロゴ先輩のことですね)中座の時に「ハナウタ」が使われたんですが、動画撮影担当の俺はなんたることか、油断して料理楽しんでました(笑)。
慌ててビデオ回すも、曲の頭部分が切れちゃって、三次会が終わって翌朝家に帰って、撮影した映像をチェックしてて強烈に後悔したことを今でも鮮明に思い出す。
それ以来、ビデオカメラ担当の場合はいつでも撮影開始出来るようスタンバイしてます。周りの友達からは「業者だね」とか言われますけど、それくらい悔しい。 



本題、他には「今はここが真ん中さ!」の1分18秒から、『1,2,3そう 今からがショウタイム』部分。テンション的にも、「今からがショウタイム」という歌詞からも使いやすい。
また自分自身の結婚式なんてまさに「回ってる世界の今はここが真ん中さ!」そのものですからね。『君が笑えば誰かも笑う そんなもんだぞ』。

  • 友人(主賓)からのスピーチ

これは2パターン。「新郎の男友達がスピーチするパターン」と「新婦の女性の友達がスピーチするパターン」に分けて考えたい。
前者、これは男っぽく行くしかない。けれどスピーチなのでこちらも静かめ、だけれど男っぽい曲。
最新曲から「ズレてる方がいい」。ズレてようが何だろうがオマエらしく生きて行くべし。これはシングル曲なのでinstrumentalもありますしね。
「武蔵野」のピアノバージョンなどがあればうってつけだと思うんですが、この場面ではあんまり宮本の歌自体を主張出来ないもどかしさ。
花男」なんて『信頼』『絆』という意味ではサイコーなんですが、どんなにボリューム小さくしても、出席者が驚いてしまう可能性があります(笑)。
「俺たちの明日」「絆」とか使いたい曲は沢山あるんですけど、スピーチの時って音楽流すか?という根本的な疑問もあります。


「新婦の女性の友達がスピーチするパターン」。
・・・難しい。幸いなことに「彼女は買い物の帰り道」にはinstrumentalがあるのでこれが無難か。
やっぱりスピーチの時にBGMを流すというのは色々な意味で難しいのかもしれません。無音で手紙を出席者に聞いてもらうべきなのかも(結論それかよ)。

  • 新婦お色直し中座

やっぱり女性の方はここは重視するんでしょうね。親しい友達呼んで付き添って貰ったりね。
「Darling」、穏やかなメロディと優しい歌詞。これは仮にエレカシ婚じゃなくても十分に通用すると思います。金原千恵子さんのストリングスもまた素晴らしい。
「七色の虹の橋」、『MASTERPIECE』からは使いたい曲が沢山ある。ただこの「七色の虹の橋」は別の場面で使いたいんです(後述)。
「それを愛と呼ぶとしよう」。宮本浩次のメロメロな部分が全開です。情緒感を出して「秋-さらば遠い夢を-」というのもアリかもしれません。「赤い薔薇」とか。
あとは個人的には「夜の道」もオススメしたい。ちょっと静かすぎるかもしれませんが、思い切って使ってみればハマるかもしれません。宮本浩次の口笛もあるよ。

  • 新郎お色直し中座

新婦に比べれば自由に、攻撃的に行けます(笑)。
「化ケモノ青年」とかね。男の悲哀さと、でも力強さ、あとはもう新郎退場後は好きに酒飲んで下さいという意味も込めて。
「歩く男」。淡々と歩いて一旦退場。そういや前記のロゴ先輩は当時「俺も『歩く男』とか流したいんだよ、でも無理なんだよな」。
ロゴ先輩は「歩く男」が初披露された2010年の日比谷野音に参戦してたんですね。本人はそこまでファンじゃないので「歩く男初披露」なんて知らないでしょうけど(笑)。
渋い路線ならば「シグナル」「明日への記憶」、「俺の道」「甘い夢さえ」、「傷だらけの夜明け」、「旅の途中」、「星の降るような夜に」、そして「武蔵野」。
のるかそるか思い切って「心の生贄」も候補に挙げたい。
『春の風は俺を舞台上に立たせる 力を漲らせる やつらに一瞥くれて 俺は強く求める 俺は今以上の俺を 俺は青空浴びて 俺は街の空気吸い込む』。
二人の結婚式なのに「俺」言い過ぎなんですけどね。新婦が既に中座済みなので(言い訳になってない)。まあでも新郎バージョンは自由度高いと思います。

  • お色直し入場

ここは「笑顔の未来へ」の通常バージョンでもいいと思います。それこそ「ハナウタ」でもいいし、大抵会場の扉が開くので「ココロをノックしてくれ」も合いそう。
またここからキャンドルサービスへと続くパターンも多いと思うんですが、それであるならば「ワインディングロード」を強くオススメしたい。
PVからも分かるように、幼少期から老年期まで、人生の始まりから終わりまで、ずっとワインディングロードだという意味もあると思うんです。
ならばこれからの人生、ワインディングロード、お互いによろしくな、また出席者の皆さんこれからもよろしくお願いしますということも含めて「ワインディングロード」。
また「あなたのやさしさをオレは何に例えよう」もメロディアスで良さそうです。さらに「moonlight magic」とか、出席者には知名度が高い「今宵の月のように」など。

  • ウェディングケーキ入刀

ここもある種披露宴の山場、カメラは死ぬほど集まります。乾杯時と同様にキレのあるハイテンションな曲で場を盛り上げたい。
「あの風のように」。冒頭からサビで『風が春を街に運ぶその瞬間 1,2,3で目覚め弾けてオーライ』そこまでハイテンションじゃないけれど暖かい。
「はじまりは今」瑞々しくて純粋で、そして歌詞からも「これからスタート」てな雰囲気でマッチすると思います。
あとは定番としては「桜の花、舞い上がる道を」これも冒頭サビで、『桜の花、舞い上がる道を オマエと歩いて行く 輝くときは今 遠回りしてた今日超えて 桜の花舞い上がる道を』。
是非ともご友人の方には、ケーキ入刀の後に桜の花を二人に舞い上げて下さい。素敵なケーキ入刀になると思います。そんな場面になったら俺がカメラ撮影したいです。

  • 祝電紹介

これも出席者の多くはあまり真剣には聞いてないと思うんですけど(笑)。
でも「友達がいるのさ」はここか、披露宴のどこかには流したい。「達者であれよ」、また披露宴が日曜日ならば引っかけて「日曜日(調子はどうだ)」。
ただ祝電の時に歌入りのBGMって流れてるかなあ・・・。まあいいや。

  • 新郎新婦からの感謝の手紙

これは俺は苦手というか、見てるうちに泣いちゃうんですよ。それでビデオ撮影してると涙すすってる音が思いっきり入っちゃったり(笑)。
ここにBGMを流すのも無粋かもしれませんが、敢えて選ぶならば「地元の朝」「生きている証」ただ曲が主張しすぎているので難しい。主役は新郎新婦ですしね。
同じアルバムから「流れ星のやうな人生」「なぜだか、俺は禱っていた。」もシチュエーション的にはありそうですが、純粋に手紙だけの方が良さそうです。

  • 親御さんへの花束贈呈

これもBGM流すのも無粋。敢えて挙げるならば「約束」、「さらば青春」「武蔵野」「絆」。
宮本が散歩して実家に帰るという場面だけを想像すると「寒き夜」が個人的には好きです。

  • 新郎新婦からの出席者へのご挨拶

曲無しで頑張って下さい(笑)。
兄が結婚式のラストでこれをやったときに、カンペも何も見ずに結構長文の挨拶をしたんですよ。弟の俺もちょっと感動しちゃって。
後から聞いたら「紙に書いて暗記して何度も何度も練習したよ」とのこと。『サンキュー男はつらいな』by女神になって。

  • 退場

個人的には「花男」一択。『新郎新婦の姿を忘れるな!』ただそういうわけにいくわけもなく。
しかしここも幅は広いというか、力強く明るい曲なら選択肢は多いと思います。
「さよならパーティー」はタイトルからしてズバリなんですが、主催者が「さよならパーティー だってこんなのつまんない」という訳にもいかず(笑)。
しんみりと、ハッピーに終わるのならば「七色の虹の橋」も結構感動的だと思うんです。
『「誰の人生だってMasterpieceさ」たわむれに君に言って笑ったけど 思い出はセピア色なんかじゃない 明日へ向かう七色の虹の橋』。


最後の最後に凄い現実的な話を持ってくると、みんな雑談したり出口が混雑してるのでなかなか退場してくれないので、数曲用意する必要があると思われます(笑)。
「明日への記憶」、「大地のシンフォニー」、「幸せよ、この指にとまれ」、「風に吹かれて」(New Recording Ver)、「to you」各instrumental。
最近のシングル化された曲はインストゥルメンタルもついているので流しやすい。また蔦谷好位置さんのテイストは披露宴に合う気がします。



以上、個人的すぎる「エレカシ披露宴BGMリスト」でした。他にも沢山合う曲があると思うので、良ければ教えて下さい。


個人的には首都圏ぐらいだったら、交通費と美味しいデザート(笑)でも頂ければ色々と曲考えて、あらゆる音源使ってサウンドプロデュースしたいぐらいです。
勿論その際はエレカシ縛りなんて無茶なことはせずに、ありとあらゆる曲を使って、要所のBGMではエレカシ使ったりとか。花男じゃないけれど「どうせやるならドンとやれ!」です。




先月、福島で戊辰戦争の跡地を巡ってたらいきなり出てきた菜の花畑。青空で気持ちよかった。これについてはまたいずれ。