エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシ、宮本浩次ファンブログ

久々の宮本節全開の「歩く男」が痛快すぎる件

これはめちゃくちゃいい!宮本ありがとう!(唐突)。
僕がエレカシファンになった初期衝動の一つでもある「宮本節」。
(この「宮本節」の定義は曖昧なんですけど、まあ直感です)。
それが全開に出まくってます。ロックです、大名曲です。


日比谷野音で初めて聞いて「これいい!」と思い、その録画を何度も何度も聞いて
そして発売日、渋谷タワレコの試聴機で聞いてあまりの良さに鳥肌、感動。
聞きながら「これでこそ宮本浩次だ!、エレファントカシマシだ!」と小さく
ガッツポーズをした記憶があります。


あまりに良すぎるので、その良さをなぞって行きましょう(笑)。



最初のギターイントロだけでもうカッコいい。
そして「うぇあ、んーあぅあっ、うえぃ」とうめき声のような宮本の声。
「っとぅ」「満ち足りているのかい? 満ちているのかい?」出だしから宮本節だ。
ここでの下がっていくギターも魅力的。これはこの曲で沢山出てきます。
「歩く男に風が囁くのさ」。「イェイェイイェーイ」「フォー」宮本節ktkr!
「そうっ」なんかこの宮本節、CDでは久々に聞いた気がする。


「間にあってるかい?間に合ってるかいあい?俺に」。
この「かいあい」の「あい」がツボ。ダブらせてくる所が好きだ。


「今日一日の俺の姿と 混じり合って 混じり合ってぇえ甘く」
ここでは「混じりあってぇえ」がツボ。


その後のリズムをあえて外すドラムもカッコいい。


「間違ってるのかい俺は?間違ってるのかい俺は?」
「るのかい」でちょっと音が上がるのがいいなあ。


「繰り返すのさ 靴音のリズムで 昨日から今日へ 今日から明日へ
ここは歌詞がね、もう「靴音のリズムで」っていうところで宮本が
歩きながら色々と考えている姿が想像出来て感慨深い。
セルフコーラスも聴き応えありすぎです。蔦谷好位置さんのコーラスとは
また違って、宮本に宮本が重ねられてていいなあ。全然飽きない。


「一瞬が全てなんてベイビー(そうっ)近頃気がついたぜ(大発見さ)」
大発見さ、は野音でのアドリブです(笑)。


「光に満ちた思い出が証拠さ 今が全て 今が光なんて 分かっちゃいるけど」
「今が全て 今が光」のところでドラムが単調になってるのがまたツボ。


「よっ」「イェイェイ Let's Go」
「黄昏電車から降りて家に着くまでのそう俺の手に負えない甘美な瞬間」
こんな台詞を書けるのは日本では宮本浩次だけなんじゃないだろうか。


本当のお楽しみはここからだった。
「秋の夕暮れ!」「冬の夕暮れ!」「いぇぇええ!」「春の夕暮れ!」「夏の夕暮れ!」
タワレコで聞いた時、これがめっちゃ嬉しかった。というか鳥肌が立った。
もうバックコーラスってレベルの音量じゃないんですよ(笑)。
マイクに向かって「この野郎!」ってな感じで叫んでる宮本が容易に
想像出来てこれが滅茶苦茶カッコいい、痛快すぎる。
「秋の夕暮れ」で始まってるところがちゃんとリリース時期を意識してますよね。


「ふぅぅぅー!」「駅前の道」「商店街ぬけたら」
「いつかおまえと歩いた公園いぇーーー!」
あえてバックコーラスだけ抜き出してますが、絶叫してます。
あんまりこういう形容詞は使いたくないけど、これを聞くと「天才」という文字が
頭に浮かんでくる。「歌うめえなあ」と自画自賛する先生の「扉の向こう」の姿も(笑)。


「ビルの向こう」「いぇぇぇぇぇ!っそう ぜえ・・・ 俺の影・・・」


もう最後の方は言語化出来ないんですけど、叫んでます。



こんな痛快な宮本節を聞いたのは個人的には久々もいいところ。
なんとなくなんですけど「孤独な太陽」での「東京ジェラシィ」と
「普通の日々」での「ハローNew York!」を思い出してしまいました。
メイン(A面)は理路整然とキレイにちゃんと作っているけど、C/Wになると
宮本が好き勝手に叫んでて、それが滅茶苦茶カッコいいというか(笑)
やっぱり宮本にはこういう絶叫好き勝手ロックが似合うなあ。
一見ハチャメチャなようでも、宮本が作って歌うとそれが作品として
バシッと成立する、みたいな。そのさじ加減は綱渡りだと思うんですよ。
下手な人が作るとダメになっちゃうけど、宮本が歌えばそれは綱から落ちないで
むしろ正々堂々とその綱の上をガンガン歩いているようなイメージ。



クレジットを見ると宮本浩次のセルフプロデュースのようで
いい意味での宮本節全開ですよね。
バックコーラスなんて全然「バック」じゃなくて「絶叫コーラス」になってて
これだけでのこの曲を聞く価値があると思います。
日本にゃこんなボーカリストもいるぞ!みたいな。
勿論聞いたことないけれど、エレカシのデモテープってこういう荒々しさが
そのまんま録音されてるんじゃないかなあ。
コーラスの部分なんて本当にバント的なゴツゴツとした骨太さが垣間見える。



CDでこんだけいいんですから、これからライブでどんな感じになるのか
ライブでのコーラスは石君の絶叫を期待したい(笑)。
「ハロー人生!!」なんかの石君の絶叫コーラスが好きなんですよね。
またどんどんアドリブを入れてきそうで、生で聞くのが本当に楽しみです。


・・・やばい、明日の準備をしなきゃいけないのに、また大音量で
「歩く男」をエンドレスリピートだ(笑)。
いやーでもこれは本当に宮本の「骨太」っぷりを全面に見ることが出来る
大名曲です。これは大好きですね。エレカシのC/Wは本当に侮れない。
「東京ジェラシィ」「ハローNew York!」「さよならパーティー」。
僕のエレファントカシマシのツボの一つはC/Wにある、ようだ。



昨日の夜思い出して、今朝のSSTVの「いつか見た夢を」の最速PVオンエアを録画。
全編コットンクラブでの映像です。あれはそのまんま流してるだけでも
カッコいい映像ですね。
あとはまだ聞かぬ「彼女は買い物の帰り道」ですね、これは色んな意味でドキドキ(笑)。



俺も何かを目指して歩いて行くぜ・・・。



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