エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシ、宮本浩次ファンブログ

宮本浩次ツアー、序盤4公演中止。

ここ3日くらいでしょうか、全国的に「イベント中止」の風が猛烈に吹き始め、宮本浩次ツアーも序盤4公演が中止に。

この度、新型コロナウイルス感染症に関連した政府および関係機関の方針等を受け、ツアー「宮本、独歩。」につきまして、以下4公演を中止とさせていただきます。
3月13日(金) 千葉・市川市文化会館 大ホール
3月15日(日) 宮城・仙台銀行ホール イズミティ21 大ホール
3月19日(木) 兵庫・神戸国際会館 こくさいホール
3月20日(金・祝) 香川・サンポートホール高松 大ホール
該当公演につきましては、振替公演を実施すべく現在調整しておりますが、今後の情勢等により実施が困難となる可能性もございます。振替公演実施の有無が確定次第改めてお知らせいたします。

あと二週間を切ろうとしている中、何より何より残念なのはアルバム発売、メディア露出、そして今は練習、リハーサル、段取り確認を繰り返して居るであろう「チーム宮本浩次」でしょう(こういう名称を書くのも躊躇してしまうけれど)。希望と緊張と様々な想いをはせながら挑む予定が、ウイルス渦に巻き込まれてしまった。

俺も世の中も「中止」の嵐で、○○中止のお知らせといったメールばかりが来ていて、逆に無事に開かれるイベントがないんじゃないかと思うほど(しかし明日から数万人が集まるイベントには行かねばならぬ)。
この時期に中止となると、その先には(予定では)オリンピックが控えており、代替公演も出来るのかな、とも思ってしまいますが、そんなことは主催者にお任せするほか無く、25日以降のツアーが無事に開催されることを祈るのみです。



ただ最近はこうも思う、「全てのことは繋がっている」ということを。この悔しさ、残念さがいつか表現行為として返ってくるだろうし、特に宮本浩次の病気と復活劇からは「なんとかする男だ」という確信を持ってしまっている。

7年前、ダイノジ大谷さんがラジオで語っていたセリフを思い出す。

えー、エレファントカシマシ花男でございました。今はエレカシ活動休止という形になってますけど、絶対に戻ってくると信じています。
宮本さんが何度も何度もそういう所から這い上がってきている、エレファントカシマシというバンドが立ち上がってきているのはずっと見ているので。

orenomichi.hateblo.jp
(この下北沢シェルターと踏切の写真は、ラジオを聞きながら「撮りに行かねば!」と散歩がてらに撮ってきたものだった。どんだけヒマなのだ俺は)。

きっと「災い転じて福となす」だ。諺は本当に世の中のあらゆることを言語化している。

『夜明けのうた』も配信開始、危うく・・・。

ニュースが多すぎて、また出演、インタビューも多くて追いかけられないですね。

  • 『夜明けのうた』で泣きかける男よ。

いやこれは予想以上に良くて。曲のスケールは非常に大きいし、また宮本浩次の高音がこれでもかというくらい伸びやかに出ている。「おみそれしました」という気持ちと、ちょうど仕事の合間に雨に濡れた街で聞いてたら泣きそうになってしまった。ロマンティックでもあるし、リアリズムも共存している。曲も歌詞も声も、53歳でこんなのが出せるんだと純粋に感動してしまった。これがライブでどう映えるのか。高音もきちんと出るのか。期待は高まります。

夜明けのうた

夜明けのうた

  • SONGSにも出演。

これは本当は出演前に「鎌倉インタビューが楽しみだ」と書きかけて、疲れ果てて書けなかった。病気療養時の「鎌倉で波の音を聞いていていた」というエピソードが好きで、そこを訪のうて、プラス「悲しみの果て」弾き語り。30分ではとても足りず、45分か60分ぐらい欲しかった。


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個人的な時間軸としては、SONGS→MUSICAだったのですが、冒頭の大泉洋へのプレゼントでMUSICAと鹿野淳さんを思い出してしまった(同誌で昔からグルメ連載をしている)。この二人が同じ番組で共演し(直接ではなかったけれど)、そもそもアミューズ繋がりだ、世の中どうなるか分からない。
上野と鎌倉という激シブスポットを巡る旅で、さすがNHKという出来だった。ただインタビュアー兼演出の伊藤美里さんの立ち位置が中途半端なのが気になってしまった。カメラに見切れ過ぎちゃってるんですよ(笑)。カメラさんの迷いも時折こっちに伝わるというか、別に映るならすぐ横に居てもいいし、見切れてしまうならカメラの位置を考えて動かないと、まあバランスが難しいのは分かるんですが、そこがやたら気になってしまった。

  • 冬の花」MVのシフトパターン。

MUSICAを読んでいると、宮本が「冬の花」MVの車のシフトパターンを「どうして児玉裕一さんは知っていたんだろう」。確かにMVを見たときから変わったシフトだなあ(バックの位置が普通と異なる)と思っていたのですが、宮本も疑問だった様子。ただこれは監督がきちんと調べた説。スタッフやマネジャーさんに聞けば宮本の愛車の車種は分かるだろうし、こだわる人はそこまで調べ上げてきちんと再現してそうだ。でも今見返しても「冬の花」のシフトチェンジでチャプターを区切るという発想は「そういう手があったのか」と純粋に新鮮さを覚える。


  • アルバム、ライブの楽しさと寂しさと。

これでほぼアルバムの曲は出そろって、3月4日に初公開となるのは2曲となりそうです(ラジオで先行公開とかもあるのかな)。ラインナップを今、見てもそのレンジの広さに驚く。「Do you remember?」のような熱血ロックから「夜明けのうた」の高音浪漫曲、コラボ曲まで、宮本から「詰め込みに詰め込んだぞ!」という気合いの声が伝わってきそう。
一方でライブツアーとなると、勿論メンバーは居ない。今回のツアースタッフがどうこうではなく、あの3人が居ない。ツアーには参加予定ですが、どういう心境でライブ開始を待てばいいんだろう。「宮本浩次」以外をどう迎えればいいのか、宮本を必死の形相で見つめる石ちゃん(C)宮本、も居ない。ダンディー(成ちゃん)も兄貴(トミ)も居ない。
大歓声があがり、ツアーが成功したらさらに「そちら」に注力してしまうんではないかという危惧もある。53歳のグルーヴも見たい、けれど今回のように解き放って自由に活動する宮本浩次も見たい。しかしその両立は物理的に不可能。

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私がソロに行くことで、もしかするとバンドがそのまま空中分解してしまうんじゃないかって。でも散歩ならいずれバンドに戻ってくる。ファンのみんなもそう思うし、自分もそう思いたかった。

宮本はこう述べているが、アルバム、ライブとなるとまた心境が変わるのではないか。不安とは行かないまでも、ふわふわとした微妙なドキドキを感じている。この歩みはどこに向かい、どういうゴールを迎えるのだろう。

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『ハレルヤ』配信開始。

  • なかなかダウンロード出来なかった。

『深夜に起きてダウンロードしてしまう病』が発病したのですが、ダウンロード出来ず、結果的は(iTunes Storeでは)「宮本浩次」では出ずに「ハレルヤ」で検索したらすぐ買えました。何をしてるんだ俺は。まだ「宮本、独歩。」のイメージが湧かないのですが、iPhoneでは既に「近日リリースアルバム」としてプレイリストも出来ており、一曲目としてハレルヤも出ています。そう考えると、またテレビとは違いフル演奏で聞くと、アルバムとしてこういう出だしなんだなと多少はイメージすることが出来て、聞き込んでいます。

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  • 19時にMVも公開。

本当にいい時代になって、MVもフルかつ高画質であっという間にYouTubeで見られるようになりました。先日SSTVが業績不振で早期退職者募集というニュースを見ていて、「そういえば昔はPV最速公開を見るためだけに音楽専門チャンネルに入っていたなあ」とふと昔を懐かしんでしまった。

宮本浩次-ハレルヤ

SSTV絡みでふと思いだし、久々に宮本浩次著「明日に向かって歩け!」を引っ張り出す。

今日はプロモーションビデオの撮影があった。
プロモーションビデオをきちんと流す番組は、日本においては衛星波の中に何本か優れたものがあるのみ。多くの場合、カウントダウン番組の中で十数秒流されるだけである。その結果、我々が制作するビデオは、大抵は一般の人の目に触れることは無いのである。
(中略、「孤独な太陽」撮影を挙げながら)
撮影期間はたった一日。でも、とても丁寧に作った。あなたが、このビデオを一曲分、丸まる見るチャンスは地上波の一般テレビ番組では殆ど無いんだろうなぁ、残念ながら。でも、万が一見ることがあったら、「なるほど、面白いビデオだなあ」と思ってもらえるだろうと思う。

これが2001年2月の記述。19年前には想像してなかった世界が、本当にSF映画のように目の前にやってきている。(もっとも俺にとって想像だにしていなかったのは、宮本がソロ活動をしてSNSをしているということが大きいのだけれど)。世の中は得てして想像を超えたり、想像だにしていないことが起きたりするから、嬉しかったり、悲しかったり、歩いたり休んだりの繰り返しなんだとも思う。

  • 「SONGS」にも出演。

NHKと相思相愛は何年続いているんでしょうか、しかしこれは本当に楽しみ。


公式アカウントが「ニュース速報」的な扱いをしているのが面白い。そして日程的には三連休のしょっぱな土曜日の深夜なので盛り上がるでしょうね。何を歌って何を語るのか、勿論他のテレビ出演もあるけれど、やはりNHK、SONGSには様々な期待をしてしまう。季節的にもピストン西沢さんのラジオ出演も近いでしょうか。
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  • 雑誌はMUSICAが抜きん出ているか。


「宮本さんがアレです」という意味深なことを書いてますが、本当にアレな特集になっています。
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「3万字超え全曲解説インタヴュー」とこの一行だけで熱量が伝わって来そうです。プラスして「全国JFN系25局ネットでOAされたラジオのインタヴューの2本立て」という独占禁止法違反的な扱いなので、今回のラッシュで雑誌を一冊に絞るならば、MUSICAになりそうです。


そして、宮本浩次ツアーまでちょうど一ヶ月、寒暖差は激しい日々ですが、あっという間に春の嵐が吹き荒れそうです。どんなアルバムになるのか。

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