エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシ、宮本浩次ファンブログ

ライブにはせかされるが。

  • チケットが手に入らない。

2020年新春ライブは、PAO先行で外れ、オフィシャルサイト先行でも外れ、残すはプレイガイド一般発売でしょうか。当たる気がしない。新春ライブは中継か商品化はあるんでしょうが、やはりナマで見たい。ましてやエレファントカシマシの4人のライブですよ。売れることはいいことだけれど、ここまでライブのチケットが外れるとは思わなんだ。

  • Do you remember? 特典盤収録曲も発表。

https://miyamotohiroji.com/assets/images/music/img_cover_4.jpg
女性ジャケットですよ。これからMVも公開になると思うので、そこで全貌(?)が明らかにされるのでしょうか。

5.going my way(Live from WILD BUNCH FEST. 2019.8.23)
6.解き放て、我らが新時代
(Live from WILD BUNCH FEST. 2019.8.23)
7.昇る太陽(Live from ROCK IN JAPAN FES. 2019.8.10)
※5~7 初回限定盤のみのボーナストラック

ここは個人的には圧倒的に「going my way」に期待したい。元々ライブ映えするポジティブな曲で、さらにライブ会場ならば是非「お客さんの絶妙な手拍子」が収録されていることも期待。そして9月27日の「宮本から君へ」映画版公開日に配信開始ということで、上記CDは一ヶ月のおあずけになりそうです。



  • 宮本から君への熱さと不思議さ。

今更なんですが、朝日新聞のインタビュー記事を読んでいたら、世の中の不可思議さを感じずにはいられない。

www.asahi.com

記事中何度も「宮本が」「宮本は」と連呼されていて、最後の作品情報で

主題歌:宮本浩次「Do you remember?」(ユニバーサルシグマ)

のクレジットは面白い。「モデルになった人が主題歌歌ってるのかい!」的な。原作も二十年以上前の作品で、宮本浩次も53歳。この作品と歌手が令和の時代に「FLYER」的に落ち合う不思議。こういう出来事に俺は小さな感動ややる気を貰って、ようするに「たゆまずにやらなきゃいけないな」。誰もこんな展開は思ってもみなかったけれど、日々の仕事なり目の前のことを真剣に熱を込めてやっていれば、(全部が全部結実するわけでは無いけれど)こういう想像だにしない組み合わせ、結果が伴う。素直に「頑張らないと」と思う日々です。

Do you remember?(初回限定盤)(DVD付)

「Do you remember?」シングル 10月23日発売

1.Do you remember?
2.If I Feel
3.Do you remember?(Instrumental)
4.If I Fell(Instrumental)
初回限定盤(CD+DVD) UMCK-7033 ¥2,000+税
※DVD収録内容:「Do you remember?」Music Video
※初回限定盤のみのボーナストラックとして、2019年の夏フェスからライブ音源を収録

特筆は「夏フェス」のライブ音源(何でしょうね、オハラ☆ブレイクならば「冬の花」が聞きたい)のと、横山健さんと二人でのビートルズ「If I Fell」(注・曲名訂正しました)のカバー。ライブ音源は『レコーディングと同じメンバーが集結して2回のみ出演した2019年の夏フェスから、レアなライブ音源がボーナストラックとして収録される』ということなので、RIJFからになりそうです。
リリースが思ったよりも遅く、てっきり「宮本から君へ」公開と同じ時期にぶつけてくるかと思っていたのですが、最近流行りの(?)唐突先行配信で「Do you remember?」のみ9月下旬配信ということもありそうですね。

上記の話とも繋がるのですが、音楽に、エレカシ宮本浩次に対して結構課金している(これはいい意味で)。「昇る太陽」は先行配信、CD、またYouTube Musicでも聞いていて、YouTube Music(その他サブスクリプションサービス含む)は僅かだけれど権利者に分配されるという話なので、ちょこまかと払っている。しかし例えば「冬の花」も配信で買いましたが、250円なんてすぐに元を取ってしまう(この表現もいいのか分かりませんが)金額で、もっと考えると例えば「友達がいるのさ」はシングルCDで1,000円で買ったとしても、もう十数年、何千回レベルで聞いているので、安い買い物なんだと思います。数百円でその場の気分や、場合によっては人生観をも変えてしまう音楽生活。今は配信版とCD版をダブルで買ってもいますが、適正な金額であれば非常に安い金額で、また音楽配信サービスも普及し、権利者にきちんとお金が渡るシステムになれば、若いクリエイターの人たちももっと音楽業界を目指すかも知れないし、どんどん良いシステムになってくれと願うばかりです。


  • 神社仏閣生活。

最近は戦中戦後の本を読みあさっていて、昔からの趣味である神社仏閣、特に古いお寺を巡ると、戦死された方々のお墓を見ずにはいられない。そういうお墓はお寺でもいい場所にあり、立派で、その方を讃える記録もあって、読みふけり手を合わせる。

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これは8月にド田舎を巡ってきたときに見つけたお寺で、静かな集落に佇む、雰囲気のある名刹だった。ただ昔からこういう「人知れぬ神社仏閣巡り」は好きだったのですが、最近はそういう集落にも人影が見当たらない気がします。統計的では無く体感的なモノですが、昔は集落の神社仏閣を歩いていても、もう少し人が居た気がする。最近は人影すらない、感じられない。そう思って巡ってるから余計そう感じてしまうということもあるかもしれませんが。
そういう地域に根ざす人が減ってくると、戦中なり戦後の生活や歴史を覚えている人が少なくなるので、危機感というか「本当に厳しかった頃の日本」をきちんと次世代に残しておかないとな、とも思ったりします。NHKでもインタビューをアーカイブス化して教育に取り入れるというプロジェクトなんかもありますが、俺も何か出来ることがあればやっていきたい。

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(これは海の写真だった)。

虎屋の羊羹を食べる男

タイトルだけ見ると全く意味が分からないですね。ROCKIN'ON JAPAN 2019年10月号場外乱闘より。黒砂糖風味の羊羹を食べていたらしい。

それはどうでもいいとして(でも今度食べてみよう)このインタビューも異常にテンションが高い。引用しようと思ったら序盤から終盤まで一定の上昇高度があるため一部抜き出せないような感覚。

宮本『"冬の花"と"昇る太陽"の分断された、二極化といってもいい2曲が出来て(笑)、でも、それこそはエレファントカシマシの活動でもあったと思うし。"ガストロンジャー"と"今宵の月のように"のようにね。それをソロでは、今この短い時間で、ダイジェストでやっている』。
『夜に家に帰って考えることは、一体誰に対して歌ってるんだろう、俺は一体って。まあ、みんな考えることなのかなあ。なんで生きてるんだろうに近いんだけど。最近出た結論っていうのが、やっぱ自分に歌ってるんじゃないかっていう』。

これは先日のオハラ☆ブレイク直後のインタビューでも同様のことは話していましたが、極端な話誰に対してでもいいと思うんです、この熱量があれば。それは時期によって自分だったり、愛する人だったり、ファンに向かうんだろうし、行く先は別に良いけれど、その飛び出すエネルギィさえ強ければ人は付いてくるだろうし、宮本が言うようにみんな考えて答え出ないでしょうし。

宮本『だから、バンド名はMYJJがいいんじゃないかってっいうね(笑)そう、宮本、横山、Jah-RahJun Grayでさ』。

宮本『だから、言葉が平べったくなっちゃうんだけど、やっぱね、愛ってことなんですよ。凄い大事ね。もうそれ以外に何もないっていっても・・・愛ってちょっとあれなんだけど、なんなんだろうね、愛という言葉じゃないのかもしれないけど。その、想いみたいなものがかたりになるのね』。

最近の宮本はこういう一見気恥ずかしそうなことを堂々というのが「おお」と思えて。ソロ活動をしていると縦横無尽にいろんな人と出会って曲が出来る。イベントにも出る。そういう出会いを愛や想いという言葉で表現している気がします。これはもしかするとエレファントカシマシをずっとしていたら出なかった言葉かもしれません。ほんっとにいろんな人と組んでますしね。



宮本(RIJFのステージについて)『俺がソロをはじめて、メンバーも良かったんじゃない?"冬の花"をやれって言われたらどうしようってところじゃない?みんなは(笑)。それを外でやってくれてるから、みんなも冷静になってる。あと蔦谷好位置がすごい良かった。蔦谷好位置がものすごい喜んでいて。でも、やっぱりすっごい緊張して、無口になっちゃってたの。でも、ステージが終わったら、急に緊張が解けて『宮本さん、酒を飲ませて下さい、僕に!』みたいなことを言っていて、誰も止めてないのに(笑)。それぐらい、凄い嬉しかったみたい。エレファントカシマシと再びこうやってやれる、宮本さんが必要としてRIJFっていう大舞台に呼んでくれたっていう。ミッキーも嬉しそうだった。あのコンビネーションいいですね。ほとんど口利かないんだけど。ふたりはやっぱりいいね』。

どうしても宮本浩次蔦谷好位置さん評、あるいは蔦谷好位置さんの宮本浩次評には目が行ってしまう。2007年以降、10年以上にわたってプロデューサーだけではなく、サポートメンバーその他諸々として小さなライブ会場にもずっとエレカシについていたのがやはり今でも強く残っていて、涙の別れを経ての再会ステージというのに人一倍感じ入っているんだと思います。
エレファントカシマシはもはやシルエットだけでも「かっけえな」と思えて、そしてプラスで「エス」として二人が加わる。まるで昔からバンドを組んでいたように(それがもしかすると近い将来、「MYJJ」になるかもしれませんが)6人でレコーディングからライブから打ち上げまで、そこで出来た曲を延々と聴いているので、身体に染みついている。

宮本『エレファントカシマシはなんの心配もしてないんで』。

こう締める宮本。散歩中の意味が徐々に分かりかけてきた気がします。