今日6月12日はエレファントカシマシの総合司会担当にしてボーカルの宮本浩次、48歳の誕生日。昨日も「明日を行け」メイキング映像を見ながら、また怒濤のメディア露出っぷりを見ながら、ふと思う。「こんなに若いやる気に満ちた48歳居るか?」。見た目だけではなく(見た目も恐ろしく若いけれど)、音楽・表現に対してのあくなき向上心。
最近はまた「売りたい」「お金持ちになりたい」と言っていますが(笑)、「なんとかして我が歌を、日本中に、世界中に、宇宙中に広められないか」と本気で考えていて、レコーディングならレコーディングに集中、いざプロモーションになったらプロモーションに全力集中、しかも一つ一つのプロモーションに手を抜かないというか、逆に「先生、少しは手を抜いたらどうすか」と思うくらいの全力投球っぷり。これから夏フェス・全国ツアーと続くわけですが、せめてその間だけでも一息入れて欲しい、本気でそう思います。
こうやってエレカシのファンをやっていて、歌やプロモーションを見ていると、宮本浩次に対する知識というか、例えば昨日の記事の末尾のように「今はどんな本を読んでいるのか」ということは分かるのですが、「どうして宮本浩次はこう若いのか」「表現者とはどうあるべきなのだろうか」「人はどうして歌に、エレカシに感動するのだろうか」などといった、より根源的な部分については逆に分からなくなっていくような気がして、いつか分かる日が来るのだろうか、などと思ったりもします。
空から急におちてきた 流れ星のやうな人生
自分といふものが知りたくて でも明日へ明日へ先のばし
いはば流されてしまふこの毎日が いつしか重たくのしかかり
四の五の言はさず時は流れ 過ぎてゆく 神様ぼくを見て。
エレファントカシマシ「流れ星のやうな人生」より。自分というのはまだまだ分からないものなのかもしれません。
長々と書いちゃいましたが、何はともあれ男・宮本浩次、48歳の誕生日おめでとうございます。本気で宇宙一のロック歌手を目指して、身体に気を付けて、そしてさらなる全身での前進を本気で期待しています。ドーンと行ってくれ!
昨日、6月11日のめざましテレビでのコメントは以下の通り。
「Destiny」のPVが少し流れた後・・・、宮本浩次が一人で黒シャツにて登場。
宮本「今の自分たちのダイジェストですよね。自分が何なのか、何が敵なのかわからないけれど、負けたくないとかね、もっといけるんじゃないかとか。『生きてきたし生きて行く』という思いをビシッと新曲に込められたと自負している。・・・すみません、ヒゲの剃り残しが随分ある・・・(インタビュアー笑)、大丈夫です」
ナレーション 明るく語る宮本さんですが、一昨年、急性感音難聴と診断され、しばらくエレファントカシマシは活動休止、去年九月の日比谷野音ライブまで表舞台から離れていました。
宮本「本当に聞こえなくなっちゃったんで、怖かったですけど、病院の白い壁に悲しげな絵が飾ってあって、窓の外にはビルがあって、凄いエネルギッシュな気がしました。街ってこんなにエネルギッシュなんだ、オレもあそこでまた歌うぞ!」(退院後は)「耳に良いのではと思って、自然の音を聞くと体にいいんじゃないかと思って、湘南の海とかに行った。海の音ってあんなにいい音だと知らなかった。
宮本「死ぬんだなとかね、極端に言っちゃうと、そういうのを感じて、しっかり生きて行こう。ちゃんと音楽を大事にするように、よりなった。体が細胞がそういう風に目覚めたというか、例えばタバコを止めるとか、食品添加物が入っていないものを選ぶ、なるべく夜12時前に寝るようにしたりとか、いわゆる本当にリセットですよね。あの時ちゃんと休んで新しいペースを作れたので(映像は「復活の野音」へ)、それでこうやって歌をちゃんと歌えて、元気なんですよ妙に」。
(今度は映像はさいたまスーパーアリーナのライブ映像へ)。
ナレーション 完全復活を裏付けたのが、今年1月に行われたエレカシ史上最大規模となるさいたまスーパーアリーナの四時間ライブ。そして生まれた渾身のシングルが。
(再度、「Destiny」PVへ)。
宮本「やってるからにはヒット曲出したいんですよね。それはいい歌を作ること、他にやることないし」インタビュー映像了、画面はスタジオへ。
『本当に完全復活したというより、ますますパワーアップをされたという印象ですよね』。軽部さん『とても真摯に語って下さいましたよね。病気になってまた新たなものを得たんだな、ということが力強い言葉から伝わってきましたね』。『いい曲ですね!』。
今日、6月12日朝に日本テレビ「ZIP!」で流れたメンバー四人インタビューは以下の通り。
インタビュアー、レポーターは日本テレビアナウンサーの郡司恭子さん。
郡司「どうぞ、よろしくお願いします」
宮本「おはようございます。ありがとうございます」。
(映像はさいたまスーパーアリーナでの「悲しみの果て」、その後復活の野音での「今宵の月のように」、「Destiny」PV、それぞれダイジェスト)。
郡司「この歌はどんな風景を思い浮かべたんですか?」
(ここでメンバー全員の名前と年齢のテロップが出るのですが、ちゃんと宮本浩次は(48)となっていました)。
宮本「僕は9日間入院したことを・・・、自慢してもしょうがないんですけど。半分耳が聞こえなくなっちゃって、今は聞こえるんですけど。聞こえなくなっちゃって、手術したりとかして」
郡司さんのナレーション「実は二年前、宮本さんは左耳が聞こえなくなる病気、急性感音難聴と診断され、入院。バンドは1年間の活動休止を余儀なくされました」。
宮本「デビューして何十年、その間に自分がまさか病気するなんて思ってなかったんだけど、、その時(病室の)窓の外で、グワーってビルが建ってたりするのが本当に美しかったですね。俺もまたあそこに行くんだ!!(握り拳振りながら)、やっぱりそうやって光に向かう(さらに握り拳を振る)、そういう思ってあるんだよね。しっかり生きて行くぞってことを高らかに歌ったという曲だと思います、はい」。
郡司さんのナレーション「病室から見た何気ない日常風景の美しさ、その風景に勇気づけられた思いを歌に込めたといいます」。
(映像は「Destiny」サビ部分)。
「今後はライブ活動にも力を入れていくというエレファントカシマシ。実は去年その思いにさせたある出来事があったんです。活動休止からの復帰ライブ」
(映像は復活の野音で、宮本が話している部分。「今日はようこそ来てくれました。日比谷野外大音楽堂に、いっぱい曲やりますから、最後まで楽しんでくれエブリバディ!もうすでに楽しいぜエブリバディ!」)
宮本「日比谷の野音で恒例の野音でやって、もうね、たくさんの人が集まってくれて、あれは嬉しかったですね。自信がつきました」。
郡司さんのナレーション「ファンからの声援に支えられ、ライブの大切さを改めて感じたという宮本さん、9月からは復帰後初の全国ツアーをスタートさせます」
郡司さん「ライブへの意気込みを聞かせて下さい」
宮本「僕が病気とかしちゃって、ライブが2年3ヶ月ぶりくらいなんですよ。しっかり歌いあげるコンサートにしたいと思っていますので、是非来て下さい。
こんな深いインタビューを受ける覚悟をしてなかったので、結構汗だくで答えさせて頂きました、ありがとうございました」。
映像はスタジオに戻る。
桝太一さん「今宵の月のようには(関根)麻里さんとか僕世代ですからね、完全にね」
関根麻里さん「ねー、名曲ですよね」
関根勤さん「本当に熱いですね、芸術家っていう感じがしますよね。もういいですね、伝わってきますね」
桝太一さん「混じりっけがない熱さって感じがしますよね」
関根勤さん「だからハートに響くんでしょうね」
郡司恭子さん「以上、SHOWBIZ TODAYでした」。
今年もあらゆる人を熱い想いにさせてくれ。エレファントカシマシ。
昨年発売されたエレカシのトリビュートアルバム2はiTunes Storeでは配信されていませんでしたが、Dragon Ashの「さらば青春」だけが6月11日から配信開始されています。試聴も出来ます。
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