いつの間にやら今年の『四月の風』も吹き終わり、やってくる朝にほだされて働いていたらもう五月になってしまった。睡魔と明日への期待と緊張とを感じながらベッドに横になっていたら『風に吹かれて』の一節をふと思い出す。
エピックとの契約が切れ、『悲しみの果て』での再デビューを果たし、アルバム『ココロに花を』発売前のロッキング・オン・ジャパンでの山崎洋一郎さんとのやりとり。
山「とにかく今は状況的には前と比べものにならなぐらい、すごくいい風吹いてるから」
宮「もう一気に―」
山「やるだけやろうぜ」
宮「そうですね」
山「これで駄目だったらもう駄目だよ」
宮「駄目だと思う。俺もそう思う。これで駄目だったら絶対駄目。ただこれで駄目でも、俺自身は平気だと思うよ。音楽やると思うよ」
山「いやー、絶対大丈夫。いろいろクリップ作ったり、プロデュースされたりしたけどさ、方向はいいと思うんだよね」
宮「うん。方向はいいんだよね」(ロッキング・オン・ジャパン1996年9月号 「風に吹かれて」480頁より)
・・・この記事自体は4月30日に書こうと思って、じゃ「風に吹かれて」から引用しようと思ったら、なんと「明日に向かって歩け」「東京の空」「風に吹かれて エレファントカシマシの軌跡」の『エレカシ本三冊』が一時的に見当たらなくなり、探してたら今日になってしまいました(無事、部屋の中から見つかりました)。こういうことがあると「家の本の電子化」(自炊)をしようと思うんですが、エレカシの本はどうしても出来ない。それについてはまた次に。
本題だ、この時はきっと宮本は「これで駄目なら本当に駄目」と言いながら、逆を言うとかなり、いや絶対に「これはヒットする」という確信があると思うんです。『男の直感』や『男の覚悟』みたいな言葉が浮かんで来るんですが、目一杯仕事をやって、方向性も間違っていない。ならば目の前の作品は必ずやヒットするはず、という直感的な確信がこの言葉から感じられるんです。
しかしこの会話も音楽雑誌に掲載される会話とは思えないですよね(笑)、どちらかというとオフレコな、会社内や楽屋、飲みながらするような話をさらっと音楽雑誌のインタビューでしてしまって、そのまんま掲載されるという二人の関係性も面白い。
- 夏以降はオッサンがあちこちに出没。
PAOも届いていますが、一般公開可能な情報も色々出ています。
www.kyodo-west.co.jp
(当初、NUMBER SHOT 2015への出演情報だけ抜けていました)。
山口に香川、日程が重なっているフェスに連チャンで出るようです。東日本にはなかなか来てくれないな・・・。総本山のRIJF2015の出演アーティストが5月12日から順次公開とのことで、そちらの方をひっそりと、かつ注意深く観察オレしたいです。
- 音楽の趣味がますますおじいちゃんに。
最近はなぜか石原裕次郎を聞いています。「嵐を呼ぶ男」なんてメチャクチャな歌詞なんですけど、なんだか力強くていいんですよ。そして思わず日中に「俺らはドラマー」とか口ずさむと、必ず周りからビックリされます(笑)。まあでも良い音楽に古い新しいもないですしね。他にはデヴィット・ボウイなどを聞き始めています。
https://itunes.apple.com/jp/album/space-oddity/id742431542?i=742431996&uo=4&at=10lrZv
- 相変わらずお寺もいい。
福島県はいわき市の国宝白水阿弥陀堂が期間限定でライトアップされているというので見てきました。ここはJR東日本のCMで吉永小百合さんが出演しているんですが、写真が良すぎて「これは合成では?」という声があったそうですが、白水阿弥陀堂さんがFacebookにて「きちんと現地で撮影されたものです」と否定しています(笑)。実際に見に行ったら、ちゃんと吉永小百合さんのロケシーンの写真も貼られていました。
最近写真撮り慣れてないせいか、水平すら取れてないという写真が結構ある・・・。なんだか知らねえけど明日からも頑張りましょう。