エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシ、宮本浩次ファンブログ

「宮本さんは『ヒロジ』だからな!」加藤浩次さん×光浦靖子さんVer CM開始

今回のベスト盤は殆どプロモーションないので寂しいな、と思っていたらバカみたいに面白いCMが今日から公開されて、4バージョンを見ながら笑ってます(笑)。

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加藤浩次さん「浩次」編。


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加藤浩次さん「熱唱」編。マジで歌っちゃってますよ加藤浩次


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光浦靖子さん「歌います」編。まるで「めちゃイケ」のワンシーンを見てるようですね。


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光浦靖子さん「号泣」編。
(しかし光浦さんのマフラーと衣装可愛いですよね)。


動画のサムネイルだけでも相当インパクトありますが(笑)これは面白い!難しいでしょうけど地上波でバンバン流して欲しいレベルです。

そして上記のうち加藤浩次編は19日付の日テレ系「スッキリ!」にてCMがクイズ形式で出題&紹介されました。たまたま見ていたファンの方が書き起こしをして下さったので、以下にやりとりを掲載させてもらいます。

ナレーターの山里亮太さんは「山」、加藤浩次さんは「加」、テリーさんは「テ」、コメンテーターの大沢あかねさんは「大」にしてあります。

山「加藤浩次エレファントカシマシの名曲、俺たちの明日を歌うベストアルバムのCMで監督のOKがかかっているにもかかわらず何回も撮り直しました。その驚くべき加藤浩次の理由とは一体何でしょうか?」
加「俺、自分でも分かんない」(自分でも忘れてる模様)
クイズ出題中の映像は、加藤さんが「俺たちの明日」を身振り手振り交えて熱唱する姿が何度も。
大「いや、俺まだ歌い足りないです(という理由で撮り直し)?」
山「近いのかな、これ、加藤さんは勿論納得いってなかったの、加藤さんがね」
大「加藤さんが納得いってなかった・・・」
山「これ正直、よく言えるねそんなことって感じよ!」
加「(笑)!思い出した!思い出した!」
山「思い出した?調子に乗っちゃったね!」
大「俺、まだ全力出しきってない?」
加&山 同時に「違う!」
大「俺、気持ち入ってない?」
加&山「違う違う」
山「あのね、ライバル心を抱いたのかな、相手に」
大「あー」
山「こうじがひろじを?」
大「俺、今だと宮本さんに負けてます?」
山「OK!」
正解の音楽。
AnswerのVTR映像。
渋い顔で収録映像をチェックする加藤浩次。「もっといけますね・・・」と言いつつ再び収録に挑む加藤浩次
テ「何がいけるんだよ、いける理由がわかんないよ(笑)」
加「追ってるんだよな まだ歌詞を追ってるんだよ」
「宮本越えできてないんだよ」この映像部分が三度リフレイン。
大「うわうわ恥ずかしいこれー」
加「違うんだよー!」
テ「よく言えたもんだね!」
大「よく言えたね!」
加「カラオケ行ってみるとね、3年に一回ぐらい越える瞬間があるんだよ!」
テ「酒飲んでるから勘違いしたんじゃないの?狭いカラオケボックスで」
加「だからね、マネージャーに酒買ってこいって言ったんだけど止められたんだよねー」
(残念無念な顔で)「・・・宮本越え出来なかったんですよー」
山「出来ないよ!絶対に!」

「宮本越え出来てない!」加藤浩次の名言来ました(笑)。そして逆に言うと「三年に一回は宮本を超える」との大胆宣言。
加藤さんお酒入ってのカラオケボックスで「俺たちの明日」をフルで聴いて泣いて熱唱したから「お酒入ったなら宮本越え出来るんじゃないか」という想いがあったんでしょうね(笑)。

加藤浩次が「俺たちの明日」を絶賛(というか号泣) 2008年1月11日TBSラジオ「吠え魂」より。
http://d.hatena.ne.jp/mpdstyle/20080112/1200133236/

それこそ昔、2007年10月に「俺たちの明日」が発売されたときに宮本浩次はスッキリ!にVTR出演していました。
(当時の記録をちょっとだけ残っている映像と記憶を頼りに再現してみます。なのでこちらは正確な書き起こしではありません)。
当時のやりとりからすると、10月末でハウス「ウコンの力」がまさに明日から流れ始める時期だったようです。
(ということはシングル「俺たちの明日」の発売はまだ20日前、のはず)

宮「俺たちの自信作、新作『俺たちの明日』がウコンの力でタイアップになりまして、それで演じているのが加藤浩次さん。これは「浩次」と「浩次」との繋がりということで、共演が成立したということで、世の中なにしろ楽しく力強く生きていきましょう!ドーンと行きましょう!宮本でした」
 「(周囲のスタッフの人か石君に向かって)・・・もう一回やった方がいいかな?」
ナレーション「残念ながらお時間のようなので、いつものアレをお願い致します」
宮「スッキリのス!!!」 これが流れてVTR終了。
(注・この番組ではゲストで出た人が、自分の身体を使って「ス」の文字を表現するお約束があるんです)。
これを見ながら宮本がまさか「ス」をやるとは。そして細い宮本がやるから「ス」も細く出来てるんです(笑)。

カメラはスタジオに戻り、当時「スッキリエンタメ」、略して「スタメ」のコーナーを担当していた延友陽子さん登場。

延「エレファントカシマシの宮本さんからのメッセージ、加藤さんいかがでした?」
加「いや宮本さんってあんなくだけた方だったんですね」
延「熱い方なんですね」
加「手つきとか凄かったですね、こう(宮本の手つきの真似)」
テ「岡本太郎入ってたね!」
加「岡本太郎でしたね」
延「それにしても加藤さんCMピッタリでしたよね、お似合いです」
加「ああそうですか(笑)」
テ「これね、ずーっと続けていくといいね」
加「一応『ガムシャラリーマン』っていう設定なんですよ。2パターン撮ってて」
延「テリーさん上司役か何かがいいんじゃないですか」
テ「これいいですよ、ドラマになりそうで。加藤さんがね」
コ「ウコンって肝臓を守るってのがあるから、サラリーマンで飲まなきゃいけないけど疲れているから・・・っていうような役柄には加藤さんピッタリ」
(このコメンテーターの方はたまに見るいわゆる「タレント女医さん」なのですが、名前出てこない・・・、ごめんなさい)
加「いやナイスコメントありがとうございます!」
コ「スポンサーにお金出して貰って、映画作って貰おうか」
加「テリーさん監督やって下さいよ」
延「壮大な計画が・・・。明日11月からリリースされるとのことです」

当時これを見て「加藤さん当然『俺たちの明日』聴いたんだろうな」と思ったんですが、ラジオの発言からすると、フルで聴いてなかった。
そして初めてフルで(カラオケボックスで)聴いたのが、この宮本浩次スッキリ出演からおよそ三ヶ月後の2007年年末か2008年の年明け。そのラジオ聞きながら「芸能界ってCM出演してながらもそのテーマ曲をフルで聴かないんだ」とか純粋に少しびっくりした記憶があります。


そんな経緯がありながらも、加藤さんはエレカシにはまっていき、渋公ライブには行くわ、「スッキリ」で「好きな桜からみの曲は?」と言われると
「俺はやっぱりエレカシの『桜の花、舞い上がる道を』だね」と答え、PVが流れる展開もあったりしました。それでこの間の日比谷野音のVTRオンエアの際には「俺たちの明日」好きだね、と発言したりと、相当ガチな様子が窺えます。


この展開は(誰が企画したのか分からないんですけど)「ウコンの力」でダブル浩次をプロデュースした方も予想だにしなかった展開だと思います。そしてめちゃイケで共演する光浦靖子さんは「フツーにPAOに入っていた」ガチガチなファンで、今でもライブで目撃談がしょっちゅう。
(さらにめちゃイケに出演の芸人さんもファンになり、めちゃイケでは結構な頻度で「俺たちの明日」が流れる時代へと)。


こうして加藤浩次さんの例を挙げて経緯をおっかけてみると、伝わるところには伝わるんだなあ、と今更当たり前のことを思ってしまいます。
パワー剥き出しハイテンションの「俺たちの明日」が、CMで流れたにも関わらずフルに聴いたこと無かった(笑)、加藤浩次さんの友達が聴いて加藤さん本人に「これいいぞ!」、「いやいいよ、照れるから」、そしていざ「俺たちの明日」が流れて聴いてみると「すげえいい曲じゃん!」。そしてそれから五年を経て今回のCMメイキングのように「お酒入ると歌う」「三年に一回は宮本超えられる」「今回は越えられてないのが悔しい」発言。


(この「宮本さんはヒロジだからな」を聴いて「野音秋」の「通りを越え行く」の冒頭部分。
 宮本『私はミヤジです』 お客さん『コウジー!』 宮本『バカ野郎この野郎おまえ。だけどね昔俺は「コウジ」って呼ばれてて「宮本ヒロコウジ」って煙に巻いてた時期がありましたね、小学校時代』の部分を思い出しました。何故小学校時代から煙に巻くんだ先生・・・)。


光浦靖子さんの歌いかけで終わる「歌います」Verも面白い。口の動きから「桜の花、舞い上がる道を」だと思うんですが、歌ってるバージョンも聞きたいですね。それこそPAOの動画サービスコーナーで歌入りバージョンを流して欲しいです。光浦さん死ぬほど恥ずかしいでしょうけど(笑)。

しかし色々な人や想いが巡り巡って色々なものを生み出しますね。こういう面白い展開こそが生きてる醍醐味なんじゃないかと思います。



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