エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシ、宮本浩次ファンブログ

さらば「スッキリ」よ、男たちの2007-2023。

日テレ系「スッキリ」の終了報道もどこか現実味がなく、まあ年に数回流れているやつかと思っていたら、本当に2023年3月をもって終了。もはや「準々レギュラー」となっていたエレファントカシマシ宮本浩次。ここは勝手に男たちの友情の歴史ともいえる15年間を振り返ってみたい。

加藤浩次さんが「ガムシャラリーマン」という設定、そして音楽はお馴染みエレファントカシマシ「俺たちの明日」。このCMは本当によく見かけて、宮本も「ツアーの楽屋で流れてたりすると照れてしまう」とコメントしていた。ユニバーサルミュージックに移籍しての初弾。4人たちにとってもリスタート、エポックメイキングなこの曲こそ、加藤浩次さんとの友情の歴史のはじまりの曲であった。

  • 2007年10月末、宮本浩次「スッキリ」コメント出演。

今考えると、加藤浩次さんは「塩対応」ですね。昔、書き起こしをしたのを再掲載します(今回は過去の記事を多数引用・貼り付けします。ご寛恕下さい)。



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宮「俺たちの自信作、新作『俺たちの明日』がウコンの力でタイアップになりまして、それで演じているのが加藤浩次さん。これは「浩次」と「浩次」との繋がりということで、共演が成立したということで、世の中なにしろ楽しく力強く生きていきましょう!ドーンと行きましょう!宮本でした」
 「(周囲のスタッフの人か石君に向かって)・・・もう一回やった方がいいかな?」
ナレーション「残念ながらお時間のようなので、いつものアレをお願い致します」
宮「スッキリのス!!!」 これが流れてVTR終了。
(注・この番組ではゲストで出た人が、自分の身体を使って「ス」の文字を表現するお約束があるんです)。
これを見ながら宮本がまさか「ス」をやるとは。そして細い宮本がやるから「ス」も細く出来てるんです(笑)。

カメラはスタジオに戻り、当時「スッキリエンタメ」、略して「スタメ」のコーナーを担当していた延友陽子さん登場。

延「エレファントカシマシの宮本さんからのメッセージ、加藤さんいかがでした?」
加「いや宮本さんってあんなくだけた方だったんですね」
延「熱い方なんですね」
加「手つきとか凄かったですね、こう(宮本の手つきの真似)」
テ「岡本太郎入ってたね!」
加「岡本太郎でしたね」
延「それにしても加藤さんCMピッタリでしたよね、お似合いです」
加「ああそうですか(笑)」
テ「これね、ずーっと続けていくといいね」
加「一応『ガムシャラリーマン』っていう設定なんですよ。2パターン撮ってて」
延「テリーさん上司役か何かがいいんじゃないですか」
テ「これいいですよ、ドラマになりそうで。加藤さんがね」
コ「ウコンって肝臓を守るってのがあるから、サラリーマンで飲まなきゃいけないけど疲れているから・・・っていうような役柄には加藤さんピッタリ」
(このコメンテーターの方はたまに見るいわゆる「タレント女医さん」なのですが、名前出てこない・・・、ごめんなさい)
加「いやナイスコメントありがとうございます!」
コ「スポンサーにお金出して貰って、映画作って貰おうか」
加「テリーさん監督やって下さいよ」
延「壮大な計画が・・・。明日11月からリリースされるとのことです」

男たちの歴史のきっかけは意外なところからやってきた。

  • 2007年末~2008年正月、加藤浩次「俺たちの明日」で号泣

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(この記事何度引用したことか、その割にこのラジオ音源は今は残っていない)。

当時ラジオを聞きながら嬉しかったのは勿論、反面「芸能界って凄いところだな」と思ったことがあって、自分が出演しているCMのテーマソングをマトモに聴いたことがない。まあそれはいいとして、この年末年始のカラオケがターニングポイント。ここから加藤浩次さんはすっかりエレファントカシマシに嵌まり、「全曲聴いた」、その後ラジオでも2008年のエレカシのライブ(当時の渋谷C.C.Lemonホール、いいライブだった)に行ったりと、徐々に深みにはまってゆく。

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この直前に宮本浩次は病気を発症してしまって・・・、代打・友情出演だったのでしょうか。熱唱しまくっています。

  • 2013年11月18日、エレカシ「初・スッキリ生出演」

宮本浩次の病気後の初テレビ生出演がスッキリで、この映像は今見ても面白い。
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加藤浩次さんの「レディー・ガガより緊張しています」は名言かつ本音だと思います。あの加藤浩次がガッチガチになっていて、宮本の一挙手一投足を見守っている。

ここからは本当に「スッキリ」の準々レギュラーのようになっていく。それこそピストン西沢さんのGROOVE LINEのように「季節のご挨拶」をしている。俺もエレカシの新春ライブや野音の翌日には「スッキリ」を録画して、取り上げられる様をチェックするようになっていた。

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  • 2015年11月18日、エレカシ「スッキリ」にて『RAINBOW』ナマ披露。

初出演から日付もピッタリ2年ぶり。四人で出て、宮本は石君とよくファミレスを行くという、なんだか今見たらそれだけでジンと来てしまう光景だ。

  • 2017年2月10日 デビュー30周年を記念し出演。

これは書き起こしも記事化もしていなかった!「俺たちの明日」を披露後、視聴者のリモコンの青or赤で「今宵の月のように」か「悲しみの果て」を投票し、結果「今宵の月のように」を披露(俺は腹黒いから、これ本当に投票した結果なのかなあ、と思ったりもします)。もっと「昔からのガチ勢」である本上まなみさんも熱視線で見ていたり、素敵な構成なので記事化しておけばよかった。

  • 2018年6月15日、エレカシ「スッキリ」にて『Easy Go』ナマ披露。

このタイミングも記事化していなかった。俺自身が忙しかったんだろうか、返す返すも残念・・・。



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5年前、スッキリにて初対面を果たした2人が、谷中敦さんを交えての熱い熱い対談。友情のステップアップをテレビ(スッキリ)を通じて見ることが出来るという、不思議ですよね。そして宮本浩次の名言『引きずり回して自由に向かう』。その後未公開編も放送され、先生「68平方米くらいの家に住みたい」大好きだなあ、こういう発言。
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  • 2019年10月25日、宮本浩次、天の声ゴールドとして出演。

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これも宮本っぷりが出ていてね。スタジオが「天の声の友達は誰?」(つまり誰が話してるの?)と聞いてるのに、宮本は「古美術商とか」と実生活の友人の職業を明かしていたり。『Do you remember?』のMVを見ながら「眼鏡をかけていても品が良い」(そりゃまあ確かに)。自身の声も「美声」(そりゃ誰でも知ってるさ)、アドリブ入れられると天然ぷりが出てしまうのが面白い。

  • 2020年3月4日 宮本浩次として「ハレルヤ」ナマ披露。

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ソロのテーマである「自由」を表現したいのかもう大暴れ。ただサブのスタッフさんはめっちゃくちゃ盛り上がってて、もうみんなファンになっちゃってるんじゃないでしょうか。


今、見返すとマスクをしている人がちらほらいらっしゃって、ああこの頃からコロナ広がり始めたんだ、と再認識させられます。そんな日々ももう3年になってしまう。

  • 2020年11月27日 宮本浩次として「あなた」「First Love」披露

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こう見ると、エレカシ宮本浩次としての新曲、アルバムの時に「勝負だ!」とばかりに出演していますね。いや実際真剣勝負なのだけれど。

  • 2020年7月「バンドやろうぜ 最終章」コメント出演

これはサプライズで登場したんでしたっけ。録画データが全く残っていない、残念・・・。

近藤春菜さんと水卜アナ卒業スペシャルと言うことで出演、こちらも録画データが残っていない。俺はこの頃何をしていたんだろう・・・。

  • 2021年10月7日 宮本浩次として「浮世小路のblues」披露。

こちらは録画しているも、記事化していない。これは正直に言うとこの頃のソロ活動に対して興味が無かったんですね。

  • 2022年11月3日 宮本浩次として「飾りじゃないのよ 涙は」披露

これについては前述したとおり。

HDDレコーダーに残っている限りのデータを出しましたが、あと1~2回サプライズで出てたりして抜けたりしてるんじゃないでしょうか。

長々と書きましたが、分かりやすい「男たちの出会いと友情の日々」の歴史だと思うんですよ。CMで共演してたのに全く知らなかった同士が、一方が曲を聴いて号泣。そして宮本浩次が病気療養中のベストアルバムCMに出演し、復帰後に初対面、初生歌。そしてその後はもう新曲・アルバム発売、「ここだ」という日に出演。
まだ「スッキリ」にも1~2回、いや「エレファントカシマシのデビュー35周年」と「番組ラスト」を考えると3回ぐらい出てもおかしくないですね。ありとあらゆるパターンで出演しているため、来春に向かって何か壮大な企画があがっていてもおかしくないと思います。
そしてこの関係は勿論「スッキリ」で終わるのではなく、まあ加藤浩次さんも、番組終了=再狂犬宣言もしていますし、スッキリが終わることによる時間的余裕も出てきて、かえって極楽とんぼ加藤浩次さんのラジオで延々と熱く語って欲しいですね。

男と男の出会いは熱く始まり、熱く続き、最後はどこか寂しいのかもしれないけれど、それが人生だとも思う。まずは「スッキリ」を4ヶ月、今度は4人でドンと飛ばして欲しいものだ。


(今日、店頭入荷日だった!)