エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシ、宮本浩次ファンブログ

ぴあ 39th FAREWELL "39 THANK YOU" 車輪小僧の大回転 エレファントカシマシ編

トップバッターのゆずから観戦予定も、連日の睡眠不足で自問自答した結果、「フラフラでゆずりよも温存してエレカシ」。
そして起きてバタバタしてたら、TFMでのラジオの宮本コメントも聞けました。これは後から書きます。
行く途中の電車で昨日買っておいたJAPANと昨日届いてたPAOを読む。
「写真パリパリで開けにくくなかったですか?」と言われましたが、僕のは普通の状態でした。



幕張メッセのこの会場は屋根がないと思って、一週間前ぐらいから勝手に天気を心配してました。
実際行ってみると、幕の屋根が張られてて、逆に中は暑かったという。
寒さを覚悟して登山のような格好してたら会う方会う方「暑くないですか?」「暑いです!」。



このフェスは、P・I・Aと完全にブロック分けされていて、一見Aが一番よさそうなのですが、そこは「PIA」ということで
Pブロックが最前列ブロックでした。逆にAブロックはちょっと遠すぎたと思います。
チケット代も6939円(ロックサンキュー)ということで、色々ぴあの茶目っ気が見えて面白かったです。



去年のアラバキ以来のフェスリストバンド。
中にはメンバーのコメントと宮本からのメッセージも掲載されていました。


到着時にはトータス松本さんのライブまっさかり。またこの方もいい45歳ですね。格好良くて、渋く年取ってて。


エレカシ登場時から徐々に前へ。ヒラマさん寄り二列目、ほぼ最前列。


15:24、メンバー登場。ステージに出る際に全員がそれぞれ丹下さんと軽く握手。
宮本白シャツ、石くん黒色短髪、蔦谷好位置さん、ヒラマミキオさんの六人体制。



宮本「イェー! じゃ聞いて下さい」
M1 悲しみの果て
今日は「音波」がハンパじゃないというか、例えばトミのドラムの音がそのまま衝撃として身体に当たってくる勢い。
音響が良かったのと、屋根もあって会場の反響の影響もあると思います。ホールでもライブハウスでも野外でもない不思議な感覚。


演奏終わり、間を置かずにすぐギターイントロ。
セリフ部分で宮本、「エブリバディ!ようこそ」。
M2 俺の道
「みんな楽しみしてた今日がやってきたぜ。みんな生きてるんだよな、行こうぜ、エブリバディ」。
ステージ最前列、それ以上一歩でも出ればステージ下に落ちるぐらいに前に来て歌い、そして左右へ。
「色んな人が居て、俺も居て、オマエも居て、生きてるんだよ、違うかい?」
「石森行け!」と石君のシャツを掴むように前へ出す、一瞬肩に寄りかかるようにして「満たされないまま・・・」。
ラストの方の「俺の道を!」では絶叫状態。今日は通常以上に声も出てたと思います。


「毎日生きていると色んなことがあるけど、風のように生きていこう、そんな歌です」。
M3 風に吹かれて
相変わらずこの曲も蔦谷さんのキーボードが効果的。凄く良く映えています。
サビ部分で照明がアクアブルー状態に、本当に繊細かつ情緒的な色に染まっていました。
間奏部分のトミのドラムのリズムが素晴らしい。野音からトミにやられっぱなしの印象。


「不器用だけれど、毎日光り輝き(求め)生きていく、そんな奴らに捧げます」。
M4 俺たちの明日
さすがフェスだけあって、「さあ頑張ろうぜ!」部分ではみんな拳突き上げ状態。
ラストに「でっかく生きようぜ!負けるなよ!」、会場大歓声。


「みんな格好いいぜ!俺たちを呼んでくれてありがとう。まあみんなが呼んだわけじゃ無くて
主催者とかそういう人が呼んでくれたんだけど、まあみんなもようこそ!エレファントカシマシです」。


メンバー紹介。
石君に「中一の時始業式で」で終わって、すぐヒラマさんの紹介に移ってしまった気がします。
これじゃ初めて聞いた人は意味が分からないと思う(笑)。
「総合司会の宮本だエブリバディ!」。


「俺たちの一番新しい歌、自信作、ワインディングロード」。
「宣伝ですが、11月16日、11月16日発売」大事なことなので二度。
「悲しいことも辛いことも嬉しいことも色々あるけれど、そして毎日歩いて行く、そういうことを歌った歌です」。
この部分あたりは覚えきれず。もう少し話していた気もします。


もうこちらは「一番新しい歌」の時点でドキドキとワクワクで。ただひたすらステージを見つめる。


イントロ開始前に小さく「人生はワインディングロード」。
M5 ワインディングロード
イントロから落ち着いているけれども、でも音色は華やかな始まり方で凄く耳障りがよくメロディアス。
「長い道を行く 古の光ムーンライト 手探りで何かを探す・・・」
恐らく宮本やメンバーはこの新曲披露に相当集中力と緊張感を持って挑んだんだと思います。
何度も何度もリハーサルを重ねて、丁寧にライブ向けに作り上げた感が伝わってきました。
「あんた分かるかい? 俺の気持ち 例えりゃ一切合切だ!」オーディエンスに真っ直ぐ歌う宮本。
「オノレを晒していこうか」で両手を突き上げる。
この直後の一瞬無音でトミのドラムだけが鳴る部分のトミがキレッキレ。
「俺からあなたへと続く道」の歌い方が決まりすぎてて思わず息を呑んでしまった。
このフレーズをキレイに歌うにはこの歌い方しかないじゃないか?ぐらいの心地良すぎる声の出し方。
「分かるかい? 分からない?」この部分は本当に囁くように。
ラストに何か絶叫していた。今思うと恐らく「ゴーゴーゴー!」と言ってたんだと思います。


「ギターの曲です」。よくわからないけれど、順番的に「まんまで」に期待大。
「嬉しいことも悲しいこともあるんだろうけれど、俺の心にあるんじゃないかと最近思っています」
「まあそういう理屈はあるんだけれども」。色々話してたと思うんですが、よく聞き取れず。
「宇宙へ飛べ!!」曲直前のこのフレーズは明快かつ強烈に分かりました。
M6 東京からまんまで宇宙
こっれはイントロのギターから圧巻も圧巻、ぶっ飛びまくってました。
ギターが超ハイテンション爆音なのに、それにベースやドラムやキーボードも乗っかってくる。
またその演奏に負けずに宮本の声もぶっ飛びの圧巻状態。聞き手をビリビリ刺激しまくる。
「交わる期待と不安に 押しつぶされそう」。ラジオではこの部分が聞き取れなかったのですが
生の声で聞くと「期待と不安に」とクリアに歌詞を聴くことが出来ました。
「ドゥワーーー!!! 何とする」、もうこの部分の叫びは歌詞にはならないでしょうが
どうしても「ドゥワーーー!!!」と書きたくなってしまうほどの絶叫っぷり。


間奏部分で石君とほんの軽いセッション。


「心はそうグルグル地平線」この歌いっぷりも、またステージ前方のライトもフラッシュ状に
ピカピカッとリズムよく光っていて心地良かった。この曲が持つ宇宙感をバシッと表現していました。
ラストは「みんなで舞い上がる!」。


圧巻でした。なんなんだこのロックなぶっ飛んだ曲は。そしてその爆発力をそのまま初披露で見せつけてくれた
エレファントカシマシエス
今日の模様はどこかで放送されると思うのですが、ワインディングロードと東京からまんまで宇宙はまんまで
放送して欲しいです。お世辞でもなんでもなく圧巻の出来でした。
この初披露の感動のインパクトは個人的には2004年野音の「友達がいるのさ」初披露ぐらいに強いです。


M7 新しい季節へキミと
一転して(この曲も新しめなんですが)安定した曲へ。
演奏では六人の一体感が出てましたが、宮本は心なしか前の二曲に集中しすぎて疲れてる感も。
ラストに宮本がトミに話しかける、どうやら「ドラムマイク曲がってるよ」的な指摘で、トミもすぐ直す。


石君のイントロギターと共に会場が真っ赤に。
M8 ガストロンジャー
「あいつらの化けの皮を剥がしに行くってことを さっき楽屋で結論しました」。
その後の蔦谷さんのキーボードが適度に暴れてて心地良い。宮本も蔦谷さんの方にフラフラ向かって歌う。
勢いで白シャツをプチっとはだけたんですが、そのボタンが飛んでく様まで何故か見えてしまう。
ラストに軽く石君の頭を抱えるようにして終了。


丹下さんがアコギを持ってくる。最近ラストによく歌う「今宵」か、まさかの珍奇男か。


宮本「輝いて 熱い涙流そうぜ!」。
M9 今宵の月のように
イントロからの多くのライトが良い具合に宮本を照らしていて、スポットライト的で良かった。
そして演奏が始まって六人が仕事始めると、またライトがそれぞれに散っていく。
「ポケットに手を」でお客さんに背を向けて文字通りポケットに手を突っ込みながら歌う。
「エブリバディ輝いてるぜ! サンキューエブリバディ!サンキューぴあ!」
感動的に終わるかと思いきや、楽屋方面に帰る途中でお尻ペンペン(笑)、お客さんも苦笑い。



新曲二曲がとにかく圧巻。
一曲目は明快なラブソングで、二曲目は意味不明宮本節ぶっ飛び宇宙曲。
アウトプットは全然違って聞こえるかもしれませんが、根っこは繋がってるというか
当たり前なんですけど、どちらも素の宮本が出た、ひねらないエレファントカシマシの曲だと思います。
また今日は初披露なのに凄く良い出来でした。どんだけリハしてくれたんですか、と思ってしまうぐらい。
一緒に行った方と「この新曲はとんでもない!やっぱりライブはいい」とかずっとそんな話をしてました。


スキマスイッチの部分は外で他の方と話しながら聞き、アジカンの途中から会場内へ。
トップバッターのゆずも新曲やったらしく、エレカシも新曲、アジカンも「新曲です」と披露で
相当に密度の濃いフェスなんじゃないかと思います。


そしてトリはDreams Come True。初見なのですが、吉田美和さんはロックの女王ですね。
いきなり「何度でも」をやってくれて、めっちゃくちゃに会場盛り上がってました。
もっと大人しい感じの方かと思いきやキャピキャピと女性っぽさを出しながら、でも全身で表現してて
なっかなかにパワフルでした。


外に出ると初冬の風が吹いてましたが、ここで登山仕様の服装が役に立ち、あまり寒さは感じず。
ってかこれだけ熱いアーティストのフェスだと、それだけで心の中が暖かくなります。



しかし兎にも角にもエレファントカシマシの新曲が驚くほど良い出来でした。
僕はこれで多分年内ラストエレカシですが、16日のCD発売も来年新春の渋公も相っ当に期待してます。





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