エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシ、宮本浩次ファンブログ

「悪魔のささやき」は骨太ポップロックメタルアルバムの予感

早速ゲットしてきました。予定があったので秋葉原ヨドバシカメラ内にある
タワーレコード秋葉原店。



右下ではタワレコで上映された特典内容DVDが延々と。


一曲目の「moonlight magic」を聞いてみる。
(やっぱりレコード屋さんの試聴機の性能は異常にいい)。
正直「悪魔のささやき」というタイトルのイメージが先行して
めちゃくちゃアングラでついていけないくらいだったどうしようと
思ったのですが、非常に聞き心地のいいポップさ、明快な曲調と
前向きな歌詞がいい意味での違和感というか、イメージとは違いました。
後ろに「エレカシ試聴したそうな人」が来たので慌ててどける。


でも試聴機を横目で見ながら、「悪魔のささやき」を手にとってレジに向かう
人たちを見て、それで僕もそのCDを見ながら、生きている幸せというものを
いきなり感じてしまった。
好きでたまらないアーティストのエレファントカシマシのニューアルバムを
また手に入れられる幸せというか、もう当たり前で普遍的なことなのかも
しれないですけど、またエレカシのニューアルバムを買って、新曲を楽しむこの
ワクワク感というのは生きててよかった、幸せなんだなあ、とそんなことが
頭をよぎってしまいました。歳を取ったせいだろうか・・・。



気を取り直して購入。レジでタワレコ特典ポスターを貰う。
四人が「あの崖地」で写っている至ってシンプルな物。
このポスターさえ考えなければ、価格から言ってもAmazon一択だと思います。


友達が来る間に歌詞カード、クレジット読み(これがかなりの楽しみでもある)を
していると、「脱コミュニケーション」のレコーディング場所で笑ってしまった。
ついでに「悪魔メフィスト」も同じ場所ですね、これは(笑)。


友達と合流して久々の秋葉原をぶらつきながら帰宅。
MP3に変換、iPodiPhoneへの転送作業をしながら爆音で一曲ずつ聞いてみる。


これは多彩なアルバムだ。


「九月の雨」は出だし昭和歌謡かと思ってしまったけれど、歌詞と合わせて
聞いてみると、宮本節の新機軸に思えてくる。うまく韻を踏んでいる。


「旅」は文句なく格好いい。
骨太ロックで何度でも聞いていたい。途中の転調具合もこれまでの
エレカシっぽくなく(勿論いい意味で)、またこの曲も微妙に韻を
踏んだりする。それもこれまでにない比率かもしれない。


その骨太ゴリゴリの曲の後の「彼女は買い物の帰り道」のギャップが
たまらない。『そう落としてくるか?』みたいな。これは曲順通りに
聞くと相当に面白いと思います。


その後アルバムオリジナル曲の「夜の道」まで一気に飛ばしたのですが
この曲は思わず歌詞をみつめながらずっと聞いてしまった。
これは僕にとってはグサッと来る宮本の弾き語りパターンだ。
「寒き夜」「月の夜」「冬の朝」あたりが一瞬頭によぎるんだけれども
でもそれとも違う、やっぱり大人な44歳の世界がここにはある。


それが落ち着いた所で次が「幸せよ、この指にとまれ」なので、またこの
「落ち着いてからの上がりっぷり」はアルバムならではの醍醐味。


「朝」はgood morningにおける「コール アンド レスポンス」の前の
「Ladies and Gentlemen」的な位置づけなのかな、とか思いながら最後の
「悪魔メフィスト」を聞いたら、これはさすがにたまげた!
これは間違いなくいままでのエレカシにはなかった世界観、曲、歌詞。
(いや、歌詞はまだ宮本節が残っているか・・・)。
聞きながら呆気にとられてしまった。まだどう受け取っていいか分からず。



まだ各曲一曲ぐらいしか聴いてないです。
最後の「悪魔メフィスト」を聞くまでは「骨太ポップロックアルバム」と
思っていたのですが、ラストを聞いたら「メタル」を入れない訳には
いかなくなりました。


でも相変わらずレンジが広すぎる。
例えば「彼女は買い物の帰り道」と「悪魔メフィスト」が同じアーティストが
作ったとは信じてもらえないんじゃないか?と思える(しかも同じアルバムに収録)。
全体的にアップダウン、宮本風に言うと(笑)上り下りというかテンションの上下が
アルバム全体でバイオリズムのように流れているので、アルバム全体を曲順通りで
聞いていきたいと思います。


いやー、これは明日からの通勤も何もかもが楽しみになりますね。
またじっくり聞き込んで感想書きたいと思います。



これから夜にかけて個人的な大きな決断をしなければならないのですが
アルバムを爆音でかけて「男は勝負だ!」ってな具合でドンと行きたいですね。


麻生久美子さんが出演してて話題の「彼女は買い物の帰り道」PVは
エレ友さんに貸して見せてもらおう。
コットンクラブスペシャルライブDVDも週末に。
ってかこのペースだとDVDを見ないでZepp Tokyoに参戦することになりそうです。




「限定盤A」


「通常盤」
Amazonアソシエイト)。