エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシ、宮本浩次ファンブログ

ポテチでも食べよう

伊坂幸太郎さん原作、中村義洋監督という「アヒルと鴨のコインロッカー」「フィッシュストーリー」「ゴールデンスランバー」の黄金パターンの
新作映画「ポテチ」が昨日から公開されました。さらに音楽もせっちゃんの「リンゴの木の下で」、これは見に行くしかないということで
GWに原作を読み終え、せっちゃんの新曲「月光」(これも滅茶苦茶いい!)のC/Wである「リンゴの木の下で」も聞き込み、行ってきました。


せっかくだから公開初日に見に行こうと思っていたら(仙台では先行公開済み)、新宿ピカデリーでの初日舞台挨拶のチケットが手に入り
初のナマ濱田岳さん、木村文乃さん、そして中村義洋監督の舞台挨拶も見てきました。



入場の時に「なんちゃらの時にお使い下さい」(聞き取れず)とA4サイズの「ポテチ」ペーパーを貰う。ウチワ代わりに使ってました(笑)。


伊坂幸太郎さんは前作「ゴールデンスランバー」で映画化は一区切りしたい、ということでしばらく映画化の予定はなかったようですが
中村監督は前々から「ポテチ」を撮りたく、そして昨年の震災後、伊坂さんが「ハッピーな映画をお願いします」とメール。
そして中村監督が「ポテチ行きましょう」ということで、短編(68分)オール仙台ロケで「ポテチ」完成という経過らしいです。


僕の大好きな「ゴールデンスランバー」的な絆要素もあり、「重力ピエロ」的な設定もあり、かなり面白かったです。
中村監督も劇中に出てると聞いてたんですが、思ったより出てて、その部分は笑えました。
ですが途中の車内ポテチシーン、最後の球場のシーンでは、球場がキラキラ輝いていているせいもあってかちょっと泣いてしまいました。
原作自体も短編なので、原作ササッと読んで映画を見に行ったほうがより楽しめるかもしれません。



上映後、その三人が出てきて舞台挨拶。
この映画のあるシーンで、中村監督も縁が深い女優が普通にスッピンでエキストラ役で出ているという話になる。
全く気がつきませんでした。それでその女優さんからの手紙を中村監督が読み、会場は「おお−!」。
伊坂幸太郎さんからのサプライズでの手紙も届いていて、司会の方が代読し、ファンとしてはたまらない瞬間でした。



濱田岳さんは「沢山の人達に見て貰いたいので、友達を連れてもう一度見に来て下さい。それで映画が終わった後
『あのシーンにあの女優さんが出てたこと気がついた?』って言ってみて下さい。そしてその友達が友達に同じことをすれば
どんどんお客さんが増えますので」会場笑。確かにその方式で行けばネズミ講的に増えますね(笑)。
僕もその方式で友達誘おうと思ったら、既にネットニュースでは今日の舞台挨拶の模様が流れて、その女優さんの名前も出ちゃってます。
ネタバレ(?)じゃないんですが、プチサプライズなので、名前が知りたい方は下のリンクを参照してみて下さい。
http://eiga.com/news/20120512/8/
その女優さんの名前を知らずに見て「あのシーンにあの人が出てた!」って分かる人が居たら、その人本当に尊敬できるレベルです。


最後は観客席をバックにマスコミの撮影大会。そこで上記で渡された「ポテチ」の紙をお客さんが頭上にかざして記念撮影という
確かに映画の初日舞台挨拶でよく見る光景でした。
コイケヤ」ならぬ「ISAKAYA」と書かれていたこだわりポテチチラシだそうです。
濱田岳さんはイメージ通りで、そして本当に声が高く、話術もありました。木村文乃さんは抜群の可愛さ。
(舞台挨拶には出てませんが)大森南朋さんも相変わらずの独特のニヒルな存在感。



原作、脚本、キャスト、音楽。色んな良い要素が絡まった映画でした。
一時間ぐらいでほっこりとして最後泣きたいという方は是非是非。





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