エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシ、宮本浩次ファンブログ

どの道、夜空を見上げるのさ

やっとこさ新PCになり、環境は非常に好転しました。ステマでもなんでもなく、マウスコンピューターは非常にコスパが宜しい。ただ最初にやったのが仕事絡みの編集作業なのですが(仕事は会社でやれ!)。


宮本サイドは狙っていたのでしょうか、縦横無尽のアーカイブス配信が終了したタイミングで「sha・la・la・la」発売、そしてJAPAN JAMの音源も付いてきたため、そちらにスライドしています。
爆音を出せば出すほど臨場感が増すので、映像を想像しながら日々聞いています。今年は再度のライブがあるのか、フェスへは続々と参加宣言がされていますが、これ以上コロナ禍が悪化しないことを祈るばかりです。
JAPAN JAM音源で一点だけいうならば、『P.S. I love you』にて、歌詞を忘れてやり直し。それで毎回一度は聞き入っちゃうんですよ、勿論毎回冒頭やり直しするのですが(笑)、冒頭のズッコケがずっと音源に残るのは残念。あり得ないですが仮に「原音Ver」「編集Ver」の2つから選択出来るのであれば、最初は原音を聞いて、あとは編集を聞きたい。非常にワガママですがそんなことを思っています。

しかし何度も言いますが、「sha・la・la・la」はここ数年で一番好きなレベルの曲です。浪漫ロック路線で、MVも適度に遊んでいて非常に面白い。いつかこれをナマで聞ける日を楽しみに生きていこう。


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  • 経験を経るということ。

いきなり真面目な話になってしまいますが、39年も生きているとまあ色々なことを経験してきて、ネガティブなこともそれなりに冷静に受け止めていけることに気がついた。すなわちネガティブなことも(勿論ポジティブなことも)「大体なんとかなるのではないか」という経験値が積み上がってきているので、「ああ、こんなことで必要以上に悲観的になることはない。あのときもこうだったじゃないか。受け止めた瞬間が結果的に一番ネガティブで、あとは段々楽観的になっていく」という知恵を付けることが出来れば、バッドニュースもそれほど苦ではなくなってくる。昔に比べれば良いことも悪いこともニュートラル、冷静に受け止められるようになっている、気がする。・・・宮本浩次も同じようなことを書いていたと思って読み返してみた。



宮本浩次著「明日に向かって歩け!」69ページ

人間三十四歳位になると、随分、幻想やら、人生に対する浪漫が減る。経験がやや豊富になるからね。初恋の衝撃や胸の痛みもとうの昔に経験済み。あらゆるものに喰ってかかった激情もやや忘却の彼方へ。ああ、そのかわりドーンと来るんだ。なぜか涙もろくていけねぇ。センチメンタルでいけねぇや。
(中略)
幻影が無くなったかわりに、どんどんシンプルになっていく。そんな気がする今日この頃。

2000年8月の記述、もはや20年前の記載だけれども、非常に今でも通じるモノがあると思いませんか。宮本自身はどう思っているのだろう。このあとに「ライフ」「俺の道」レコード会社を移籍しての「俺たちの明日」、ソロ活動、Instagram開設(これは当時は想像だに出来ないか)。『明日に向かって歩け!』20年後のアンサーインタビューなど聞いてみたいものだ。

『明日に向かって歩け!』ついでに書くと、もう読み過ぎてハードカバー自体がガタついてきてるんですよ。今は読むときは非常に慎重に読んでいる。個人的に業者さんに頼んで電子書籍化することも考えましたが、断裁が必要ということで諦めた(この作業はさすがに耐えられない)。しかし今は断裁せずに電子化できるようだ(パラパラと各ページをスキャンし電子化させる)。気になって資料を見てみると、おおよそページあたり40円前後の単価業者さんが多い模様。『明日に向かって歩け!』が270ページあるので、単純計算で・・・おおよそ1万円也!
いや、間違いなくそれ以上の価値はある。上のように人生の指針になる言葉もあるし、ミレニアム前後に宮本浩次が(編集は入っているとはいえ)原稿用紙に手書きで書いた文章というのは後世に残るべきだと思う。けれど今現状で読めるのに1万円といわれると少々二の足を踏んでしまうのだ。


ファンの方も増え、ニーズは20年前より間違いなく増えている。勿論著者、出版社の事情もありますが、やはり一番いいのはKindleでの再発売だと思います(勿論書籍媒体でも大歓迎ですけれど)。

最後は同本のように締めてみます。「あなたはどう思う?」。

tver.jp
(来週の恐らくの最大の楽しみはこの番組でしょう!)。

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