やはり冬の空気は澄んでいるのか、首都高からでも富士山がよく見えたりします。勿論覆面パトカーを常に警戒しながらですが(笑)、一昨日も首都高から高層ビル・そしてバックに富士山がキレイに見えて、思わず「有り難や」と心の底から思ってしまいました(年ですね)。
ただ江戸時代なんかは今とは比べものにならないくらい江戸からも富士山が見えたんでしょうから、江戸庶民にとっては富士山は身近で、でも神々しい山。もう今の都会の人とは存在・扱いが違ってたんだろうなあと、目の前の風景を見ながら想像する。都内に沢山ある「富士見坂」という地名もそう考えると感慨深いものがあります。
そして脳内に流れてくるのが、good morningの中でも名曲「武蔵野」。
そんな風景と、この曲、PVのイメージを思い出すと、また泣いちゃうんですよ。
宮本浩次は何を想い、何を想像しながらこの曲を作って、歌詞を書いたか。それを理解するのはまだまだ時間がかかりそうです。
NHKのThe Coversも新春傑作選と再放送がされ、かなり反響があるようです。
もうここまで来たなら年末の白と紅の歌合戦にも出てしまえと願ってしまいます。全国で40%くらいの人が見る中で「RAINBOW」が流れる瞬間を想像しただけでゾクゾクしてしまいますが、これは間違いなくお茶の間を震撼させる、一定の層のココロを一瞬で鷲掴みにする力を持ってる曲だと思います。
デビュー30年、メンバー50歳、けれどもこの破壊力。このバンドを出さずにどれを出すのか?と本気で考えてしまいます。まあでもそのステージに立つ日も近いと勝手に考えています。
エレカシとは全然関係ないですが、昨日発売の週刊文春の林真理子さんのコラムが時世を的確に反映している。SMAP騒動に触れて、それについてネット情報を検索した時の話。
どうしてふつうの人が、こんな臆測が出来るのか驚くばかりである。
「別の大手の芸能事務所が介入しようとした。それは今名前の出ているところではない」こういう陰謀説は、昔はシロウトさんが言うことではなかった。そういえばある女優さんが大きなスキャンダルに見舞われた時も、ネットを見ていたら、「最近彼女は大手事務所をやめ、個人事務所にした。その報復であろう」などという感想があったが、以前の一般人は絶対に持たなかったものだ。
私などはジャニーズ、オスカー、サンミュージック、ホリプロ、などといった大手プロダクションの名前しか知らないが、この頃の人というのは、小さな芸能事務所の名前もよく知っている。そしてタレントさんが、どこの事務所に所属しているか、ただちに言うことが出来る。
そして、「この事務所は力が強いから、◯◯◯は、△△△をバーターで出してもらっているんだよ」と日常会話で喋っている。ネットのおかげで情報過多。いろんな臆測をし、プロのような判断をする。流出した人のラインも読む
ネット普及の功罪は滅茶苦茶あると思うんですが、こういう悪い意味でのタブーがなくなりつつあるのは良い傾向だと思うんです(勿論虚偽の情報や名誉毀損の類いもかなり多いので、どの情報源や誰が本当に信用できるかを探す必要はあるんですが)。昔なら平然と横行していた古い利権を持った「うやむやなあいつら」同士の出来レース的なやりとり、事務所枠での出演や、タブーによって潰された報道なんかが今は白日の下にさらされる。
ただそれによって起こる健全な競争や、それこそ「破壊されんだよ駄目なものは全部」路線は個人的には歓迎したい。一定の人が特権階級のように甘い汁を吸える時代は終わった(というよりもうそんな時代は続かない)。本物な人たちが真の実力を発揮して、直にやりとりをする時代。
昔のやり方に慣れた人にとっては嫌な時代でしょうが、それこそ汚れたものが消えてキレイに富士山が間近に見られるような世界、そんな時代を待ち望んでいます。