エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシ、宮本浩次ファンブログ

エレファントカシマシ 2016年新春ライブファイナル 「私だけのききどころ」

何年ぶりかすらも忘れましたが、久々の企画をやります。
3時間半以上の新春ライブファイナルがあまりに格好良すぎたので、その中から独断と偏見で「個人的に素晴らしかったところ」を淡々とあげていきます。誰の同意も賛同もいらず、「自分が好きなんだからいいだろ」路線です。

  • ストリングスからのイントロで既に格好いい。

メンバーの入場前に金原千恵子ストリングスチームが3210に似たメロディを掻き鳴らし、メンバー入場。そしてM1 脱コミュニケーションへの流れ!

  • 先生、ひげ剃り失敗。

フルHDの威力は凄い。宮本の鼻の下の小さな傷跡もキッチリよく見えてしまう。恐らくヒゲをカミソリで剃るといういつもの荒技が失敗して切れちゃったんでしょう。

  • M5 彼女は買い物の帰り道

やってくれたこと自体が嬉しいんですけど(笑)、「泣かない私は」「負けない心で立ち上がる」の高音部分がカチッと出ていて素晴らしい。カメラも金原さんサイドからの宮本、宮本サイドからの金原さんを両方とも押さえている。最初から最後まで、歌・演奏・演出・カメラワークまで最善の出来だと思います。

  • M6 あなたへ

こちらも最初から最後まで素晴らしい!

  • M7 TEKUMAKUMAYAKON

「もっともっと輝け!」という宮本の叫びからのスタート。思えば数ヶ月前、新曲告知の文章で『TEKUMAKUMAYAKON』という珍妙なタイトルに仰け反り、でもその圧倒的なパワーと決定力。今ではすっかりライブで盛り上がる曲へと変貌。今回も(宮本の煽りもあるが)みんなが両手を叩きながらの声援。「もっともっと輝け」でカメラがアップになったら、もう喉の血管が浮きまくりになってる。歌詞を途中でトチるも、何事も無かったかのように通常モードに戻るバンドの回復力。ストリングスチームがガチッと演奏を終えての「行くしかねえ!」。圧巻、今後もライブの定番曲になると思います。そして間違いなく盛り上がる曲へ。

  • M8 なからん

これが発表された時は「この高音曲はツアーになったらどうなろうんだろうか」云々と書いた記憶がありますが、全面的にゴメンナサイ。声が持ってます。「RAINBOW」の曲は高音曲が多いのですが、明らかに病気後の回復力が良い方に出てるんだと思うんです。ボーカリスト宮本浩次の音域がまた広がった。前曲『TEKUMAKUMAYAKON』の出だしは難しいとしても、基本的に他の曲の高音部分もガチッと出るようになっている。また通常音域から高音へ移るときのギャップも少なくなり、シームレスな切り替えが出来るようになっていると思います。

  • M9 昨日よ

序盤の「二人きりだと信じ合った」がまさに高音とのシームレス部分が発揮された場所だと思うんです。絶妙かつ素晴らしいボーカル。ラストの「昨日よ」連呼部分もいい高音が出ています。

  • M10 シナリオどおり

ストリングスチームを交えたリズミカルなスタート。そのイントロ部分での「ラランララン ランランラランラン」という宮本の何気ない呟きが良い。「ガチッと ガチッと」あたりのフラッシュライトも曲のリズムと合っていて心地良い。「満点さ」の高音もキチッと決まり、その後のバンドとしての「ガチッと」した終わり方も最高です。

  • M11 永遠の旅人

前曲に続いてのリズミカルな曲。ヒラマさんのコーラスも決まり。宮本も左手を突き上げて、そして石君いじり(笑)。サビ部分での会場が一体となった手拍子!これはナマで叩きたかった・・・。

  • M12 愛すべき今日

このイントロが滅茶苦茶格好いいんですよ。ヒラマさんが淡々とギターを掻き鳴らして、宮本が「雨の日も風の日もやってくぜ!」。イントロだけ切り取って携帯の着信音にしたいぐらいに(笑)。曲全体もストリングスチームが入って可憐で荘厳で、デキ落ちが全くないままのラスト。「夢見るものさ」の宮本のセルフコーラスも素晴らしい。もうこの曲だけ抜き取って無加工で次のシングルの特典曲にしても全くおかしくないくらい。

  • ソックタッチ

恥ずかしそうに言う先生が可愛いんですよ(笑)。

  • 555曲目「歩いてゆく」

「アルバムにそっと入れたつもりが」って先生(笑)。その後の演奏・パフォーマンスっぷりは言わずもがな。

  • M15 Under the sky

曲前のセリフが素晴らしい!「街は彩りを変えてゆく 夕暮れの空・・・ この街の空の下・・・」高音でピアノも乗っかったセリフで、もしや新曲か?と思ってしまったほど。

  • M16 雨の日も風の日も

冒頭の「雨の日も・・・」の「も」の伸びっぷりがハンパない。ライブ初披露が昨年の武道館(ストリングスチーム付)だったせいか、やはりストリングスチームがあった方がさらに良く聞こえる。

  • M17 3210の前部分。

宮本がアコギをつま弾きながら、「あーあああ・・・」何かの映画のエンディングテーマのような格好良さ。そして高音にまだまだ余裕があるという驚異。

  • M18 RAINBOW

キレッキレのボーカルにキレッキレのストリングス!この曲は「伸るか反るかのロックナンバー」と勝手に決めつけているのですが、今回は完璧に伸っている!そして圧倒的に勝っている。そして転調したあとの「ありがとう 幸せだったよ」。「1,2,3,4」に合わせるストリングスチームも素晴らしい。

  • 「まもなく第二部がはじまります」のテロップ。

『テロップもかよ!』とか言われそうですが(笑)、このテロップもなんだか好きで。舞台のようで面白いですよね。またこれは後日書きたいのですが、最近は第一部・第二部構成になったことによって、宮本自身にもメリハリが出来て、結果凄く良い循環になっていると思います。

  • M19 I am happy

これは本当に好きな「ききどころ」で、打ち込みで機械的なアルバム版(CD音源)に比べて、今回のはバンドの演奏でどこかゆったりとしたアナログ感を醸し出していて、何度も何度も聞き返してしまう。このライブでは個人的に圧倒的なベストアクトです。

  • M21 めんどくせい

これも大好きな曲で、イントロ時に石君とアイコンタクトしてタイミングとり、また高音のセルフコーラスもかなり再現出来ているのが、この日の好調っぷりを証明していると思います。

  • M22 偶成

「ひとりいれば人を思い」の声の伸びっぷり。そして後半になるにつれの宮本浩次の白目剥き出しっぷり。