エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシ、宮本浩次ファンブログ

宮本浩次、非実存説(或いは共同幻想説)

今回の記事は一笑に付して下さい。決して本気で受け取らないで下さい。


でも本当に時々そう思うんです。(今、エレファントカシマシが時期的にオモテ舞台に立っていないこともあるだろうけれど)、エレカシ宮本浩次は実は非実存のヴォーカリストなのではないかと。映像に残っている宮本浩次は全てCGなりで創られていて、本当はこの世に存在などしてはいないのではないか。


みんなが見ている「宮本浩次」も、例えばさいたまスーパーアリーナでは1万5,000人のお客さんが「こんな理想的なロックバンド、ヴォーカリストが居ればいい」と思っている、いわば「多くの人の理想像」が生み出している共同幻想の塊ではないのか。ごく珠にだけれども、そんなことを思う。


というのも、このオッサン。格好良すぎるのと可愛すぎるですよ(笑)。49歳になってこう若くて格好良さと可愛さが同居している人がいるはずがない。ここまで活動的で常に上昇志向が強く、いい歳して「自分の音楽でこの世を変えてみせる」と本気で思っている49歳なんて居るのだろうか?
言わば自分自身の小さい「常識」に当てはめてみて、『いや、そんな男が居るはずがない』。そしてこうナマで見る機会がなく半年が経過して(あの正月武道館ライブからもはや半年!)、音や映像、活字ばかりで宮本浩次に接していると、『こんな人間がいるのか。いやもしや居ないのではないか』なとどいう訳の分からない理論が(多分に真夜中に)ふと頭に浮かぶ。


けれども(勿論)宮本浩次はこの世に実在していて、もう夏からは「上半期の分も稼ぐぞ」てな勢いでフェスに出まくり、まあ新曲も近いうちに出るでしょうし、ワンマンライブもある。


もしかすると、ここまでに「ライブでエレカシを見たい」という欲求が出てくるのも『宮本浩次が実在することを確かめに行く』という確認作業の一環に思えても来る。そしていざライブで宮本浩次を見ても『いやいや、こんなナマで見ても格好良くて可愛いオッサンが居るはずが無い』とライブ会場でも一瞬『宮本浩次非実存説』が頭をよぎってしまうんですが(笑)。


汚れきった魂やら 怠け者のぶざまな息も あなたの優しいうたも 全部 幻 そんなこたねえか...

(エレファントカシマシ 「武蔵野」)


エレファントカシマシ「武蔵野」 - YouTube


natalie.mu

そんな訳の分からない「非実存説」を言っておいて、舌の根も乾かぬうちに、宮本浩次(エレファントカシマシ)が一人で我らが福島県にやってくるというニュースを紹介。
どでかい猪苗代湖。振り返れば子供の頃は本気で「あそこは海だ」と思っていました(笑)。ただ猪苗代湖はキレイで、すぐ横にはとんがった磐梯山がそびえ立ち、もう少し行けば歴史と人情溢れる会津地方。クルマに乗っているとしょっちゅう猪苗代には行くのですが、そこにあの「幻ではないかと思っているオッサン」がソロで(フェスのコンセプトがそういうことらしく、深い意味は全くないでしょう)湖畔で歌うかと思うと、今からワクワクしてしょうがない。エレカシのファンになって13年、これで3度目の来福。しかし非情なるかな世の中は。8月2日は仕事が入ってしまっている。
社会では「ライフワークバランス」なる言葉が流行っていて、かくいう僕もよく使うんですが、もっと「エレカシワークバランス」を考えて下さいよ、と言いたくなる(誰にだよ)。いずれにせよ辞表を胸に挑みたい(こちらも冗談です)。

  • 「友達がいるのさ」でまた泣く。

仕事が終わり、夜遅くに帰宅途中、「これ、明日以降もずっと続くんだよな」とココロが折れそうになる。しかしイヤフォンからは「男」が『出かけよう 明日も あさっても その次の日もよう 出かけよう 歩き出すぜ』(野音 秋Ver)と歌っている。こうなると「明日もまた出かけようか」と思い。最後の「ちっくしょー!」も宮本と同じく歌ってしまう(笑)。


宮本浩次の存在を確かめるためにも、明日も出かけましょう。