エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシ、宮本浩次ファンブログ

宮本浩次の「ちっくしょー!」に刮目せよ。

この「地元のおじさん」は素直に悔しがること憚らず。
『男餓鬼道空っ風』や『眠れない夜』等の楽曲は言うに及ばず、それが例え満員でお客さんが詰まりに詰まってるライブでも「ちっくしょー!」と叫ぶ御仁だ。


ハタから見ると、大成功しているライブで何故に「ちっくしょー!」と叫ぶ必要があるのか?とも思うのだけれど、逆に宮本浩次にしてみれば『こんないい曲作って披露してるのに、世の中は変わらねえし、俺も全然金持ちになれないし、この野郎』てな「ちっくしょー!」なのかもしれない。「どこまで行っても飛べない俺」自身に対しての「ちっくしょー」なのかもしれない。


ただこの(鬱憤か不満か、はたまた口癖なのか、この際どうでもいいけれど)「ちっくしょー!」的なマグマがエレファントカシマシの原動力となっているのもまた事実。これが曲が売れに売れまくって宮本がセレブにでもなってしまったら(それはそれで新たな「ちっくしょー」の始まりかもしれないが)、宮本浩次はただのカッコいいオッサンになってしまう。そこに意味不明な怒り、または反発心、或いは狂気を孕んでこその宮本浩次エレファントカシマシなのだと思う。


そして身も蓋もないことを言うと、宮本浩次は死ぬまで「ちっくしょー!」と言い続けると思うんですよ、上に書いたとおり曲が売れたら売れたで現状に不満を持つだろうし、売れなきゃ売れないで怒るだろうし、デビュー28年目を迎えるというのに一向に「ちっくしょー」が減らない様を見ていると、もうここまで来たら死ぬまで「ちっくしょー」と言うだろう、というか言って欲しい。(しかし自分で書いてて気がついたんですが、何だかんだともうデビュー30周年ではないか)。


『ガストロンジャー』や『パワー・イン・ザ・ワールド』なんて「ちっくしょー!」をそのまま具現化したような曲ですし、最近だと『東京からまんまで宇宙』、『明日を行け』も「ちっくしょー」曲だと思うし、一見しっとりとした『飛べない俺』も上に書いたように、「自分自身へのちっくしょー」なんだと思う。「こんなもんかよ こんなもんじゃねえだろ この世の暮らしは」という『無事なる男』的な不満を49年間持ち続けて、世の中に放ってきた男の「ちっくしょー」の旅はまだまだ終わらない。


武道館ではどんな「ちっくしょー!」を見せてくれるんだろうか?(そして「もう一丁!」にも同じく期待)。次なる「ちっくしょー!」はそのまま次のエレカシへの進歩に繋がっているはずだ。


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日々「エレカシ」でググっている御同輩は既にお気づきかもしれませんが、WOWOWさんは今回の中継でもバナー広告を散りばめていて、フツーにネットをしているだけで「エレカシ武道館生中継」の広告が飛び込んでくる方も多いんじゃないでしょうか。またWOWOWのキャッチコピーが「大人に、向いてる。」ですからねえ。確かに大人に向いている。


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