エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシ、宮本浩次ファンブログ

エレファントカシマシ 「復活の野音 3日目」 2013年10月13日 大阪城野外音楽堂



この日の大阪は暑からず寒からずで何とも言えないライブ日和。空は晴れ渡り、時刻も早いため月は白い。
またその月がステージの真上に出てるんですよ。日比谷野音と同じで演者側からは見えないけれど、劇的に美しい。


こちらも一年ぶり、短髪にして気合い十分の丹下さんがスタンバイする中、16時39分、6人登場。
・・・石君が二色、髪が二色、二つに分かれている。右側が金色で左側が赤色、そしてロング。
石君の髪の色アンケートコメント欄で『2種類の色に染めて登場して欲しい』と書かれていた人が居ましたが、ドンピシャ的中です。
そして帽子は(恐らく敢えて)安っぽい「大阪のおばちゃんが被るような帽子」、エンターテイナー石君。宮本浩次は白シャツ。


M1 俺の道
宮本、左手をポケットに突っ込んだまま歌う。子どものような仕草は照れ隠しのようにも見える。
演奏途中で宮本『エブリバディ!大阪!』、大歓声。宮本の声もど真ん中からしっかり出ている印象。


M2 Sky is blue
まだまだ真っ青な空の中にピッタリな選曲。『今日もSky is blue!』部分で宮本も青い空を指さす。


『去年は大阪に来られなくて、でもここで歌うのを楽しみにしていました。存分に楽しんで下さい!』


M3 四月の風
イントロのギターの時点でお客さんから大歓声。さすが大阪城野音


M4 悲しみの果て


M5 めんどくせえ(新曲)
『空を見て 鼻がキューンとなって』の部分で、自身の鼻をつまむ仕草。
その後の間奏でステージ前方に出る宮本、そして戻る途中に石君と軽くセッション。この曲はこのパターンが多い。
まだ空は明るかったのですが、ほんの少しずつ暗くなってきたため、途中で宮本を中心としたスポットライトが灯る。
演奏途中に石君が自身の動きが激しいため、帽子が取れる。これ以降拾うこともなくライブは終わる。


M6 デーデ
イントロでトミが音を鳴らしている時点でお客さんが大歓声と同時に頭上で手拍子!さすが大阪テンション高い!
そのテンションに宮本も乗せられたか分かりませんが、成ちゃんに近づき、帽子を押し込むアクション。
続いて石君に続き、石君の肩に足を乗せるような仕草。そしてまた成ちゃんいじり。
『ララララララ・・・』部分で椅子に乗っかる。今日は男椅子はあれど座らずに、乗っかり用として使用。
演奏後、『金持ちってのはそういう才能がある。俺は金持ちの才能はないけど、曲を作るのが好きなんだけどね』てなことを。


M7 涙を流す男
イントロからの蔦谷好位置さんのキーボードが凄く良くて、そこばかり見ていました。
孤独な寂しい歌なんだけれど、でも蔦谷さんがメロディアスに、孤独さを消さずに上手くアウトプットしてくれている。
『涙流す男よ』部分のセルフコーラスもキッチリ決めてくれて、素晴らしい。
大阪城野音はカラスとヘリ(飛行機)がよく飛んでいて、この曲の途中でもカラスが飛び交っているのが印象的。


『おじさんが「昔は徹夜出来たんだけど今は出来ないね−!」ってよく言うじゃん?
 そんなことをないぜと思っていたけれど、年齢は経ていた。まあ(同年代と比較すると)若いかも知れないけれど』
『もっと偉くなって金持ちになると思っていた、そんな歌』
M8 はてさてこの俺は(新曲)
聞く度に倍々ゲームぐらいの勢いでこの曲が好きになっていまして、今日もずっとステージを凝視していました。
『そこらのアホどもに比べれば、俺の方がいくらか気が利いてる気もするが』。『頭(カブリ)を振るだろう』。
最初は宮本の弾き語り状態なんですけど、曲途中から一気に六人の演奏体制になるのもいい。
そしてラストに『力よ目覚めろ!』。日比谷ではなかったはずのフレーズを二度。


前曲の男臭さの余韻を残したまま、また男臭いギターイントロ。その時点であちこちで歓声が上がる。蔦谷さんはコーラスの準備。
M9 季節はずれの男
蔦谷さんがキーボードを弾きながらバシッとコーラスを決める。成ちゃんのベースもキレキレ。
『鳥が飛ぶように』で片手でチラッと空を指差し、その先には見事にカラスが飛んでいる。


M10 シグナル
一気にブルーライトへ。また石君が宮本をじっと見ながらいいギター弾くんですよ。
そしてカラスが飛んでいて、そういえば「町を見下ろす丘」は勿論、配信限定だった「シグナル」もカラスが配信画像だったことを思い出す。


蔦谷好位置さんとヒラマミキオさんが退場、四人に。


大阪のカラスはエレカシが大好きなのか(笑)、またもや飛んできて曲間に「カアカアカア」と鳴く。宮本も『いいですね!』と反応。それにお客さんも歓声。


M11 なからん(新曲)
ライトが一気に深いグリーンに。『流れゆく時よ』の声の上がりっぷりが絶妙。
勿論この曲は復帰後の作品なので、復帰前との同じ曲での比較は出来ないんですが、声は(?)が良くなっている印象。
グリーンのライトが、一気に白と赤に切り替わる。そのライトのコントラストがなんだか石君の髪の色に似ている。


蔦谷さんヒラマさん再登場で6人。淡々と切り替え。
M12 明日に向かって走れ
イントロの『突っ走るぜ明日も!』でお客さんも大歓声。
またライトも前方、後方、ステージ前方とありとあらゆる所から白色、白昼色なのか白熱色なんだか正式には分かりませんがギラギラのホワイトに照らしていて
「白い情熱」のようなものがステージを包んでいました。蔦谷さんはこの曲でもコーラス入れてたかもしれません。
『このまま』部分でライトが宮本後方のみのバックライトに切り替わる、この演出は文句なしに格好いい。
アウトロのギターが通常より長く、そしてそれに比例してライトもより明るくなる。


『良い歌詞が出来たと思います。自分で言うのもなんですけど』。会場は笑いと歓声が同時に。
M13 リッスントゥザミュージック
宮本は相変わらず椅子を使用せず、立ったまま歌う。序盤はいつものように蔦谷さんのキーボード。
またこの頃から一気に周りが暗くなり、「夜と朝のあいだに...」ではなく「昼と夜とあいだに」ぐらいになっていました。
そして暗くなると同時に相対的にライトが輝きを増すので、それらが楽器に当たり反射して黄金色に近く光り輝いていたのが印象的。


宮本、ステージ前方に居たバッタを見つけ、石君に『あんた踏まないようにね』会場笑い。
二年前はセミが登場しましたし、カラスも出て、まさに野外音楽堂っぽくていいですね。
エレファントカシマシ唯一のカヴァー曲、聞いて下さい』。
M14 翳りゆく部屋
相変わらず『運命が』の『が』が良く伸びている。イントロに入った瞬間にライトがオレンジ色に。


『自分の想いをうまく歌詞に載せることが出来た新曲・・・』と言っていたら、トミが呼び止める。トミに向かう宮本。
『すみません、間違ってたようです』会場笑。セットリストと違うので、思わずトミが止めた模様。


『気を取り直して、大地のシンフォニー』
M15 大地のシンフォニー
一つの単語は勿論、一つの言葉すら自体も丁寧に歌っている印象。
またライトもグリーンの中に宮本に対して白いスポットライトを当てる憎い演出。『相変わらずさ俺は』のトミのドラムが絶品。
曲後、『よく地下鉄に乗っているから、実感が湧く』というようなことを。


『本当に元気になって、こういうコンサートが開けるようになって・・・』ここで大歓声で、その後の宮本の言葉が聞き取れないほど。


M16 あなたへ(新曲)
『大地のシンフォニー』以上に丁寧。『いつしかあなたを彩る花束となるのです』この部分の上り下りの歌いっぷりが絶妙。


M17 笑顔の未来へ
一転激烈ハイテンションナンバー。「デーデ」の時のように、会場全体から手拍子鳴りっぱなし。
大阪城野音デビュー曲だけあって(?)「四月の風」のように大阪がホーム曲のような印象。『行こうぜ!笑顔の未来へ!』。


M18 世界伝統のマスター馬鹿
ハイテンションっぷりは収まらないまま、MASTERPIECEツアーを彷彿とさせる曲。
『どうしたんだお前』の後のドラムが激烈。ステージ全体に気合いを入れるようなパワフルさ。
ラストの『ゴー!』の後は勿論だけれど、響くような大歓声。


メンバー紹介。何故か『冨永さんです』とさん付け。石君に『今日はコーディネートしてきました』大歓声。
蔦谷さんとヒラマさんについて、『若いと思っていたら、いつのまにか37歳となっていました』。
『総合司会の宮本です!』。


メンバーと蔦谷さん・ヒラマさんの年齢の話は日比谷野音の時に蔦谷好位置さんのブログで出ていたので、みんなでしみじみそんな話になったんだと思います。
http://blog.oricon.co.jp/ko1/archive/1057/0



M19 FLYER
『笑顔の未来へ』からのハイテンション、お客さんをも巻き込んだ一体感を保ったまま。
またこの曲では石君が全身を使ってギターを弾くので、長い髪がぐるんぐるんと回って阿修羅かライオンか何かのよう。


M20 ズレてる方がいい
もはや「ファイティングマン」「ガストロンジャー」「俺たちの明日」と並ぶぐらいのライブ映えする定番曲となりつつあります。
『どうせ流す涙なら お前と流したい!エブリバディ!大阪!』割れんばかりの大歓声。この曲でも全体での手拍子!


M21 俺たちの明日
テンションはまさに右肩上がりで、宮本の動きに呼応してさらに手拍子。
一度手拍子が起こると「手拍子してもいいんだ」となって、さらに手拍子が起こる好循環が起こる気がします。
『同じ星しか見られねえよな!おい!行こうぜ!』。中ぐらいのジャンプに投げキッス、退場。18時34分。



アンコールを待ってると、本当にステージの真上に半月がキラキラと輝いていて、この瞬間を切り取って保存したいくらい。


18時37分、6人登場、宮本浩次は黒シャツ。


en(1)1 赤い薔薇
ステージは曲に対応して深紅バージョン。ほんの少しだけテンポがスローか。


en(1)2 今宵の月のように
まさに見事な月の下で演奏される『今宵』。


en(1)3 コール アンド レスポンス
『誕生以来四十七年!』。『全員、死刑です』で大歓声が起こるのは毎回凄い光景です。勿論俺自身も歓声あげてるんですけど。


『ニューアルバムから』とか言うので、え、アルバム出すのか?ここで言っちゃっていいのか?と思いきや『最近のニューアルバムから』、一瞬ドキッと。
そしたら何を思ったか今度は『やっぱり止めた』って言うんですよ。会場からは悲鳴で、宮本は何事か言う(なんて言ったか忘れました)。
まあ演奏は始まったんですが、多分みんな宮本に止めて欲しくない心理も重なって(笑)、いつも以上の手拍子。
en(1)4 穴があったら入いりたい
演奏中も会場からは手拍子鳴り止まず。
聞きながら「そういえば今日は日曜日じゃないか」と思って「せっかくの日曜に彼女ない」の台詞を期待するも、恐らく無かったと思います。


en(1)5 ガストロンジャー
『あいつらの、君たちの、自分自身の化けの皮を剥がしに行くってことを、毎日自問自答の末結論してます』。
成ちゃんに向かって『変な音出すな−』と言いつつ、日比谷に続きベース強奪、男椅子に片足乗せてしばしベースを弾き出す。
ベースを成ちゃんに返却後、丹下さんが淡々とケーブルその他を直す。『いい顔してるぜよく見えないけど!』×2。


メンバー紹介。自身の紹介は無し。


石君の渾身のギターイントロ。
en(1)6 ファイティングマン
そんな石君をまたいじりだす。『鼻で笑って』で会場向かって右側に走り出し、完全に右側スピーカーの裏側に隠れる。
次の『baby』では向かって左へ突っ走る。開演から二時間は過ぎてるのに、全くもって元気な47歳。そしてまたスピーカーの裏側へ。
『サンキュー!』、その後に何か言ってました。投げキッス、マイクをステージにそっと置き退場。19時10分。


こちらが座席に座って休む間もなく、すぐに、19時11分に6人再登場。
エレファントカシマシです』と今更バンド名を紹介。
en(2)1 花男
『さようなら!』で会場全体も手のひら広げて宮本に、エレカシに、6人に向かって『さようなら』。『また会おう!』。19時14分、終演。



エレファントカシマシ 「復活の野音 3日目」 2013年10月13日 大阪城野外音楽堂 セットリスト


M1 俺の道
M2 Sky is blue
M3 四月の風
M4 悲しみの果て
M5 めんどくせえ(新曲)
M6 デーデ
M7 涙を流す男
M8 はてさてこの俺は(新曲)
M9 季節はずれの男
M10 シグナル
M11 なからん(新曲)
M12 明日に向かって走れ
M13 リッスントゥザミュージック
M14 翳りゆく部屋
M15 大地のシンフォニー
M16 あなたへ(新曲)
M17 笑顔の未来へ
M18 世界伝統のマスター馬鹿
M19 FLYER
M20 ズレてる方がいい
M21 俺たちの明日


en(1)1 赤い薔薇
en(1)2 今宵の月のように
en(1)3 コール アンド レスポンス
en(1)4 穴があったら入いりたい
en(1)5 ガストロンジャー
en(1)6 ファイティングマン


en(2)1 花男






(Amazonアソシエイト)