エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシ、宮本浩次ファンブログ

野音前夜

明日はエレファントカシマシがステージに、本格的にロックの世界に戻ってくる。

世の中の仕組みもコミュニケーションの仕方も政治も経済も日本の将来も、人々が持つ価値観でさえも秒単位で激変するこの世界に
「ガキの頃から一緒」だった男四人組が、ありとあらゆる世情や自身のバンドの上り下り、テンションや熱狂も低いライブから
「ここから革命が始まるんじゃないか」と思わせるような熱い、奇跡的なライブまでありとあらゆるステージに立ち続けて
常に「まだまだ飽き足らない、死ぬまで俺走るんだ」と、ある時はセルフプロデュース、ある時は売れ線のプロデューサーに依頼し
時に激烈な曲を、時にポップな曲を、同時に唯一無二の価値観を世の中に放ちまくってきたロックバンド、エレファントカシマシ
同業者にしてライバルのスピッツ草野マサムネさんにも「日本のロックバンドはエレファントカシマシ」と言わしめたほどのフロンティアバンド。


プロとして走り続けて25年。メンバーも47歳になり、宮本浩次は歌手としては難しい病気となり約一年の休養。


しかし宮本浩次は激烈に復活し、デビュー当時の初期衝動を蘇らすかのごとく、四人での音出し再開。
普通にライブに戻ってくるだけでも驚嘆すべきことなのに「野音までに新曲どんどん作りたいですね」。
ロックに対しての闘争心剥き出しの宮本浩次石森敏行高緑成治冨永義之


デビュー25周年というのは言わば記号、付箋に近いようなものだと思うんです。
男四人が野望を持って、理想を掲げて、何かを追い続けて戦いに戦い続けた結果、いつの間にか25年になった。


そんな四人が、ありとあらゆる困難や試練を乗り越えて、場合によっちゃ復帰前より激しい、厳しい戦いに挑もうとしている。
昨年の野音のあと、みんな「信じて、いつまでも復帰を待ってる」と言ってましたが、本当に戻ってくる。しかも復帰前より激しい勢いで。


エレファントカシマシ、2013年9月14日からステージに復帰。しかしそれは即ち新たなる戦いへの火蓋が切って下ろされることなんだと思います。
「理想の音楽を求め続ける戦いへの始まり」。
復帰と新たなる戦いへの一歩が同じ日の同じステージで同時進行するというのはいかにもエレファントカシマシらしい。常に戦っている四人。



その新しいスタートが今回の野音だと思うんですが、そんなステージに立ち会える、見届けられることをただただ幸せに思います。



まずは身体に無理をせずに、元気に歌えるのだったら、また激しい新曲をひっさげて、ステージを駆け巡って、全力で歌って楽器を弾いて
世の中と、自分自身と戦って勝利を収めてほしい。いやエレファントカシマシなら勝てるはずだ。



男よ行ってくれ、男よ勝ってくれ。いや勝とうぜ!