エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシ、宮本浩次ファンブログ

エレファントカシマシ、デビュー25周年記念で過去音源総ざらい、ドキュメンタリー映画も

発端はエレファントカシマシの所属事務所であるフェイスさんのこんなツイートだった。

FAITH_official @FAITH_official
エレファントカシマシ】ファンクラブ"PAO"会員の皆様に、お知らせをゆうメール便にて本日 3/18(月) 発送させて頂きました。
http://elephantkashimashi.com
2013年3月18日 - 17:47

最初このツイートを見た時に、正直ちょっと嫌な予感がしたんですよ、あまりにも淡々とした「お知らせ」なので、嫌な知らせじゃあるまいな?不安が頭をよぎる。


すぐさまオフィシャルサイトに飛んで、ファンクラブPAOの会員専用サイトにログイン。するとTwitterより少し詳しい情報が載っている。

PAO会員の皆様に『お知らせ』をゆうメール便(一部郵便)にて発送させて頂きました。間もなく皆様のお手元に届くことと思います。

(中略)

http://elephantkashimashi.com/25th/ (PC)

このアドレスを見た瞬間にホッとして、同時に「こりゃ朗報だ!」と。「25th」の四文字が非常に力強い。
そしてその「25周年特設サイト」に飛ぶと、こんな粋な演出。


18日夜時点。



20日正午時点。「解禁日」のその時まで24時間をちょうど切った瞬間。


2013年3月21日正午、つまりエレファントカシマシがデビューしてから25周年のお昼に向かって、ドラマ「24 -TWENTY FOUR-」を彷彿とさせるカウントダウン。


そして翌19日夜にはPAOから小さなパンフレットと、A5サイズクリアファイル、25th Anniversaryステッカーが郵送にて届く。
パンフレットを開くと、小さく小さく色んな曲の曲名と日付が印字されている。丁寧に読んでみる。

リリース第一弾 完全限定生産 6枚組 ライブブートレグBOX 発売決定!!
【the fighting men's chronicle】〜THE ELEPHANT KASHIMASHI official live bootleg box
同時発売 幻のライブCD「日本夏」「野音秋」再発決定。

そしてそのすぐ下の記述に目を奪われる。

速報!!デビュー25周年記念! ドキュメンタリー映画 製作開始・今夏公開!!
山下敦弘監督のもと、バンドの25年、男たちの47年を振り返りながらも、バンドの未来を捉えた、音楽ドキュメンタリー映画の製作を開始しました。

「扉の向こう」のまた向こうだ!しかも監督が男臭さ満載の映画「マイ・バック・ページ」を担当した山下敦弘監督じゃないか。これだけでも心臓バクバク。

既に30秒ほどの予告動画も流れています。みんな若くて、思ったより画質も良いですね。



自分を落ち着かせつつ横に目を向けると、その6枚組のライブCDのセットリストが事細かに。

Disc1 complete unknown 〜days of shimokitazawa
「1995年下北沢SHELTERの発掘音源はある人の隠し録り音源!」

誰ですか隠し録りしたのは(笑)。ただいわゆるヤミ録ではなく、PAとラインを繋げたような隠し録りなんだと思います。じゃないとさすがに音源悪すぎのはず。

02.ライブにせかされて 1995.6.21 SHELTER
06.BABY BABY 1995.6.21 SHELTER
07.さよならばかり 1995.6.21 SHELTER

これら三曲はタイトルも聞いたことも無く、当然「*未発表曲」の印字。「ライブにせかされて」って当時のテンションの高さがそのまま出てるようなタイトル。

Disc3 early autumn「野音 初秋」 エレファントカシマシ野音chronicle1
8年前に限定発売された「野音 秋」を含む野音3部作の上巻として、初期の野音音源を発掘。
当時のPAエンジニアの自宅を捜索して発掘された、エレカシ2回目の野音となる1991年。そして続く1992年の音源から選曲。
ボーナストラックとして、1993年のオープニングナンバー「序曲」夢のちまた。

これ出るんだ!今回再発される「野音秋」は下巻扱いで、八年前に発売された当初は「上巻の発売は未定です」。
このまま今の今までほったらかしにされてたので、「実は音源無い説」がファンの間では囁かれていたのですが、エンジニアさん宅をガサ入れの結果発掘のようです(笑)。

Disc4 on the corner「野音 春」 エレファントカシマシ野音chronicle3
野音3部作のⅢは、”俺たちの明日”と銘打たれた、2007年の野音(日比谷・大阪城)から選曲。
再度の紆余曲折を経て、新たな環境と新たな仲間を得て走り始めたバンドの喜びに溢れた充実のパフォーマンス。
この年は、大阪城野音と日比谷野音の2公演が行われており、大阪野音からも収録。

このリード文章からでもCDのテンションが伝わってきて。蔦谷好位置さん、YANAGIMANさん、ヒラマミキオさんらの新しい仲間が加わっての再スタート。

02.俺たちの明日 2007.5.12 大阪城野外音楽堂
03.四月の風 2007.5.12 大阪城野外音楽堂
10.笑顔の未来へ 2007.5.12 大阪城野外音楽堂

この三曲だけでも2007年の再スタートの熱の高さ、「もう一度やるぜ」という心機一転っぷりが伝わってくる。聴く前から泣くなよ俺。

Disc5 I'll be there 〜武道館&新春ライブセレクション
10.うつら うつら 2004.1.13 新宿コマ劇場
11.理想の朝 2006.1.8 Zepp Tokyo
12.化ケモノ青年 2006.1.8 Zepp Tokyo

「うつら うつら」は「扉の向こう」でチラッと写った一曲目。激シブだったのでフルで聴けるのが嬉しい。
「理想の朝」はこの年のLIQUIDROOM ebisuでの演奏がハチャメチャで好きだったので、そっちの音源かと思いきや、新春ライブセレクションのためZepp Tokyo Verのようです。
この年の新春ライブでの「化ケモノ青年」は軽やかで、お客さんのノリもよくて、「毎年新春で『化ケモノ青年』やってくれないかな」と思い始めたのを覚えてます。
あとこの曲では先生、お客さんが思わず苦笑いしてしまうような小学生並みの下ネタも披露してるはずです(笑)。このチョイスは素晴らしい。

Disc6 histoy of japan「日本の歴史」 エレファントカシマシ ロックインジャパン ライブヒストリーⅡ
「日本 夏」のパート2は、夏の”ロックインジャパン”だけでなく、年末の”カウントダウンジャパン”、そして春開催の”ジャパンジャム”からセレクト。


06.達者であれよ 2010.5.16(JAPAN JAM 2010)
07.リッスントゥザミュージック 2010.5.16(JAPAN JAM 2010)

この二曲が素晴らしい。特に「リッスントゥザミュージック」はw/金原千恵子さん、笠原あやのさんで、映像で見るだけでも鳥肌ものだった。
当日ライブ後の蔦谷好位置さんのブログの写真を今見ても、当日の充実具合が垣間見えます。
http://blog.oricon.co.jp/ko1/archive/469/0

11.ブン・ブン・ブン 2011.5.5(JAPAN JAM 2011)

ついにCD化来ましたよ。これは当時行けなくて残念で、行った方に半ば無理矢理にライブレポート書いて貰った(今思い出しても酷い話だ)。


JAPAN JAMのレポートを書いて貰ったり、山形に行ったり
http://d.hatena.ne.jp/mpdstyle/20110509

14.七色の虹の橋 2012.8.4(ROCK IN JAPAN FES.2012)
15.so many people 2012.8.4(ROCK IN JAPAN FES.2012)

「七色の虹の橋」は大好きな曲で、宮本が元気ならばライブで沢山聞けたんだろうな、と時たま思ったりするんですが、恐らくパワー全開のRIJF
CDになったことを喜んで、何度でもリピートして聞きたい。「so many people」もこの6枚組のCDの大トリを飾るのだからきっと凄い演奏のはずだ。

エレファントカシマシ メンバー近況
(中略)
本格的な活動開始のご報告まで、今しばらくお待ち下さい!!

まだ完全復活とはならないけれど、四人が25年にわたって咲かしてきた桜のいわば「花びら」が6枚組CDとなって登場のようです。
そして山下敦弘監督製作のドキュメンタリー映画。これはもう劇場に何度足を運ぶことになるんでしょうか、本当に楽しみでしょうがない。


この発表は「第一弾」ということなので、来年3月に向かってまだまだリリース、お知らせがあるようです。
個人的には絶版になっている紙媒体「明日に向かって歩け!」「東京の空」の復活も期待したい。
いっそのこと流行に乗って電子書籍に登場というのも「25年で人も時代も媒体も変化してきた」てな象徴で面白そう。


またパンフレットをまじまじと見ると、若くて熱いんですよね、作り手側のテンションの高さが伝わってくる。
とてもデビュー25周年バンドのアニバーサリー企画のパンフレットとは思えない猪突猛進ぷり、そして作ってる人も恐らくエレカシを愛して止まないんだと思います。
メンバーは勿論、作っているスタッフの方も熱くてテンションも高いのならば、ライブ復帰はまだですけれど、まだまだ先に行ける、そんな気がします。


これから一年、まだまだ僕らを楽しませて、興奮させて、感動させてくれるようです。ありがとうエレファントカシマシ、そして音源発掘しまくりのスタッフの皆さん。