エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシ、宮本浩次ファンブログ

冬×火鉢=「DEAD OR ALIVE」

タイトルからして訳分からないでしょうが、まあとりあえず。


実家は昔火鉢を使うような(?)家業をしていたせいで、未だにいくつかの火鉢があるんです。
さらに祖父(故人)が火鉢も作れる職人さんで、昔はうちの火鉢を直してくれてたそうなんです。
年末年始、実家に帰って火鉢で暖まってくると、瞬間的に「DEAD OR ALIVE」当時の自分の気持ちが
フラッシュバックのように蘇ってくる。


DEAD OR ALIVE」は2002年12月26日発売、日付的にも季節的にも真冬も真冬じゃないですか?
その当時は宮本の影響以前に本当に火鉢に嵌まっていて、それこそ主暖房機ぐらいに火鉢を使ってたんです。
それで「DEAD OR ALIVE」発売当時はそんなにファンではなかったので、「いい歌歌うなあ」ぐらいの気持ちで
同作品を聞きながら、そしてそれこそ「風に吹かれて」(単行本)を読んでたんです。
その前からエレファントカシマシのボーカル宮本浩次という人は火鉢が好きというのは何となく知っていて
「ロック歌手でも火鉢が好きな人が居るんだな」ぐらいのイメージだったのが、「風に吹かれて」を読んでたら・・・。
俺なんか足下にも及ばないガチ火鉢好きだったという(笑)、こないだも「新堂本兄弟」で10個ぐらい火鉢持ってて
一酸化炭素中毒で、という話をしてましたね。当時こりゃこの人には完敗だなと思いました(どんな勝負だ)。


真面目な話、勝手に一気に親近感を抱いたというか、火鉢も好きで、城跡神社仏閣も好きで、それでライブになると
ああいう熱血パフォーマンスしてくれて、こういう男が世の中に居るんだ、みたいな。
格好つけた言い方をすると、現代の侍をこの世に見たのかもしれません。



我が家の火鉢。

これが今のメイン火鉢。座高が高いため、低い椅子ならばテーブル代わりに使える一品。
ただしこれは写真の撮り方が下手ですね。実際はもうちょい格好いいです。



これが最近のお気に入りで、正方形で小ぶりだけどそれがかえって格好いいぞ、と思ったりします。
写真で見ると手前のフチが欠けちゃってるんですが、それも味があっていいじゃない、と思えるぐらいのお気に入り。
火鉢には鉄瓶が似合います。日本の様式美じゃないかと思えるくらい。



炭を入れる木製のカゴもあるんです。
これ本当は反対側に墨で屋号が入ってて、そっちの方が味わい深いんですが、さすがにネットでは出せず。


そして色々話してたら、小学生になる親戚の男の子がなんと火鉢に嵌まっているそうで(笑)。
お母さん談「休みの日はずーっと火鉢をつけて暖まってる」。なんていい少年なんだ、と。
もしかしたら「若い男」というのは火鉢に憧れのようなものがあるのかもしれません。
(俺はもうその「若い男」というのは入らないんでしょうけど、まだ火鉢は大好きです)。



帰省してたらその子がちょうど家に来てくれたので、タッグを組んで火鉢を起こしました。
ただちょっと面倒くさくなって、ガスコンロという文明の利器を使ってしまった。
結論として「火鉢の炭は出来るだけ乾いたものを、そして火起こしには空気を」。
人力で火鉢を起こすのには、炭に空気をよく送れる竹筒のようなものが必要という結論に達しました。
(ついでに「換気には注意しなよ」とも言っておきました)。


そして最後、一番最初に出てきた祖父の家に行ったら、また沢山の火鉢があった。

これは作品として残しているので、使用感が全く無く凄く綺麗、上品。
黒柿で作った火鉢とかもあって、上品すぎて使えないんじゃないかと思ってしまいました(笑)。
この火鉢は商品(販売物)でもあるので、もし興味があるという方はご連絡下さい(割と本気で)。
火鉢を愛して下さる方にお譲りしたいんですが、ただ本格的すぎて値段はそれなりにします。
(外に箪笥やテーブル、硯とかもあるので、よければ写真もお送りします)。



なんだか火鉢の話ばっかりしてしまいましたが、火鉢に暖まりながら「DEAD OR ALIVE」を聞いて
ガンガンとエレカシのファンになってしまったので、火鉢を見る度反射的に「DEAD OR ALIVE」と
ファンになりたての当時の光景を思い出してしまうんです。



それが2002年なので、もう10年、でもまだまだ10年。
それこそ火鉢の炭のごとく真っ赤に染まったエレカシへの情熱は留まるところを知らず。
(まさかこんなにエレカシに嵌まるとは夢にも思わず、また多少の上下はあれど
 ここまで平均的にテンションが持つ自分にも驚きです)。



10年前、36歳の宮本浩次を見ながら、46歳の宮本浩次なんて想像だに出来ませんでしたが
(今年)46歳になる宮本を見てると、全然若いんですね。そりゃ確かに年齢は経ているんですけれど
こんだけ動き回ってジャンプして熱血パフォーマンスをしてくれるとは思えなかった、思わなかった。
四十も後半に入るのに、想像を遙かに超えるロック歌手としての活動っぷりはここで言うに及ばずです。


あと10年後、宮本浩次56歳。「俺ももう四捨五入すると還暦ですよエブリバディ」とかなんだ言いながら
相変わらず全身細く(髪の毛は知らないけれど)、それこそ「デーデ」「ファイティングマン」から
10年後も出しているであろう新曲を力の限りにぶっ放す姿というのは今なら容易に想像出来ます。


まだまだ掻き鳴らしてくれ、燃え上がってくれ、エレファントカシマシ。期待してるぜ。



DEAD OR ALIVE
DEAD OR ALIVE
  • ASIN: B002HJ5WRS
  • [CD]
  • 価格: ¥ 1,500
  • EMIミュージックジャパン
Amazon.co.jp で詳細を見る


この記事で昨年12月26日付の「2011年12月26日「DEAD OR ALIVE」9周年記念」の補足(というか組記事)にさせて下さい。


風に吹かれて-エレファントカシマシの軌跡
衝撃のデビューから現在まで全軌跡を刻んだ渾身の一冊