エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシ、宮本浩次ファンブログ

エレファントカシマシ 2012年1月6日 渋谷公会堂新春ライブ1日目

ネタバレ防止のため、記事自体の日付はちょっと変えてます。


18時開場も、最初は入り口が一箇所しかなく大混雑。のちに倍の二箇所に増えて入るのもスムーズになりました。


会場に入ると、成ちゃんと蔦谷好位置さんの後ろの位置にクリアパネルが立っているのがまず目に入る。
ストリングスチームか何か入るのかな?とぼんやりとした期待が湧いてくる。


18時37分、思ったより押さずに開演。宮本は白シャツに黒ジャケット。石君黒髪。トミの緑Tシャツがやけに格好いい。
M1 今はここが真ん中さ!
メンバープラス蔦谷さんヒラマさんにさらにプラスして、石君ヒラマさん側後方に男四人のホーンチームが登場。
トミのドラムカウントでスタート。「渋公!」「もう一丁!」と宮本。今日は「渋公!」を連発してました。
『ままにならぬ今日の情勢』でいきなりモニター乗っかりでぶっ放し。相当に元気。
『光ある場所さ』の後にホーンチームがガンガン入ってきて、まるで別の曲のよう。


こちらもトミのドラムでスタート、同時に早くも宮本ジャケット脱ぎ。
M2 女神になって
出だしのライトが真っ青になって、情緒感出てました。
そうかと思うと『本来のあなたの心に火を灯せ』部分では赤のフラッシュライトがピカピカッと点滅状態。メリハリ効いてます。
そしてこの曲でもホーンチームが入ってきて、こちらも別の曲のよう。
間奏部分で『あなたの心の中・・・』でエコーが入ってきて、何重にも聞こえる状態。


「新春エレファントカシマシのライブへようこそ!」と宮本。


M3 真冬のロマンティック
イントロの成ちゃんのベース時点でお客さんから軽い歓声状態。
『冬です、音楽でもどうですか?』。この曲でもイントロの時点でホーンチーム大暴れでかなり面白い。
そんな音が入る中『冬の音楽はいいですよね。一人で聞いてると、一人じゃ無くてもいいけど(苦笑)』と宮本。
間奏時点での蔦谷さんのキーボードがこれまた効果的。寒いけれど澄んでいる今の季節に凄く合うと思います。


M4 Soul rescue
一気に激しい曲、心なしかスピードも速めに。
間奏でさらに赤フラッシュライトがピカピカと。
『勇気を!』で一旦ためて、『勇気を!』×3ぐらい。
さらにアウトロで小声で『勇気を、勇気を、勇気を・・・』『力を、力を、力を・・・』。絞り出すように段々弱く。
それで終わるかと思いきや、どっこいさらに演奏再スタート。破壊力あるトータル10人のサウンド
『あいつらは 新しい道徳が・・・』のセリフ部分でホーンチームの四人はひっそりと退場。
『急げ もっともっと力を』の後に被せるように『勇気を・・・』で本当のラスト。


この曲もトミドラムスタート、体制は6人のエス状態。
M5 俺の道
『エブリバディ、渋公、待ちに待ったこの日がやってきたぜ』。
新年一発目とは思えない程(?)声に力が入っていて、『ドゥドゥドゥドゥッドゥドゥー』が衝撃として当たってくる勢い。


宮本がトミに「カウントしなよ」てな仕草、それに合わせてこの曲もトミカウントで始まります。
M6 未来の生命体
『俺たちのことをなんて言うか知ってるかい?未来の生命体って言うんだよ』。
『まあいいさ どうだっていいさ』で一気に赤ライトに。照明・演出もキレキレです。
宮本にライトが当たった状態ですが、石君が淡々と、でも恐ろしく真剣にアコギを弾いていて、その音もちゃんと伝わってきました。
間奏での蔦谷さんが気合いの入ったプレイ。後半部分はライトが打って変わって緑に。
アウトロになっても宮本は凄く元気で、全身と手を使ってトミと石君を煽る。


宮本『冬は出るまでは寒いけれど、一歩出て歩くと暖まっていいんですよね。ちょっと古い、せつない冬の歌です(意訳)』
M7 ふたりの冬
トミのドラムがキレてました。それこそ波動がこちらまで伝わってくるぐらいに。
さらに蔦谷さんのキーボードもうまい具合に加わってくる。
『かじかんだ手を繋いだら』で宮本にライト集中状態。アウトロは静かに。


メンバー紹介。そして先生もはや恒例の自分忘れ(笑)。
『金原さんと笠原さんです』でステージ向かって後ろ側のクリアボードスペースに二人登場。
ただ四つ席があるのに、両端にそれぞれ金原さんと笠原さんが着席で中央部分が空く形。


M8 リッスントゥザミュージック
イントロ間違い。やり直し。仕切り直しの意を込めてか『金原さんと笠原さんです』と再紹介、会場苦笑い。
これはひたすら聞き入ってしまいました。前に居た方によると二人の弦は切れまくってたそうですが
(位置的にも気持ち的にも)そこには気づかず、ただこの音楽を楽しむ状態。完成度高かったです。
この曲終了後にストリングスチーム二人退場。


M9 今をかきならせ
前曲の静かな雰囲気を切り裂くように激しいイントロ。序盤で宮本と石君軽くセッション。
CD以上にスピード感ありありで『今を!今を!』と連呼。前曲とのギアチェンジっぷりがまた凄い。


パイプ椅子登場。多分背もたれ部分に座る「宮本座り」状態でした。
始まる前に一瞬蔦谷さんとアイコンタクト。
M10 風
スポットライトが宮本に当たり、演奏は宮本のギターと蔦谷さんのキーボードのみ。
この曲もただただ良くて、「リッスントゥザミュージック」と同じくただ聞き入りました。
宮本のアコギがそこで弾いてるかのように臨場感があり、ラストのギターもつま弾く微妙な音が
リアルに響き渡るほどの臨場感。


ストリングスチームが登場、今回は金原さんと笠原さんにさらに二人加わって四人に。
ホーンチームは変わらず居ないので、トータルで10人状態。
M11 明日への記憶
ひたすら豪華!会場の音響が良いというのもあるんでしょうけど、10人とは思えない豊かな音色が広がってました。
後半部分はめくるめく照明が変わって七色ぐらいに変わっていたイメージです(実際はそれほど変わってないんでしょうが)。
『チクタク』以降で宮本少し歌詞を間違えていたかもしれません。
アウトロはストリングス四人と蔦谷さん、宮本の6人で、まるでオーケストラの演奏を聴いてるかのような煌びやかさ。


M12 漂う人の性
前曲とは一転ギラギラとした、トゲトゲしいバンドサウンド
今日は全体的に(ホーンチームやストリングスチームが加わった)演奏の豪華さと、こういう曲の無骨さが
交互に入れ替わるメリハリの効いたセットリスト、演奏だったと思います。
『見渡す街の明かりは変わらなく見えても・・・』の後のドラムロールは何度聞いても震えます。
この曲ではもう破壊的とも言えるパンチの効いたドロックなサウンドでした。


M13 傷だらけの夜明け
そしてまた一転静かな「独唱」に近い歌い方。宮本はパイプ椅子にキチンと座る「非宮本座り」だったかもしれません。
また今日は声がよく出てました。高音も出てるし、なにより語尾がきちんと伸びる、すごく伸びやかな声をしていました。
ラストは『夜明けに んんんん・・・・・・』とフェードアウトするようにしんみりと。


いつものようにマイクスタンドに絡みついたコードをほぐす丹下さんを見て宮本「ずいぶん絡んでますね」会場笑。
それでマイクスタンド見てみると、本当に滅茶苦茶絡んでるんですよ(笑)。ストリングスチーム四人再登場。
宮本『じゃあ普通の日々』、この時点で会場から歓声。僕も心の中で大歓声。会場ライトは一気に青く。
M14 普通の日々
この曲も声が凄く伸びてて、「悪魔のささやき」ツアーを思い出したんですが、ストリングスチームが入ってることもあってか
ツアーの「ドーンと行け」的な勢いよりかは、新春ホールでの丁寧さ、豪華さが出てたと思います。勿論どっちが善し悪しではなく。


『お正月は帰省というか、大阪でフェスみたいなのに出たとき、みんな新幹線で帰省してるんですよね。
それが楽しいというか、賑やかそうでした。俺は毎日が正月なんですけど(会場笑)』。前半部分は意訳です。
『毎日が旅です』。
M15 旅
これもロックな四人に蔦谷さんヒラマさんにさらにプラスされてストリングスが入ってて滅茶苦茶な豪華さ。
ロックにクラシック的な豪華さが加わって相乗的にさらに豪華になった印象です。
途中のカウントはなかった(自然カウント)だったんですが、その後妙にテンポがスローになった記憶があります。
「ミッキー!」、そして「ギター!」今日は「ギター俺」は無く、でもモニターに乗っかってギターを掻き鳴らす宮本。


M16 笑顔の未来へ
そのテンションのままギターイントロ、会場大歓声で、ライトも真っ赤と真っ黒を交互に繰り返す、シックだけれどもハイテンション。
ラストの方に宮本が頭上手拍子、それに合わせて勿論会場も全体手拍子。


ストリングス四人退場。『見えますかー?』と宮本。


M17 俺たちの明日
『みんな今年もよろしく。 ドーンと!行こうぜ』この「ドーンと」はいつになく(いつも力入ってるんですが)
『ドーンと』だけを独立させて言っているよな、力を漲らせて叫んでいるような状態。
恒例の「十代」で一本指差し、「二十代」で二本指差し、「三十代」で三本指差し。
数曲前に「普通の日々」を歌い上げたバンドとは思えない程のいい意味での力強さを見せつける。


『なんて真剣勝負をしてくれる奴らなんだ!(うろ覚え)、いい顔してるぜ!よく見えないけど』。
このイントロ聞き覚えがあるぞ、というかこの光景どこかで見たぞ・・・。
ホーン四人とストリングス四人が入り、初めてこの八人にエスがプラスされているので、ステージ上は14人体制。
M18 あなたのやさしさをオレは何に例えよう
2002年のライフツアーの最終日、当時はファンでは無かったけれどDVDで見た光景が目の前で繰り返されてて
そして場所も同じ渋谷公会堂。10年前の光景が目の前で再現されている。
『みんなありがとう』と宮本。最初にホルンチームを紹介、『山本拓夫村田陽一西村浩二、菅坡雅彦!』
ライフDVDのジャケット読むと、山本さん、菅坡さん、村田さんは10年前にも出ているはずです。
ポップジャムにも出たんだぜ!』という当時のMCを一気に思い出しました(笑)。
ホーンの後はストリングスチームの紹介。『金原千恵子さんカルテットです』的なことを。
そこでストリングスチームは一気に乗ってきて、立ち上がってそれこそ「踊るような」ストリングスを披露。
演奏は続く中、成ちゃん、トミ、石君を紹介。石君は紹介しておきながら「もういい」と宮本。自分で紹介しておいて。


ラスト、『第一部終了です』と宣言して退場。20時19分。


20時21分、6人登場。宮本は黒シャツ。
en1 あの風のように
会場後ろのスクリーンが青くなり、一気に「青空」ムード。間奏部分でこの青色はさらに濃くなってました。
本編でもキチンと声は出ていたのですが、アンコールではさらに声が出ている印象。


en2 ワインディングロード
ワンマンライブでは初披露。丁寧なイントロに丁寧な演奏、丁寧な歌声。
宮本はギターを演奏していたのですが、「己を晒して行こうか!」では空いてる(?)右手を突き上げ。
二回目の「己を」でも右手突き上げ。


つんざくようなバンドサウンド。もはや破壊的。
en3 東京からまんまで宇宙
CDでも聞いたことの無いようなリズムいいド迫力の音が鳴っていると思ったら成ちゃんのベースでした。
この曲のメインリズムがそれかと思うほどのボリュームと波動の大きさで掻き鳴らしていました。
「ワインディングロード」と「東京からまんまで宇宙」は圧巻だけれど丁寧。ぶっ放していました。


ストリングス四人登場。
en4 新しい季節へキミと
イントロ部分で「もう一丁」と宮本。ストリングスチームも上手く併せてもう一丁なイントロ。
この10人での演奏を見ていると、「桜の花舞い上がる武道館」のスタートを見ているよう。
『忙しくて 夜空の月も見てないぜ 結構』とプチアドリブ。


『バラードの曲聞いて下さい』。
en5 絆
こちらもストリングスチームが入っているので豪華絢爛。


『きずなってあるじゃないですか?』何の話かと思ったら新党きづなの話でした。


ホーンチーム四人登場。
en6 パワー・イン・ザ・ワールド
宮本が唐突に『何度目の太陽だ?』と始めたので、ややトミのドラムが遅れスタート。
激しい間奏の後の「石森!」という煽りでさらに激しいバンドサウンド。ホーンもガシガシ入ってきてます。


曲後にホーンチームが退場、宮本が「山本拓夫さんでした」と言うと、山本さん去り際にちょっと手を振る(笑)。
山本さんはこの曲でも、他の曲でも結構全身でリズム取っていました。


会場が真っ赤になり、さらにハイテンションムード。
en7 ガストロンジャー
『歩いて行こうぜ!!』まるで「友達がいるのさ」のような結論を出す宮本。


曲始めに『ファイティングマン』と宣言。
en8 ファイティングマン
イントロで石君に向かって『堂々と行け!』と言って、石君が前に出ると『動くんじゃねえ!』いやいや先生(笑)。
前に出た宮本は石君に「後ろに下がりなさい」的な仕草をして、本人は右から左へと。そして全身を使って会場を煽る。


退場、21時ちょうど。


21時1分、六人再登場。宮本は変わらず黒シャツ。
『ありがとうエブリバディ!』。『お正月!』、言い方としては『和尚がツー』的なアクセントでした。
en9 悲しみの果て


ラスト、宮本はちょっと飛び跳ねるようにカウント、まだそんな元気あるのか!
en10 花男
『また会おう!サンキュー!』と投げキッスして退場。21時7分。



エレファントカシマシ 2012年1月6日 新春渋谷公会堂1日目 セットリスト
M1 今はここが真ん中さ!
M2 女神になって
M3 真冬のロマンティック
M4 Soul rescue
M5 俺の道
M6 未来の生命体
M7 ふたりの冬
M8 リッスントゥザミュージック
M9 今をかきならせ
M10 風
M11 明日への記憶
M12 漂う人の性
M13 傷だらけの夜明け
M14 普通の日々
M15 旅
M16 笑顔の未来へ
M17 俺たちの明日
M18 あなたのやさしさをオレは何に例えよう


en1 あの風のように
en2 ワインディングロード
en3 東京からまんまで宇宙
en4 新しい季節へキミと
en5 絆
en6 パワー・イン・ザ・ワールド
en7 ガストロンジャー
en8 ファイティングマン


en9 悲しみの果て
en10 花男