エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシ、宮本浩次ファンブログ

でかいかたまり、25日に突入中

エレカシ日比谷野音DVD、やっと24日(一日目)を見終わって
段々と25日(二日目)に突入中です。


二日目は一日目とは打ってかわってカメラのロケーションがいい。
渋谷陽一さんの言葉を借りれば「エンターテインメント度」が高い。
なんというかまさしく「ライブDVD」というか、正統派です。
(いや、一日目も勿論正統派なんですけど、DVDとして)。


「達者であれよ」がほんっとにいいです。
これはライブでもなかなかやってくれなくて、普通のライブで
やってくれるだけでも感動なのに、野音のステージでやってくれて
それがDVDとして見られるのは素直に感無量です。
曲間の「ダンダンッ」でリズムに合わせて宮本が手を突き上げて
くれるのがまた嬉しい。これはエレカラでやってしまいそう(笑)。


蔦谷好位置さんのピアノがまたいい。
蔦谷さんのピアノやコーラスの良さは一見ライブでは分かりづらい
(少なくとも僕はそうです、もっと良い音楽感性を・・・)
んですが、こうしてライブDVDとしてじっくり見てみると
改めて感謝というか、あ、こんな所でピアノが凄く良く聞こえるし
コーラスも入れてくれる、と気づかせてくれます。
勿論僕の音楽感性が疎いだけで、いいギターを弾いてくれている
ヒラマミキオさんにも多謝。


話は達者であれよに戻ります。
「あー、あー、フゥー、はっきりしろよ」。この歌い方が大好きだ。
そしてその後の間奏。六人の演奏がカチッと嵌る。
「いつもの街の音 遠くにして 神社の木漏れ日の間歩いてた
 我が身のその来し方を想いながら」
このフレーズは(クレジットは久保田光太郎さんとの共作だけど)
きっと宮本が書いたんじゃないかと思ってます。
ロックで「神社」って入れる人を僕は他に知りません(笑)。


「石橋たたいて八十年」、世界各国の都市紹介でのテクノ風の
蔦谷さんのピアノがまた面白い。
「石橋たたいて八十年 はい九十年、百年・・・
 東京、オメエんち オメエんち トキオ〜 日比谷」。


「おかみさん」は本当にロックバンドとしてのエレカシ
映える曲だと思います。1日目に続いてこれは凄い。
「ナナナナナナナナナー」はクセになりそうです(笑)。


「凡人−散歩き−」、このイントロが流れた時は周りの反応が
凄かったのを良く覚えてます。「やってくれるのか!」みたいな。
青春期の苦悩を歌った歌なのに、あまり古ぼけた感じがなく
リアルに野音で再現されて、DVDに収録される不思議。


「曙光」、男らしくて好きだ。


「人生の午後に」はこれだけ暗いトーンなのに宮本浩次曰く
「一種のラブソング」。DVDで改めて見ると暗いアングラチックな
照明とメロディが不思議に合っている。


「晩秋の一夜」、まさしく10月25日夜なんてタイトルにぴったり。
途中の口笛が野音中に響き渡ってたことを思い出す。


「翳りゆく部屋」
蔦谷さんのピアノイントロだけでお客さんが拍手している。
かくいう僕もその一人だった気がします。
この曲になるとかなりの確率で目をつぶって宮本浩次のボーカルに
ひたすら耳を傾けてしまいます。
原曲越えとは言い過ぎでしょうが、ある種違う作品として
成立させている名曲だと思います。


MCを経て「OH YEAH!(ココロに花を)」。
1日目に続いてこれがひたすらいい。
バックコーラスの蔦谷さんが入るとボーカルに厚みが出ると思います。
初めてこの曲を聞いた時、「戦うために生きていこう」という部分に
少し驚いたことが鮮明に甦ってきました。
ラストのアウトロのギターが綺麗。


また「ハナウタ〜遠い昔からの物語〜」が素晴らしい。
カメラの多さのせいか一日目よりもエンターテイメント度が増してる感覚。
ここ数年のエレカシの代表曲の一つですよねえ。
僕も着うたをこれにしてて、鳴ると「出なきゃいけない」と
思うと同時に「もうちょっと聞いていたい」と矛盾した気持ちになります(笑)。


「FYLER」で石君がこんなに必死にギターを弾いていたとは。
しかしこれは豪快に間違ってますよね(笑)
間違う宮本浩次に何事も無かったように立て直す他の5人。
しかしこれが入ったなら「友達がいるのさ」も入れてくれたら、と
未だに思ってしまいます。


「コール アンド レスポンス」。
しっかり「誕生以来40年」となってますね(笑)。
『開闢以来何年かしらねえよそんなもの』。


「ゴクロウサン」。
この曲と「流れ星のやうな人生」は石君がフリーダムになる確率が
高くなるような気がします(笑)。
ラストの「石君が・・・」が聞き取れない。
『君、今日僕の顔見過ぎ』『ずーっと見てる』(笑)。


「ファイティングマン」
もう特典ディスクの「ファイティングマン」を見てから
あのサブリミナルなファイティングマンが頭から離れない・・・。
のっけからハイテンションでそのままラストまで突っ走るから
ライブの最後にやると「先生よく体力持つなあ」といつも
思ってしまう。でも44歳とは思えない身軽さで最後まで突っ切る。


EN「笑顔の未来へ」。
もうすっかり定番曲、間違いなく女性に受けます。
DVDを見ながら一人で手を挙げてるバカモノ青年がここに・・・。


「Sky is blue」もすっかり最後の方での締め定番になってきた。


花男」、最初の方は全然合ってない(笑)。
いやでもこれがラスト(正確にはラストじゃなかったけれど)に
流れると例外なく興奮します。
宮本が石君の目に手をあてて、それを見てヒラマさんが
にやけてる光景がなんだか素敵だ。いい六人というか。
しかしこの曲も全然色あせない、というか44歳になって
ずっと演奏してきてさらに円熟味が増してると思います。



いやはやとんでもないDVDです!
新旧織り交ぜ過ぎて中身が詰まりに詰まってますし
一日目は臨場感、二日目はエンターテイメント感が一杯ですし
観客の人たちがみんな笑顔になっていて、やっぱり改めて
いいライブだったんだよなあ、とつくづく思います。
これだけ5時間近く収録されていると、何回も見られて
簡単に一年は楽しめる気がします(笑)。


あとはいよいよの「Disc3」について書きたいです。




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