ちょっと堅い話。エレカシとは関係なくて申し訳ないです。
Twitterで朝日新聞東京本社編集局のつぶやきを読んでいる。
これが結構面白くて、明日の朝刊の内容だったりを
先行してつぶやいてくれる。
夜になると「明日の一面」とかも教えてくれるので
「へぇ〜」と頷きながら翌日の朝刊を見るのが楽しい。
(数日前の「明日の一面はJAL上場廃止へ」というつぶやきは
なかなか衝撃的だった)
昨日の石川知裕議員の逮捕の流れもTwitterで読んでて
下手なテレビ報道より早かったので、時代の流れというか
既存メディアとネットの速報性云々とかも思ってしまった。
(ただ当の発信元が「既存メディア」である「新聞」なのだけど)。
さて石川議員はともかくとして、今日になってまた逮捕された
小沢一郎氏の元秘書の大久保隆規氏の裁判が興味深い。
この人は去年逮捕されて、只今目下公判中なのですが
検察側証人として出た人が被告に有利な証言をしたりして
油断ならない流れ。ぶっちゃけ無罪の流れもある雲行き。
何が言いたいかというと、検察の「小沢一郎追及」が
上手く行ってないのが現状じゃないかと思うのです。
上記の大久保氏の裁判なんて報道されることは殆どなく
直近の公判も13日に行われたのですが、翌日の報道は
「強制捜査」一色、西松建設疑惑の公判は過去のモノに
なってしまった嫌いすらある。
こういう報道の流れや検察の動きを見てると、特捜部は
少し感情的になっているというか、どうしても小沢一郎を
潰したいと前のめりになっている感覚を受ける。
石川知裕氏の逮捕を一つ見ても、逮捕という最終手段を
取るには現状では行き過ぎているんじゃないかと思う。
逮捕する=身柄を取る、というのは最終手段で、人質司法と
言われるほど問題が多い。そして大概の人は逮捕されると「落ちる」。
(上記の大久保秘書は結局落ちなかったけど)。
また世間のイメージとして逮捕=悪いことをした、ということに
なるのも事実、これで世論が小沢一郎は諸悪の根源のイメージ
一色になれば検察側としてはしてやったりという感覚だろう。
マスコミにも検察側のリークが載りまくっている。
「検察幹部によると」「捜査関係者は」等々の書き出して始まる
記事や報道が圧倒的に多い。こういうのは多少というか
かなり割り引いて見る必要がある。
というかこればっかり見ていると小沢一郎も立派な犯罪者レベル・・・。
こういう逮捕ラッシュや報道ラッシュの時こそ冷静に引いて
考えるべきだと思う。あくまで冷静に、客観的に。
面白いことにマスコミや世論は小沢批判論が大勢を占めているようですが
Twitter上やブログ界隈では検察批判論が主流を占めている。
もしかしたらこういう所にも既存勢力と新興勢力との「政権交代」が
おきつつあるかもしれないですね。
期待したいのは「小沢一郎の徹底反論」、これをオープンでやってほしい。
どうせマスコミ向けの記者会見を開いたところで、全てノーカットで
やってくれる所はないし、報道されたところではしょられまくり。
ならばネットを駆使して、誰でも会見が見られる、そして小沢一郎の言い分が
聞ける環境を作って欲しい。
それが出来ればこの変な「検察有利」の状況をひっくり返せるかも知れない。
僕は別に小沢一郎の積極的支持者じゃないですが、今の検察の
やり方はあまりにおかしいと感じたので、長々と書かせて貰いました。
脱線ついでに、ハイチ地震の被害がひどいです。
現地は無政府状態で救援活動もほとんど出来ない状況。
支援団体へのリンクを貼ることぐらいしか出来ないな・・・。