エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシ、宮本浩次ファンブログ

クロスライン

最近,エレカシファンの方から昔の(判型の大きい)
「BRIDGE」を貸して頂きました。
ちょうど「ガストロンジャー」リリース時のインタビューで
宮本浩次が表紙を飾ってる号です。


で,まあいつものとおり聞き手は渋谷陽一さんなんですが
インタビューの中で渋谷さんが「今宵の月のように,で
人気が爆発して,どこ行ってもライブは客が満杯で
レコードはバカバカ売れるって状況,エレカシ
一つのピークを迎えたわけだよね」と言ってます。


僕はこの時のエレカシというのは分からないというか
名前だけは知ってるけど全然ファンじゃない,という
感じなんですが,話によればもう武道館二日間
やっちゃうわ,ホールツアーは満杯だわ,野音
二日やっちゃったりだと,もう今ではほとんど
(もちろんこれからまた変わってくるでしょうが)
考えられない状況だった,みたいですね。


それを読みながら,その時にエレカシのライブに
行ってた人はどこへ行ってしまったのだろう?と
考えてしまったのです。
エレカシが嫌いになったのかなあ,見捨てられたのかなあ
とかもうネガティブな面も。


でも結論としては「たまたまラインが重なった」
んじゃないかなあ,と思えるようになりました。
エレカシがたまたまメジャー路線に行った。
「今宵〜」のような曲が出来た。そのラインが出来た。
それに対して世間も「今宵の〜」のような曲を
求めていた。
そのラインがクロスした結果ライブは人で溢れ
レコードはバカスカ売れる(C)渋谷陽一さん
その後エレカシは少し迷走しながら自分のラインに
戻った(これは僕の主観です)。
結果ラインが重ならないからライブ動員や売り上げも
落ち着いた,というのが2000年ぐらい以降では
ないでしょうか。


そしてエレカシはまた新しいラインを作り上げている。
今度のラインはまたメジャーにちょっと近づきそうだ。
そうなるとまた世間とのラインがちょっとクロスするかも
しれない。
またライブに人が来て売り上げも伸びるかもしれない。
(っていうか「俺たちの明日」で実際伸びてますけど)。
結論としては「今宵の〜」の異常人気は単にエレカシ
ラインと世間のラインがクロスした結果じゃないか
エレカシエレカシのラインで行きましょうよ。
僕は世間のラインとは関係なくエレカシラインの
轍にそってずっとやって行きますから(笑)。



結局ウルフルズのニューアルバム「KEEP ON,MOVE ON」を
衝動買いしてしまいました。

最後の曲に「四人」というのがあって,感慨深いです。
エレカシも四人,ウルフルズも四人。
歴史は長いけどマンネリとは無縁の二組。
解散や活動休止をしてしまうバンドが多い中で
こういうバンドが日本にいるってことは嬉しいですね。