エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシのファンブログ

エレファントカシマシ「町を見下ろす丘」



タワーレコードにて購入。





ステッカーの裏側に注目。特典の携帯待ち受け画像をサブディスプレイに。

メールや着信が来る度、カラスが光るのでかなりお気に入り。



何より嬉しいのは引き続きHDCD対応という事。



まず歌詞カードの手触りがいい。「扉」と同じ人が手かげたようだ。

そしてパラパラとめくると歌詞の旧仮名遣いの多さ。

こんな歌詞が書けるのは宮本浩次ぐらいしか居まい。

さあ、バカモノ青年によるつたないレビュー行ってみます。



M1 地元のダンナ

「平成理想主義」の時も最初のイントロで驚いたけど、この曲は

別の意味で驚く。ギターがカッコいいのだ!

歌詞はもう宮本節。地元のボウズから地元のダンナへと、男の生涯について

泥臭く書いている。「愛情と道徳の全てをうけもった。」の部分なんて

まさに「江戸ロック」。べらんめえ節。俺も行かなきゃなるまい。



M2 理想の朝

既にライブでお馴染みの曲。歌詞もほぼその通りの感じ。

まずイントロがいい!そしてやはりバックコーラスや

なめらかなメロディで聞きやすくなっている。

「やって来る朝に〜」あたりが好きだなあ。



M3 甘き絶望

これもライブでお馴染み。最初の「夢も希望も」の部分でやられる。

間奏のギターソロがなんとも。佐久間さんのキーボードも。

今ある現実を見つめながら、絶望と野望と希望と胸に男は生きてゆくのだ。



M4 すまねえ魂

アルバム全体としてギターソロがかっこいいのである!

この一年半の間の代表曲(と勝手に思っていた)すまねえ魂。

結局こういうアレンジになったのかあ。ライブよりだいぶ落ち着いている。

とにかく「探してる」、男は何かを。



M5 シグナル

もう既にネットで買いましたが、歌詞を読むのは初めて。

歌詞だけ読んでもいい曲だよなあ、と思える。

大人ロック、おじさんロック。情緒ロック。渋さを醸し出してる。

ただただ泣ける。



M6 今をかきならせ

これも既に購入済み。「パワー・イン・ザ・ワールド」の

『順番を放棄せよ』に似たヤケクソ戦闘モード。でも若い怒りではない。

40歳の男が出す怒りのイメージ。それにバカモノ青年は喚起されるのです。

男4人のパワフルな音が響く。



M7 人生の午後に

これもライブで聞いた。重い曲なので「アルバムで軽くなったらどうしよう」

などと変な心配をしていましたが、しっかり重いです。

40歳になり、平均寿命からすれば人生の折り返しを超えつつあるけど

だから「人生の午後」なんだろうか。喜怒哀楽をしみじみと

そしてしっかりと歌っている。



M8 雨の日に・・・

また最初のギターソロで軽くやられてしまう。良すぎる。

似たような「雨」という歌詞に『季節はずれの男』があるけど、それとは違って

過剰な気負いは無い。ただただ実直に曲となっている。

しかしボーカルがストレートに耳に、頭に入ってくる。

やはり歌に「魂」がこもっているからだろうか。



M9 流れ星のやうな人生

やっぱりこれが一番好きだ!どうしようもなく好きだ。

ギターとボーカルの絶妙な調和。そして歌詞もめちゃくちゃいい!

『いい気になったり、落ち込んだりして』『いつの間にか随分遠くまで来た』

まさに人生なんてこんな感じなのかもしれない。

「どでかい何か」はこのアルバムの頻出ワード。

『今の自分を信じてみなよ』。胸にズシンと来る。

近年のエレカシの曲の中で一番好きな曲になるかもしれない。



M10 I don't know たゆまずに

最初の部分を聞いたら「真冬のロマンチック」かと思ってしまった(笑)

現実から逃げずに、おそれずひるまずたゆまずに、と何かの標語みたいだけど

大事なことだよなぁ。と歌詞を読みつつ思ってしまった。



M11 なぜだか、俺は祈ってゐた。

もう反則だよ、これは・・・。どうやったらこんな曲が出来るんだい?

歌詞に共感する事しきり。でもこれを曲として作り上げられるのは

宮本浩次ただ一人な気がする。しかも若い宮本ならばこんな曲は

作れないだろう。おじさんとなったからこそ出来る曲。

キーボードもいい味を出していてもう何も言えない。諸手を挙げて降参。



と、長々と書いてきましたが、このアルバムの良さは全然書けてないと

思います。延々と文章を書いても伝わらないでしょう。

「遂にやった!これぞエレカシ、最高傑作

 もう手放しで絶賛していい。これぞ必聴の名作である。よくやった宮本。」

とは「東京の空」発売の時の山崎洋一郎氏の文章であるが、まさにそんな感じ。

しかしこれは「大人バージョン」。本当にエレカシの最高傑作。

エレカシのマネージャーさんが前に「体を動かして、次のアルバムで勝つ!」と

言っていたらしいけど、まさにその通り、完全に勝ってる。

宮本ロックと佐久間さんの良いポップが融合している。

一人でも多くの人に聴いてもらいたい。純粋にそう思う。