エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシ、宮本浩次ファンブログ

今年も過激すぎる夏

  • 真夏のフェスをハシゴへ

これは身体を心配してしまうレベル。

RIJFに「宮本浩次」として8月10日主演、「エレファントカシマシ」として8月12日出演。中1日。そして「オハラ☆ブレイク」の出演も決定。

これを見ると、9日~11日の間のうちどれか。RIJFの日を除外すると9日か11日か。9日ならば多少休みはあるけれど(それでもキツいが)、11日になると「フェス三連チャン」になってしまう。RIJF→オハラ☆ブレイクならば物理的にやれないこともないけれど、太陽ギラギラの真夏のフェスは大丈夫なのか?今の宮本浩次なら何でもこなしそうだけれど、さすがに日程には余裕を持って欲しい。

  • 朝イチで聞く「解き放て、我らが新時代」

なぜか朝起きて、ラジオのニュースをぼんやり聞いて、この曲で目が覚めるんですよ。宮本は「自宅の作業場で大体作った」と述べていて、その波動か空気が伝わったのか、家で聞くのが合うような気がして。また「解き放て」と言われると、「ああ今日も働かねば」となる不思議。シンプルだけれど力強くて面白い曲だと思います。ライブでどう映えるか。ただ『陽気なる逃亡者』部分はもうちょっと深い語彙を期待していた。なにしろ12年ぶりの登場ですから。

  • HDDレコーダーもフル回転。

俺のHDDレコーダーはキーワード設定をしていて、テレビ番組のEPGデータに「エレファントカシマシ」「エレカシ」「宮本浩次」が入っていると自動的に録画されるようになっているんですが、今春からはNHK『大全力失踪』『スポーツ×ヒューマン』、TBSは『集団左遷!!』、テレビ朝日は『東京独身男子』が自動録画されていて(自分で設定しておきながら)「な、なんだなんだ」と少し驚いてしまう。いい意味で「恐ろしや世間の風」(珍奇男)。こないだも友人と電話をしていて、「そういやエレカシ最近テレビでよくかかってるね」と言われ「関係あるか分からないけれど、今年初旬からアミューズに移籍したんだよ」「それはあるかもしれないね」。俺が子どもの頃には考えられなかったのですが、今はどの芸能人がどこの事務所(系列)に所属しているかパッと分かってしまって、色々「推理」されてしまう。そこらの可視化が良いんだか悪いんだか分かりませんが、令和はさらに加速する気がします。

ということで(どういうことだ)野音申込もお忘れ無く!

ハロー新時代。

ボーッと令和明けを過ごしていたのですが、「そういえば今年の年頭もソフトバンクのCM出演のリリースがあったなあ」と思い出して見てみると、今度はガシッと宮本本人が出演、そして新曲も付いています。

ソフトバンクは、現代を生きる人々の生活に欠かせない「音楽」を主役とした「♬SoftBank music project」の第8弾として宮本浩次とコラボレーションし、同CMのテーマソングとして“解き放て、我らが新時代”を起用。「しばられるな!」、「解き放て新時代」といった印象的なフレーズとサウンド、歌声を通じて新しい時代の幕開けを宣言するという。

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先生、スマホと戯れています(笑)。
新曲も(YouTubeだと)90秒聞けますが、歌詞に「陽気なる逃亡者」とあるのが気になっちゃって。2002年に「DEAD OR ALIVE」で「クレッシェンド・デミネンド~陽気なる逃亡者たる君へ~」を発表して以来、17年ぶりのフレーズ登場。この「君」というのは宮本は自身のことを述べているんだと思いますが、その「逃亡者」はどうなっているのか、気になります。

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早速メイキングも公開されています。しかしこういうロケはものっすごい人ですね。

【追記】
新曲、「解き放て、我らが新時代」は明日5月2日から配信開始されるとのことです。ウゴキハヤイヨ・・・。

  • 30年前。

いろんな所でやり尽くしているであろう、「平成元年当時」企画、エレカシだと「浮世の夢」あたりなんですよね。令和元年と比較しちゃうと、宮本浩次はソロでスマホのCMに出て、それがYouTubeにてリリースされるというテクノロジーの劇的な変化はありますが、本質的には特に変わってないんじゃないかと思う。特に見た目部分では、30年前のファンの人が今の4人を見たら「男として正統な進化をしてる」という感想が出てくるんじゃないでしょうか。そりゃ曲風やプロモーション、外観的なものは変われど、けれど「とにかく音楽」という姿勢には変わっては居ないし、なにより4人で走り続けて、キャリアハイを迎えたまま令和時代に突入した感もあります。まあソロ活動・Instagramはドキドキですけど(笑)。元号がどうなろうがITがどれだけ進化しようが男達の戦いはとめどなく続くんだと思います。

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スマートフォンが普及し、音楽配信も普及し、宮本浩次はソロ活動をし、ソフトバンクのCMに出演し、令和元年の初日にYahoo!のトップを飾ろうとは。世の中何がなんだか分からないから面白いですね。


三十代の武蔵野と青春と。

  • 今年の日比谷野音は7月6日、7日。

30回目ということで、十数年前に初めて参戦した当時は「あの歴史あるエレカシ野音に参加するんだな」と思っていたのが、あっという間にその半数以上に参加しているという。月日が流れるのは本当に早い。旧事務所のフェイスさんは「日比谷野音」主催を得意としていたようで、おそらく今回も前もって段取っていたんでしょうが、果たしてアミューズにそこまで引き継がれていて、ちゃんと来年も開催されるか、いささか心配ですがそんなことを気にしてもしょうがないので、まずは今年のチケットをゲットして、当日行くことを大目標としたいです。

30年連続の日比谷野外大音楽堂公演が決定しました!
日比谷野外大音楽堂2019
■7月6日(土) 東京・日比谷野外大音楽堂 開場16:30 / 開演17:30 
■7月7日(日) 東京・日比谷野外大音楽堂 開場16:00 / 開演17:00 

  • 「獣ゆく細道」LiveVer

椎名林檎さんもプロモーションを兼ねているとは言え太っ腹で、昨年行われたライブのうちいくつか、「獣ゆく細道」も全編公開されています。5月27日発売のBlu-ray(DVD)にも収録!

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  • 年齢を経ることと武蔵野と。

ここ1ヶ月くらい、これを書きたかった。けれど書くことの照れや恥ずかしさも同居している。

宮本浩次は昔、「36歳になって頭使うと頭痛しちゃって」などと言っていて、それに対し渋谷陽一さんは「36歳なんてこれからだよ」と言っていた。

宮本「ちょっと疲労のせいかもしれないですけどね、年齢なのかなあ?頭使うと頭が痛くなってくるんですよ、最近」
渋谷さん「はははは」
宮本「頭も体力がなくなってくるのかなあって、ちょっと思いましたね」
渋谷さん「何言ってんだよ、36なんてこれからだよ」
宮本「そう思います、それこそ頑張んなきいけないっていうふうには思うんですけどね」
bridge Vol.36 95ページより。

当時そのインタビューを見て「36歳というのは、まあそんなものかな」と思っていたのが、冒頭の日比谷野音じゃないけれど、いつの間にか自分がそうなってしまった(笑)。知力体力は特に変化ないんですが、感情の起伏がなくなってる気がするんですよ。良くも悪くもフラット・客観的になっているというか。色々経験を積んできて、ちょっとやそっとのことでは感情が揺らいだり、感動することも減ってきた。あとは日中の頭の中が95%は仕事に追われているというのが大きいと思う。曲も昔は「デーデ」あたりの激しいロックが好きだったのが、最近は「大地のシンフォニー」「今を歌え」あたりが好みになってきた。

そんな経年の変化を感じつつ、先月、うららかな春の平日を埼京線(北戸田駅浮間舟渡駅あたり)に乗っていて、その後の打ち合わせのことなどを考えながらぼんやり車窓の外を見ていたら、目の前には低層の町並みが延々と広がっていて、その先には富士山がそびえていた。その瞬間に「あ、これは武蔵野だ」という不思議な感情とココロに春の風が吹いた気がしたして。いや間違いなく春の風が吹いたんですよ。宮本が想う「武蔵野」もこんな感じかもしれないし、なにより春の空と町並みと富士山が絶妙にマッチしてココロを揺り動かしたんだと思う。これが本当の都心、いわゆる高層ビルが乱立しているところだったらここまでココロが動いていないと思う。その直後、世田谷を歩いたけれどもまた違う。そんな感情は抱けなかった。これを言葉で説明するならば「春の陽気とどこまでも続く低層の町並みと、その先にある富士山」に琴線に触れたということだろうが、しかし言語化するのも難しい。極めて感覚的。けれど間違いなく「俺の武蔵野」はあの瞬間にあったと思う。

またそういうことを感じられたことが自分でもビックリして。というのもココロは乾燥しきって仕事のことばかり考えていたのに、ふと車窓から町並みを見ただけなのに、瞬間的にココロを揺り動かされることがあるんだ、まだ自分にそんな情緒を受け止める感情があったんだ(笑)、と。宮本浩次は『三十七になり オレの青春は終わったけれど』と歌っているけれど、おそらくまだ宮本浩次の青春は終わっていないし、俺の青春(というより感動)の余地も多少残っているのではないか。

3月のある春の日、電車の中でそんなことを考えていました。もうしばらくは歩いて行きます。

(たまたまでしょうけど)日本武道館ライブのBlu-rayとDVDの発売日は宮本浩次の誕生日ですね。