エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシ、宮本浩次ファンブログ

五分間。

Yahoo!ニュースのインタビューが面白くて(またネットなのですぐ見返せるので)未だによく読んでいます。

news.yahoo.co.jp

リーディング部分にこうある。

黙して語らず、長考すること5分。場が静まりかえる。そんな場面が、数回あった。

5分は長い。カップラーメンなんてとうにできあがってしまう。いわんやエレファントカシマシ宮本浩次が目の前に居る。インタビュアーの心境やいかに。俺だったら逆に謝っちゃうかもしれないですけど(笑)。それは冗談としても、これまでのインタビュアーさんの話では「長考が沢山あった」という話はよく聞く。

その5分たるやいかに。宮本浩次としては本当に自分の考え、問への答え、インタビュアーは勿論、インタビュアーの先に居るであろう読者への思い、その他諸々が錯綜しすぎて迷いに迷っての5分なんだと思います。
またそれと一緒にはしてはいけないんだろうけれど(宮本浩次としては勿論こちらが「本業」)、エレファントカシマシのレコーディングもそれの繰り返し。「どうすれば届くか」「どうすれば良くなるか」、練習、罵声、激励、歓談、団結、そして完成。

こうした過程が繰り返されての30年。宮本浩次は(こと会話については)正直器用な方では無く、相手、あるいは相手の先を見ての長考なんだと思います。インタビュアーもその心意気さえ分かれば、それだけ熱意のあるアーティストということは分かるでしょうし、何よりそういった経緯から発せられた言葉や内容は何より彩りを持っているはずだ(ましてやその彩りは年々輝きを増していると思います)。
そうした「インタビュアー対宮本浩次の真剣勝負」の結果、書き起こし・リライトを経てインタビューとなって、その文章を読むのが楽しい。プロフェッショナルな人たちの真剣勝負の結果はいつも刺激的だ。

そういう理由もあって俺は「WAKE UP」でのデモ音源の「特典化」が嫌なのかもしれません。「その過程を商売にするのはどうなんだろう?」みたいな。過程では無くそれらを乗り越えた、あくまで結果で楽しみたいというのが強いんです。

この現代においてレコーディングの模様も「漏れない」というのも面白い。宮本としてはいろんな意味で「漏らしたくない」というのもあるんでしょうが、これがメンバーやマネージャーさんがSNSで発信したら面白くない。男臭い中で作られた作業が「こぼれ話」で少し世の中に出るぐらいがちょうどいいんだと思います。なんでもかんでも過程をオープンにしたら結果の価値が下がってしまう。
話は脱線してしまいましたが、今までも、これからもインタビューでの「長考」の記事を見る度、「宮本浩次は一体何を思ってこの発言をしたんだろう」と思い続けると思います。ましてや今後は「コラボして紅白に出る理由」が語られるはずだ。宮本浩次が考えに考えた結果の話を知りたい。

発売タイトルが長いですね(笑)。いやでもこれは本当に楽しみで嬉しい。炎は出るわ「自撮り映像」が出たスペシャルライブが文句なくBlu-rayで出ることがただ嬉しい。爆音で聞き込みたいと思います。細かいところだとDVDだと2枚になるのが1枚で全部見られるのは魅力的(切り替えが面倒ということはありませんか?)。久々に「上映会」でもやりたいですね。

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あちこちを歩いて行く

金曜日の『スペシャル座談会「エレカシあるある」』はチケットもろとも外れてしまったので、とりあえず赤羽駅の発車メロディだけは聴いてきました。

www.youtube.com

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一言で言えばまだ不思議。雑然かつ騒然した赤羽駅に、キレイなエレファントカシマシのメロディが流れる、しかもわりとひっきりなしに。ただこういう光景もあっという間に「赤羽駅のいつもの風景」に溶け込んでいくんだと思います。もう赤羽駅で対象の電車に乗れば自然の「お、今宵だ」「俺たちの明日」てな具合に、日常に溶け込む。それでこそ発車メロディ。しかしでも「日常にエレカシが現れる瞬間」というのは嬉しいもので、都度赤羽駅に寄ってしまいそうです。
上記の動画もiPhoneで撮っただけなので、音量調整とかしようかなとも思っていたのですが、ホームにはスピーカーにマイクを直付けして専用機器で録音している方がいらして、伺ってみるとそういう発車メロディの音源を集めてデータにして、YouTubeにも後日アップするということなので、餅は餅屋理論で、高音質で聞くならばそちらの方がいいと思います。

最近埼京線によく乗るのですが、「浮間舟渡駅」が琴線に触れちゃって。すごい駅名だと思いませんか?おそらくは昔、荒川を渡る浮間があって、船渡場があって、その「武蔵野的風景」が四文字の駅名を見ただけで浮かんでくる。そこまで行っておいて降りたことないんですが(笑)。通る度に「この風景は昔は・・・」と一瞬だけ頭の中が武蔵野になる。いい駅名だ。

紅白歌合戦はご存じのように「椎名林檎宮本浩次」になって。いろんな意味で世の中どうなるか分からない。「獣ゆく細道」の冒頭の『この世は無常』というのも重く聞こえてしまう。どうしても「3人はモニター越しなんだよな」とも思ってしまう。ただコメント欄も見ていると、確かに今回のコラボでエレファントカシマシにさらに「白い風流し込み」来年はまた四人で出場というのもあると思いますし、でも四人で出て欲しいし、けれど年末に宮本浩次の歌声が響き渡る、この嬉しさと心のひっかかりみたいなのが綯い交ぜになっているこの頃です。

そうだコメント欄といえば前に「犬のモカは元気ですか?」とありましたが、元気です。もう俺のことなど記憶の彼方にないくらい元気です(笑)。犬のことまで心配して貰って有り難い限りです。

あとはもはや恒例になりつつあるユニカビジョンですね!これはまた見に行きたいと思います。
www.yunikavision.jp


宮本浩次、ソロで紅白歌合戦出演か・・・。

www.nikkansports.com

今朝付けの日刊スポーツより。エレカシサイドと同紙との癒着繋がりは深いので、そういう話が進んでいるのは間違いないんだと思います。

・・・うーん、四人。で、出て欲しかった。
いや推測記事、良く言っても内定記事を鵜呑みにして書くのもどうかと思うんですが、まあ日刊スポーツなので。

ただどうしても四人で出て欲しかった。今更書くことも無く宮本浩次エレファントカシマシの総合司会であり、ボーカリストであり、ギタリストであり、日本でも希有なボーカリストなことは間違いなく、今秋のコラボ企画を踏まえた(もしくは見込んだ)出演なんでしょうけれど、俺としては「世界一カッコいい四人ではないか」と信じて疑わないユニットがエレファントカシマシな訳で、デビューを出発点としてカウントしただけでも30年、勿論実質それ以上な歴史を持つ四人が、ここまでやってきて、50歳を超えてさらに力強くなってくるということに大きな意義があるんだと思います。

いつでもパワフルなトミのドラムに圧倒され、いつも目線を宮本に送りながら健気にギターをつま弾く石君の愛を見つめ、寡黙だけれどガシッと締めるベースを掻き鳴らす成ちゃんをずっと見てきた。そしてその男達を誰よりも信頼し、激励し、泣き笑う宮本を見てきた。

そりゃ世間から冷静に見れば、宮本浩次のトリッキーなキャラとボーカル力で目立ってしまうだろうけれど、基本は25:25:25:25で100のエレファントカシマシなんだろうと思います。宮本浩次一人か・・・。

救いなのは「エレカシ出場で良いじゃん」という声が多いこと。上記の記事の下部のヤフコメもそういった声で溢れていて、「四人の波動」というのはテレビやYouTubeを通じて思いのほか広がっているのかもしれません。これが仮に30歳代だとしたら「宮本浩次のキャラ」がもっと立っていたのかもしれません。この年代になって、オッサン4人で熱くかつ真摯にロックをやっている姿というのが世の中に広まっているのかもしれません。個人的には「Easy Go」か「風と共に」でも全くもって紅白に相応しいとは思うんですが。それらの曲を光り輝くステージで四人が放つからこそさらに過激かつピカピカに光り輝くはずだ。「やはり」「もしや」「まさか」といろんな思いが錯綜しています。

報道段階ですが、みなさんどう思いますか?