エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシのファンブログ

「紙」を愛する心

タイトルは「生きている証」より。


前回記事の続きなんですが、今となっては貴重な本である「明日に向かって歩け」「東京の空」はいつでもどこでも読めるように自炊(裁断してスキャン)して個人的に電子書籍してしまえばいい、と思う反面、「やっぱり出来ないよな」と思ってしまう。


宮本浩次の文学への思い入れというのは、ハタから見ても痛々しいぐらいに重く、上の書籍だって(大げさでは無く)全身全霊を込めて書いているはずだ。


またタワーレコード渋谷店であった「エレカシ25周年展示会」で展示された宮本浩次ナマ原稿を見ても、様々に推敲された形跡があって、こういうのをナマで見るとおいそれと「裁断」して電子化というのは出来ない(今は裁断しなくてもPDFに出来る機械があるようだけど、まだ品質はそれほど良くないらしい)。


orenomichi.hateblo.jp


また特に僕の「明日に向かって歩け」は正直ボロボロなんですよ。丁寧に読まないと背表紙部分が破れてバラバラになってしまいそうで。でも逆に考えれば、モノを大切に扱う大事さ、またもし破れたら修復する大事さというのも、何でもかんでもデジタル化・大量生産される世の中では大事なことだと思ったりします。


よって、エレカシ本に限っては、例えボロボロになろうとも、あくまで紙にこだわり、一ページ一ページ大切に読み続けたい。そんなことを考えています。



digital.asahi.com

この記事のうち、鬼龍院翔さんのインタビューが面白い。

――同時に、特典つきの無音CDまで発売しようとしていたそうですね。

もし出していたら、面白いことになったと思います。ただ、「あまりに業界を皮肉り過ぎている」という事務所の判断でやめました。それに、ファン心理としては「音楽が好きだ」という前提があったうえで、「握手したい」ということのようなんです。だから、無音CDはファンにはあまりうれしくないのかなと。

これは実現したらえらい騒動になってたでしょうね(笑)。何のデータも無いCDが発売されるということになるんですから。でもそのぐらいの一石を投じる時期なのかもしれません。

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――今後、特典商法はやめるのですか。

いえ、ファンの方を困らせない特典は全然構わないと思います。それによって枚数を稼ぐような特典ではなく、「粋だね」って言ってもらえるようなものならつけていきたい。

――ネット配信が広がるなか、CDを出す意義は?

CDは時代遅れだけど、僕には憧れがあります。「結婚したらウェディングドレスを着たい」という感覚に近い。デジタル化が進んでも、現物を手に取る価値は必ず残る。出せる限りは出し続けたいです。

この辺も好きで、「粋な特典」っていいですよね。ファンも喜び、アーティストも喜び、業界も賑わう。変な枚数稼ぎではなくて、地道でもこういう粋な特典を出していけばファンも長く深くついていくんだと思います。
エレカシも今年、「粋な特典」がついた作品を熱く希望したいです。


Mr.Childrenも面白くて、「とても一枚のCDに収められないので」23曲入りのアルバム、そしてハイレゾのUSB同時発売。これも新しいチャレンジで大歓迎。(単価は高いけれど)既に予約してしまいました。


今年は新しい試みが表に現れる年なのかもしれません。エレカシにも大期待。