エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシ、宮本浩次ファンブログ

生活リズムの基盤が『大地のシンフォニー』になっている件

朝起きてはこの曲を大きめのボリュームで聴き、通勤時にも聞き、帰宅してからも聞くという生活。
「発売以来何年経ってるんだよ」って突っ込みが来そうですが、普遍的な良さというのはふとしたときからその良さがまた盛り上がるのかもしれません。


序盤の『大地のシンフォニー・・・』から始まるドラムがいい。この淡々だけれど味のあるドラムが脳内の琴線に触れていつの間にやら生活のリズムになっているのかもしれません。またこれがライブになってトミドラムになると直に響いてきていいんですよ。トミも気持ちよさげに全身使ってドラム叩きますしね。


ちょうど中盤の『心の中のシンフォニー』の声の伸びっぷりも素晴らしい。ただミヤモトヒロジは時たまライブではこれ以上の声の伸びを出すことがあって、『復活の野音 大阪城野音二日目』の時のシンフォニーはCDを超えた伸びっぷり、また艶っぷりだったんじゃないか、未だにそんなことを思います。


エレファントカシマシ 「復活の野音 4日目(最終日)」 2013年10月14日 大阪城野外音楽堂 - エレカシブログ 俺の道


当時の自分のライブレポで『「宮本自身が大地のシンフォニーなんじゃないか」』とか訳分からないこと書いてますが、今見ると案外的を射ているか、少なくとも大きくハズレてはいないんじゃないかと思わず少し自分自身を褒めてしまう。世の中の喜怒哀楽その他あらゆる感情を音や声にして世に出す「ロック歌手」っぷりには今更ながら頭が下がる。いい男だミヤモトヒロジは。


そして個人的には終盤の『イェー、レッツゴー』。大きく叫ぶわけでも無く、捻り出したような声での『レッツゴッ!』なんですけど、それが却ってリアルで、何度この『レッツゴッ!』に勇気づけられたか。『友達がいるのさ』の「また出かけよう」や『クレッシェンド・デミネンド~陽気なる逃亡者たる君へ~』のラストの「もう一度出かけてゆく」を超えるぐらいの「勇気台詞」で、これを聞くたび「おしっ、レツゴッ!」と自分で自分を奮い立たせる。こんな台詞の存在も生活リズムの基盤となっている原因かもしれません。



エレファントカシマシ「大地のシンフォニー」 - YouTube


『旅はまだ続くけれど いつもエレカシ感じてる』というややもすると不気味な台詞が脳内再生されながら、また日々が続いていきます。


それと最近また聞くようになった斉藤和義。『幸福な朝食 退屈な夕食』は相変わらず大好きで、一回のプレイリストが15曲ぐらいだとすると必ず真ん中らへんに持ってきてしまう。このニヒルさに殺伐さ、せっちゃんの捨て台詞のような歌い方がたまらない。


そしてプレイリスト(日々の最後にも聞く)には同じく斉藤和義の『ウサギとカメ』(USTREAM Live at studio JIVE 2011.8.31)。一見暗黒面が高い歌詞ですが、ラストの「結局どっちが勝ったんだっけな? やわらかい胸で聞いた「ウサギとカメ」 気がつけばまた紅い夕暮れ 今夜帰ったらアイツに聞かせよう」の歌いっぷり。それまでの歌詞と暗黒っぷりを全て洗い流してさらに余りあるよな清々しさで、日々の終わりにはこれを聞かずにはいられない日々です。


エレカシのアルバムはしばし待つことになりそうですが、春フェスにはいくつか出るんでしょうか。もうARABAKIやVIVA LA ROCK、TOKYO METROPOLITAN ROCK FESTIVAL(メトロック)あたりには「もうこの辺で桜の花を咲かしてくれるんだよな、ってか咲くんだよな?」的なか細い希望的観測だけは持って、ステージに立つ日を待っています。


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