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エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシのファンブログ

エレカシのやり方は時代遅れなのだろうか?

「CD買って!」スガシカオが訴え、CDとDLどっちが儲かる?

http://thepage.jp/detail/20140528-00000001-wordleaf

ゴールデンボンバー、「特典ゼロ」CD発売 「CDとは、音楽とはを考えるきっかけに」と鬼龍院さん

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1407/08/news055.html

 

「CDが売れない」と言われはじめてもうかれこれ十何年経つんでしょうか、エレカシに限らず、余程の『特典』がつかないと数万枚を売ることも難しい時代になってきました。

そう考えると、エレカシって「コストパフォーマンス」という言葉・基準だけから考えると効率悪いバンドだと思うんです。前述のスガシカオさんと同じように、エレカシもレコーディングスタジオで徹底的に追い込むタイプ。スタジオ借りて四人とプロデューサーやアレンジャー、スタッフさんでガンガンやり合いながら音楽作り込む。

そして出来た音楽も、握手券をつけるわけでもなく、サイン会を開くわけでもなく、せいぜいCDに特典DVDをつけるぐらいの王道路線。

本人たちもTwitterやブログをやる訳でもなく、プロモーションも昔ながらの雑誌媒体やテレビ・ラジオが多い。

 

そう考えると今、流行りの「省エネレコーディングスタイル&高収益の販売スタイル」とは相反するかもしれない。

このまま行くともしかしたらエレファントカシマシはこの「激変しすぎる音楽ビジネスモデル」に負けてしまうかもしれない。たまにそんなことを思います。

 
けれど、音楽が人類の歴史と共に歩み、人々を熱狂させてきたのは古来から変わらぬ事実で、今だって決して音楽への需要自体が減っている訳ではない。逆にフェス動員や映像作品の売り上げ自体は上がっていて、「真っ当な音楽に生で接する需要」というのは逆に増えているようにも思います。
 
そしてコミュニケーションが加速度的に希薄化する現代において、「ガキの頃からの仲間」が濃密な空間を過ごして、怒鳴ったと思えばその後たわいもないことで笑ったり、ひとたびツアーとなればメンバーが一緒に移動し、食事したり散歩したり、宮本浩次がメンバーにこだわりのお茶を入れたりして(笑)、そういった今ではレアになりつつある濃すぎる人間関係から生み出される音楽は、逆に今の時代に響くのではないだろうか。
 
今現在の世の中で、多くの人々が「希薄な・ドライな人間関係、デジタル化する社会」と「コスパもよく、気軽に手に入る音楽」を求めてるのは確かだと思う。
けれどきっとそのデジタル化した社会への反動(あるいは人間が本来昔から持っているであろう本能)として「濃密な人間関係と、その信頼関係から紡ぎ上げる、徹底的な作り込みをした上でのアナログな作品」を強く求める時代がやってくるのは間違いないと思う(もしかしたら、その時代も既に到来しつつあるかもしれない)。
 
そんな時代が来たとき、その筆頭に挙げられるのは日本ではエレファントカシマシのはずだ。
 
 
記事タイトルに話を戻すと、今この瞬間の時代の流れ、すなわちドライな人間関係の上でドライな音楽を作り、デジタル的に流通させる、という時流には確かにエレカシは乗っていないと思う。この極端にデジタル化している今の時代にはエレカシのやり方は見方によっては時代遅れかもしれない。
けれど男たちはその逆を「正々堂々と・清々しく」歩いている気さえする。移ろう世間の波風に決して流されずに、自分たちの音楽のリズム・人間関係のリズムを崩さずに堂々と歩く姿に、俺はブレまくる自分自身の生き方と対比させながら、男たちから最大限の勇気を貰う。
 
常にフラつく時流に安易に流されてその場その場で考えや作品を変えるよりは、自分のやり方を曲げずに覚悟と信念を持った人間が、たとえ困難はあるにせよ最終的に勝つことは歴史が証明している。
男たちは不器用で、流れゆく今の時代には乗れないのかもしれないが、逆に移り行く時代に右往左往せず「本筋」で正々堂々と勝負して、最終的に勝つ男たちの姿が見たい。そしてそのゴールはそんなに先ではないはずだ。
 
男よ堂々と行こうぜ、男よ堂々と勝とうぜ!