エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシ、宮本浩次ファンブログ

2013年11月6日 宮本浩次、GROOVE LINE Zに出演(2013年秋編)

J-WAVEGROOVE LINE Z」にて、ピストンさんが軽いジャブのように色々な小さいエレカシネタを挟む中、宮本浩次登場。
以下、ピストン西沢さんは「ピ」、宮本浩次は「宮」と略させて貰います。


ピ 来たー!ヒロジミヤモト!
宮 よろしくお願い致します。ご無沙汰しております。宮本です。
ピ ラジオ出るの久しぶりじゃない?
宮 ラジオ、そうなんですよ、本当に久しぶりで、呼んで頂いてありがとうございます。楽しみにしてました。
ピ ちょっと具合が悪い時期があって、新聞に出ていた時があって、みんなどうなってんだ?って。
宮 新聞に出てました?
ピ 出てた出てた。
宮 あーそれは凄いですね。世の中。
ピ そういう時に自分が有名人だって再確認するんでしょ?
宮 いやそれ僕が新聞出てたこと自体知らないですから。
  それよりも去年ピストンさんには色々お世話になりました。ありがとうございました。
ピ いやそんなことは何でも無いですけど。
  今度、エレファントカシマシとして、最近ライブから始まって、ついにシングルの発売、11月20日に漕ぎ着けたと。
  結構時間はゆっくり出来た部分も、逆にあるでしょ?
宮 47歳になって、バンドのメンバーもみんな同い年でやってまして、みんな元気なんですけど、10代20代の時からの仲間ですから。
  そうすると顔にちょっとシワが出来たりとかあるんですけど。
ピ 変わんないよ(笑)。
宮 いよいよ自分が身体の具合が悪くなるとは思ってもいなかったので、すっかり治ったんですけど、まあ驚きました。
  それでコンサートも復帰したのが一年ぶりぐらいで、日比谷野音大阪城野音で9月10月に4本ぐらい、復活の野音と題してやりました。
ピ 燃えましたか?やっぱりこれがために生きてるんだって感じがしましたか?
宮 お陰様で・・・、本当に嬉しかったです。お客さんが盛り上がってくれたんで、このために生きてるんだと。
ピ 宮本さんさあ、お客さんが興奮してるのを見て、自分も興奮して、それ見て客も興奮してさあ。
  どっちが興奮してるんだ?みたいに、凄い偉業になりますよね。あれはやっぱり体調がよくないと出来ないんだろうしね。
  逆にそういうゆっくりする時間が出来て、自分に対して何かやったんですか?休暇中に。
宮 去年の12月頃、冬の海を見に行きまして。電車で行きまして、冬の湘南の海。滅多に行かないんですけど。
  ただ散歩が好きなんで、鎌倉の歌ってあるじゃないですか?けんちょうえんがくふるでら(建長円覚古寺)のって。
  そして稲村ヶ崎行ったら、名勝の。稲村ヶ崎。あそこはみなさんサーフィンとかやってて、僕とはテンションが違うんですよ。
ピ あっはっは!(笑)、世界が違う!
宮 世界が違う。一人で行くわけですよ。そしたらサーフィンやってて。まあ本当に空気が良くて、トンビがゆっくり飛んでて。
ピ あいつらハンバーガー狙ってるんですよ、危険なんですよあいつらは。そういう普段触れ合わない世界と交流持ったりして。
宮 そう。海歩いているとみんなサーフィンやってたりして。
ピ 音楽は全然やらなかったんですか?
宮 敢えて聞かないようにして、今年ぐらいから結構古いレコード聞くようになったんですけど。
ピ 新鮮ですか?
宮 よかったですね!古いレコードなんですけど、本当に最高でしたね、ストーンズとか。キース・リチャーズがギターうめえ、とか。
  僕は速弾きする人がうまいと思いがちじゃないですか、リッチー・ブラックモアとか。
  キース・リチャーズが凄いんですよ、よくよく聞くと。ストーンズの初期のCDとか聞くと、チャック・ベリーのカバーしてたりするんですよ。
  凄まじいリズムでキース・リチャーズチャック・ベリーのカバーしてるのを聞いちゃったりして。
ピ もう中学の時に戻ってる感じがするね。その辺の所。色が抜けて。
宮 そうなんですよ。聞きながら寝る、みたいな、本当にそういう感じなんですよ。
ピ エレファントカシマシとして原点に戻ったのかもしれないですね。きっと。
宮 あー、そうかもしれないですね。バンドのメンバーも同い年なんで、みんな元気になったりとかして。
ピ いきなりみんな人間ドックに行くようになったりして、健康バンドになっちゃったりして。
宮 25年、あんまり休むことがなかったので、休めたのもお互い47なので、同級生ですからね。顔を見合わせないというのも二ヶ月やったんですけど。
  そういうのも良かったかもしれないですね。ピストンさんもお元気そうというか、ありがとうございます。
ピ いえいえいえいえ、あっはっはっは(笑)。11月20日に出るニューシングルは「あなたへ」です。約一年ぶりですがエレカシ史上初となる三曲新曲入りという。
  頑張りました。遅いんです、正直エレカシは、曲作るのが時間掛かるんです。大変なんですよね。みんなの期待に応えようと頑張ったんですか?
宮 結構リハーサルはたくさんして、おかげさまでずいぶんリハーサルはして、半年ぐらいかけてリハーサルした曲もあって。半年はかかってないかな。
ピ 亀田誠治さんというJ-WAVEでもおなじみの人気プロデューサーが「あなたへ」というこれからお聞き頂く曲にも関わっていて。亀田さんとは初めてですか?
宮 亀田さん久しぶりなんですけど、楽しかったですね。レコーディングも久しぶりだったんですけど、細かくやり取りして、でも本当に楽しかったです。
ピ なんだか本当に全部に感謝している感じだね!
宮 (実感込めた口調で)本当に・・・、ここだけの話。ここだけの話ってあれですけど、本当にいいことですよ。毎日生きてるってね。そう思いました。
ピ 健康って一番ベースになきゃいけないものだね。
宮 そうなんですよ。それで色々考えちゃって、バンドでデビューして25年なんですよ、あと25年経つと俺たち72だな、とか、非常に楽しく生きていくってことを心に誓いました。
ピ 25年経つとローリングストーンズになるんだ。
宮 ああーそうですね。すごいですねそうやって考えると、半端じゃない。
ピ 健康じゃないままあそこまで行ってるでしょ。途中から健康志向に変わったんだよ、だから、ローリングストーンズも。
  それがやっぱり人間は必要なんでしょうね。ローリングストーンズっていうと60年代無茶やってるイメージが強いけど、50歳60歳になってからはキース・リチャーズなんて
  タバコもやんないし、酒もほとんど飲まなくなったらしいし。
宮 ああ、そうなんですか・・・。
ピ だいぶ違うみたいですよ。
宮 50歳過ぎてから。
ピ 50過ぎ60くらいじゃないですか。そういう必要が出てきて、自分がそこにちゃんと音楽をやり続けるために、ローリングストーンズのツアーを世界中やって、体力いるじゃないですか。
  そのために準備もしてるじゃないですかね。
宮 そうなんでしょうね。背に腹は代えられない、そうやってやれるのが一番でしょうね。
ピ だってあの人達、世界ツアー行ったらモテるもん。楽しみでしょ、世界各地でお姉ちゃんに囲まれるの。
宮 日本でコンサートやるときも、日本語でミック・ジャガーが『オネエ・・・、今晩・・・』仕組んでですよ(笑)、女の人。面白かったです。日本語で色々。
  凄いサービス精神っていうか、『今晩どう?』って言ってましたからね(笑)。
ピ わっははははは(笑)。
宮 凄いなと思いましたね、ストーンズ。プロフェッショナルというか。
ピ スケベなんだね、基本が。
宮 イメージとしては精進料理とかをコンサート終わるとしてそうですけど、ガンガン踊ってるってのを聞くと、尋常じゃないなと思いますね。
ピ 尋常じゃないですね。やっぱり体力あるんでしょうね。この前野音やった時は体力大丈夫だったんですか?
宮 おかげさまで。おかげさまでっていうか別にあれなんですけど、僕もタバコ止めたんですよ、タバコもの凄い好きで。ってかピストンさんいいんですか?こんなに僕の話で。
ピ 全然いいんじゃないですか、そのためにわざと時間長く取ってありますし。
宮 あっ、すみません!ありがとうございます。でもピストンさんタバコ吸わないですよね?
ピ 吸わないです。
宮 タバコって凄く憧れて、子どもの頃から大好きで、芥川龍之介がタバコ吸ってるのを見て、憧れちゃってたんです。
ピ あーそうか。
宮 いやでも止めると、キース・リチャーズだってステージでタバコ吸ってるじゃないですか、昔。
ピ それでギターにくっつけちゃったりして。格好いいんだよあれ。
宮 タバコ止めてやると声が出るんですよ。それで背に腹は代えられないじゃないですけど、歌うの好きですから、タバコとそれじゃ引き替えにならないからタバコ止めるんですけど
  声が出るんですよ、分かりやすいもんで。
ピ そうなんですか。そういうことで皆さん、生まれ変わったに等しいエレファントカシマシのニューシングル「あなたへ」、11月20日に出ます。「あなたへ」。じゃこれ聞いてみましょう。どうぞ。

「あなたへ」オンエア。

ピ エレファントカシマシ「あなたへ」。この曲でみなさんにエレファントカシマシがもう一回産声を上げたぞ、ということをお見せしようということで、11月20日にリリースするそうです。
宮 はい。
ピ 三曲入りです。色々と長く音楽をやってくると、色々とあるもんですけど、どういうこと、休憩を取ったり、またライブを始めたりとすると、人間の大きさに繋がってくるんじゃないですか?
宮 ああ、人間の大きさ、はあー。
ピ 書く歌詞とか変わってくるんじゃないですか?
宮 そうですね、でも本当にそうなるといいですね。ピストンさんありがとうございます。身体作らないとまずいですね、一時10kmぐらい実は走ってたんです。ピストンさんどれくらいやられるんです?

ここでBGMとして新曲が流れる。「この円環のなかを」。

ピ 僕ですか?僕はこの放送と自動車レースに必要な分だけでいくと、毎日というよりは週に最低三回、一回につき3km以上、それがいいペースで一週間の中にちりばめられていると体調がいい。
宮 なるほど。
ピ ライブとか毎日は疲れますけど、週に二回か三回ずっとやってると、肺活量使うんじゃないですか?歌うって。
宮 そうですね、元気になりますね。
ピ そうですか、そのボリュームが身体の調子がいいところに来るとちょうどいいんじゃないですか?
宮 一個面白かったのが、健康診断で脈拍を測ると、みんなビックリするんですよ。ゆっくりしてるって。
ピ 心臓が強いんだ。
宮 肺活量があるらしいんですね。あと肺がでかいって言われました。レントゲン撮ると肺が普通の人よりでかいですねって、一杯肺を使うから、肺がでかいらしいですね。
ピ この無茶な歌い方がここに健康にフィードバックあったんだ。いつぐらいからこんな無茶な歌い方になったんですか?
宮 やっぱりDOORSのジム・モリソンが凄く絶叫して歌ってるのにもの凄く憧れちゃって、清志郎と。16か17から真似してましたんで。
ピ ロックはデカい声だと。
宮 デカい声じゃないとダメなんじゃないかと思いましたね。懐かしいですね。
ピ それは正しいでしょうね。今音楽を歌う人はカラオケベースの人が多いので、大きな声で歌う人が少ないんですよ。
宮 あ、そうなんですか。へー。
ピ だから世代間で大きな違いがあるのは声の出し方なんですよね。バンド世代やナマ演奏世代の人たちってのは、アイドルだろうがなんだろうがみんな声がデカいんですよ。
宮 へぇー。
ピ カラオケで育ってる連中ってのは、最近の世代ってのはみんな声がちっちゃいんです。
宮 ああ、小さくても歌えるって。
ピ そうそう。PAが良くないと全然来ないんですよ。
宮 そうなんですか。
ピ これからPA無しで行きましょう、もう。
宮 そうですね(笑)。
ピ エレファントカシマシは。
宮 ありかもしれないですね。
ピ エレカシは今後とりあえずデビュー25周年のスペシャルライブというのがあって、来年の1月の11日。さいたまスーパーアリーナ土曜日です。
  詳しい内容はホームページをチェックして貰えれば他にも色々出てると。アルバムあたりはどうなりますか?
宮 アルバム・・・、だからそうなんです。さいたまスーパーアリーナを何しろ一番デカいんですよ、今までやったなかで。だから何とかしなきゃいけないってことで。
  とりあえずみんな呼んじゃったんですよ。ストリングスの人とか。やる曲まだ決めてないんですけど。
ピ ええー。
宮 呼んじゃったので、なんとかこうしようかと思ってるんですけど。
ピ これまたじゃリハもデカい所でやんなきゃいけないですね。カネもかかりますねこれ。
宮 ・・・やばいですよね。でもまあまあ。25周年記念なんで。
ピ しょいこみましたね!
宮 これ終わったら、来年頑張ってアルバム作ろうと思ってます。
ピ じゃ今はさいたまスーパーアリーナの25周年ライブに向けて頑張ると。
宮 そうですね。なんとかしなきゃやばい。
ピ みんな待ってますから。
宮 そうですね。いやー本当に。でも夜景がキレイですね(笑)。
ピ わっははははは(笑)。
宮 ビルって本当に凄いなと思っていて。
ピ ビルですか。
宮 力強いですよ本当に。あとやっぱり凄いのはなんですか、配達の人、あのーピザの配達屋の人は凄い気合い入ってますよね!
ピ あはははは。
宮 あれも凄くて、上から見てると、凄いですからね!ピザの配達の人。
ピ あと福山通運とかね。宅配便の人たちとか。
宮 凄いですよね!
ピ そういう連中が沢山、エレファントカシマシを応援してるんですから。
宮 いやいやそんな(笑)、ありがとうございます。
ピ 負けないように。「俺はお前に負けないが! お前も俺に負けるなよ」で。やってくださいこれからも。
宮 やるしかないですね。本当に。
ピ 宮本浩次、やるしかないと言ってますから。ということでニューシングル、11月20日に出ます。「あなたへ」三曲入りの中でもう一曲。最後ぐらいは曲紹介やってください。
宮 じゃ、「はてさてこの俺は」、聞いて下さい。
ピ エレファントカシマシでした。ヒロジさん本当に頑張って。
宮 ありがとうございました!

新曲「はてさてこの俺は」オンエア。


スタジオでのピストン西沢さんと宮本浩次のツーショット。
http://www.j-wave.co.jp/original/grooveline/studio/20131105.html