エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシ、宮本浩次ファンブログ

先入観は持たない方がいい。

今日もブラブラとタワレコ新宿店さんにお邪魔して、岡田貴之さんの写真を見たり、7階のエレカシコーナーで試聴機にて聞いてきたんですが
「ココロに花を」deluxe editionのDisc2を聞いてたら、言葉に出来ないくらい凄く良いんですよ。

正直出る前は「またリマスタリングやデモ音源か・・・。ブートレグもあるのにそんなに聞ききれないかもしれない」云々とネガティブなことも考えてたんですが
この「ココロに花を」のDisc2の音源は凄い。正直侮ってました、エレファントカシマシにごめんなさいと謝りたいぐらい。


仮歌や別テイクの音を日本語にする技術を持たないので、なんとも言葉に出来ないんですが、「宮本浩次の仮歌炸裂、若さ炸裂」。
それこそ「扉の向こう」で宮本がインチキ仮歌でレコーディングしまくってましたけど、それがキチンとCDに収録された形と言えばいいんでしょうか。


勝手に例えると、当時、また世に出ようとテンションの高かった宮本始めメンバーが、その勢いのままに「四月の風」をレコーディング。
勿論宮本は全力歌唱で「四月の風」(仮歌Ver)を歌う。それを一旦録音して、スタジオのいいスピーカーでメンバーやスタッフが「このテイクいいね」
「まだ行けるんじゃ無いか?」「もう一回聞いてみよう」みたいなやりとりをしながら、レコーディングしてリテイクして、の繰り返しのうちの1テイクが
CDに再現されていると書けばいいんでしょうか。仮歌なのにテンションもクオリティも凄く高い。その当時の音は勿論、雰囲気までがDisc2には出てます。


さらに変な例えをすると、この「四月の風」はスッピン美人みたいな曲なんだと思います。
シングルは綺麗に丁寧にお化粧された曲だとすると、このテイクは素肌が元々美人な人が、余計な化粧をせずに世の中を歩き出してる、みたいな。
我ながら本当に変な例えですけど。でも頭の中には真っ先にこの例えが頭に浮かんでしまいました。


『「ココロに花を」はもう持ってるし、3800円するし、ブートレグもマトモに聞けてないし、デモ音源だし』と思ってたこの間までの俺自身を説教してやりたい(笑)。
そりゃ製作サイドにも商魂とか色々あるんだろうけれど、そこはエレファントカシマシ、期待を裏切らないどころか想像以上だった。


何事にも先入観持っちゃいけないことは世の習いですけど、エレカシには良い意味で何度も期待を裏切られてきたことを忘れてしまっていた。
「120%ぐらいの勢いで行ってくれ」と期待しては「馬鹿野郎!180%で行くぞ、ついてこれるか!」と返してくるのがエレファントカシマシだった。
同じ思いをしてる方は結構いらっしゃるらしく、タワレコ店員さんによると、そんなに買うつもりもなく試聴したら、勢いに圧倒されて三枚買っていく人が多いそうです(笑)。


今回の3タイトルはiTunes Storeでは販売されていないので、試聴も出来ませんが、タワレコのサイトではちょっとだけ試聴出来ます。
http://tower.jp/item/tracks/3242105
ただ勿論Webでの試聴なので迫力が足りず。出来ればいい環境で試聴してみて下さい。
どの曲もそうなんですが、特に「四月の風」は本当にいいテイクで、個人的にはシングルVerの「四月の風」より好きになるかも知れません。

風が誘いに来たようだ。少し乾いた街の風が俺たちを誘いにきたようだ。そんな気がする。毎日そう少しずつ風が俺たちを誘いに来る。
何かいいことありそうさ。そんないつもの口癖さえ、きっと本当に・・・

試聴部分だけでもこれだけ歌詞も変わってますし。素晴らしい。また同封のブックレットには今の事務所との契約に関する、少し笑って泣けるドタバタ劇も書かれています。



(Amazonアソシエイト)
ブログ運営上(笑)、Amazonへのリンクを貼っておきますが、もし買うのを躊躇ってる人が居ましたら、レコード屋さんとかで試聴してみればこの良さは分かるはず。
そして聞いてしまった以上、ついついCDをレジに持って行ってしまいそうですが、それぐらいのCDです。