エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシのファンブログ

「みなさん、さようなら」公開初日@新宿テアトル

エレカシの「sweet memory」が主題歌、「さらば青春」が挿入歌となっている中村義洋監督の新作映画「みなさん、さようなら」が
本日から公開開始で、テアトル新宿では主な出演者プラス中村監督による舞台挨拶があるとのことで、行ってきました。



(写真がズレちゃってます・・・。これはズレない方がいい。)


上映前は館内で「sweet memory」が静かに流れ、また出演者が壇上に上がる際には同曲のイントロ部分が大音量でズシンと。
本日の登壇者は濱田岳さん、倉科カナさん、永山絢斗さん、波瑠さん、大塚寧々さん、中村義洋監督。
それぞれ一言挨拶するんですが、永山さんのテンションが異常に低い。こっちが心配になるほど。
すると中村監督、それに対し「六年前の瑛太を思い出した(笑)」(2006年公開の「アヒルと鴨のコインロッカー」のことか?)。
でも確かにそう言われると、さすが実兄弟だけあって、瑛太さんと重なる部分が結構あると思います。シリアスなイケメンというか。
さらに中村監督は永山さんに対し「テストだと心配になるくらい酷いけれど、本番だと本当に凄い」と絶賛。


主人公の母親役を演じる大塚寧々さんは「12歳から30歳までを演じきれる濱田岳さんは凄い」と言い、それを受けて濱田さんは小さくガッツポーズ。
ただそれを受けて濱田岳さんは「12歳っていうとちょっと前までランドセル背負ってる年齢ですよ、僕が今ランドセル背負ってたら不気味でしょ?」
とにかく濱田さんは童顔なので、案外今背負っても似合うんじゃないかな、と思っているとすかさず中村監督が「今でも大丈夫だよ(笑)」
大塚寧々さんもうなずき、壇上全体も「見える!」と口々に。


舞台挨拶が終わり、マスコミ陣だけのスチルカメラ撮影会になり、僕は「やっぱりプロはいいレンズとフラッシュ使ってるなあ」と思いつつ眺めていました。


各社の記事。
日刊スポーツ 『倉科カナ「母性本能に目覚めました」』

オリコン 『永山絢斗、テンションの低さは兄弟そっくり!?』

テレビ朝日 『濱田、ランドセル背負っても違和感なし』



映画の内容は結構シリアスです。
団地の中だけで過ごす主人公の12歳から30歳までのロードムービーなのですが、時間の経過と共にあらゆるものがどんどん変わりゆく。
建物は古くなり、住む人々も替わり、社会情勢もどんどん変わる。新たしく生まれる命もあれば、この世からなくなる命もある。
出演者の服装も、団地内の小道具もリアルで、恐らく昔団地に住んでた方は「ああ!こんな感じだった」と思うと思います。


僕は福島の片田舎に生まれて育ったので、団地はおろか集合住宅も殆どなかったんです(昔はね、今は結構出来ました)。
それで集合住宅に住む友達の家に行くたびに、例えば一ヶ所に統合されている郵便ポストだとか、ベランダの仕切り
『非常時には破って脱出出来ます』と書かれているアレですね、ああいうのが目新しくて何だか羨ましかった。
(今となっては何が羨ましかったのか分からなかったけれど、集合住宅への憧れみたいなのがあったのが確か)。


そういう意味ではこの映画は「団地ドキュメンタリー」という観点でも見ることが出来ると思います。
商店街の描写は、赤羽台商店街がそのまま重なって見えるほどの昔の活況ぶりと、今のシャッター商店街ぶりが映像になっています。
その中で子どもからどんどん大人になっていく主人公。18年の間に得ていくものと失っていくものを120分に凝縮しています。


挿入歌として「さらば青春」。映画内のシーンとしては(色んな意味で)「ここでエレカシ流れるか!」という所で使われていました。
そしてラストに「sweet memory」。逆に言うとこれ以外の音楽は一切流れていなかったと思います。


主題歌に起用された理由として、パンフレットでは次のように記載されています。

【エンディング楽曲はエレファントカシマシの名曲「sweet memory」】
ボーカルの宮本浩次が団地育ちだと聞きつけたプロデューサーからエンディング楽曲への提案があり、過去の曲の中にあった「sweet memory」が
本作の内容に驚くほどマッチすると、監督ら仕上げスタッフが選んだ。
濱田はこの楽曲を、仙台で行われた『ポテチ』(同じ監督と主演で2012年公開)の完成披露の帰途、新幹線の中で聞き号泣。
ここまでピッタリの楽曲があったことに驚きながら、東京に到着するまで何度も繰り返し聞き続けたという。

見るまでも「予習」として何度も聞いたんですが、見終わった後に聴いてみても、確かに「この映画用に作ったのではないか」と思うほどのリンクする内容。
『世間のニュースもざわめきもまるでBGM そう二人だけの世界 遠いsweet sweet memory』
『俺はもっと強くなれるだろうか 遠い空 浮かぶ水平線に 涙流すな遠いsweet sweet memory』
挙げてたらキリがない程の世界観の重複です。宮本が車使ってること以外ほぼまんまなんじゃないかと思います。


ただ内容としてはシリアスで、同じ中村監督の作品でも「ゴールデンスランバー」のような明快エンターテイメント路線ではなく
アヒルと鴨のコインロッカー」「重力ピエロ」のような時に重いシーンもあります。
逆に上の作品のような路線が楽しめた人にはこの映画も楽しめると思います。また性的描写も結構あるのでPG12に指定されています。


2時間で「団地青春ドキュメンタリー」にどっぷり浸かることが出来ると思います。そして最後にはエレカシが待っております。是非。




http://minasan-movie.com/



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