エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシのファンブログ

エレファントカシマシ 2012年10月14日 日比谷野外大音楽堂

会場左右に毎年設置されている客席向けスピーカーが、例年の半分くらいの高さだったのが印象的でした。
(その分のスピーカーは、会場下部に設置されており、そこから音が出ていたのかどうかは分かりません)。
会場内には据え置きのカメラ数台にハンディのカメラ数台、集音マイクも多数。
これらは現在の所、具体的な放映予定は無く、記録用に収録・集音しているとのことでした。
ただ、報道用としてテレビ各局に映像が提供されるようで、明日のニュース・情報番組では(局によりけりですが)
本日の様子をダイジェストで、あとはお客さんのインタビューが放送されるようなので、チェックしてみて下さい。
(僕はめざましテレビZIP!になんとなく期待してみました、フジテレビは何となく流してくれるイメージ)。



今日の野音は小雨が降ったり止んだりの繰り返し、肌寒く、開演の17時には夜の雰囲気が漂っていました。
恐らく千代田区が流している「17時を知らせるチャイム」と同時に野音ステージ上部の照明が照らされ、本当に17時ちょうどに開演。




宮本浩次、上下黒の出で立ちで一人で登場。丹下さんからアコギを受け取りながら、会場に向かって頭を何度か下げる仕草。
『どうもありがとうございます』。『じゃ聞いて下さい』。


M1 「序曲」夢のちまた
アコギにパイプ椅子。完全に座った歌い方ではなく、本来椅子に座る部分に足を乗せて、もう片方は地面につける歌い方。


(以下『 』内は宮本の発言ですが、かなり長いため正確には書けてません。
 宮本の身体のことなので、曖昧な記憶のところはあえて省いています。
 追加・修正すべき点、間違いの指摘などありましたら、是非コメント欄等で教えて下さい)。


曲終わりに宮本浩次が静かに話し始める。
『今日、俺身体は元気で、なんて言ったらいいかわからないけれど・・・、本当に皆さんありがとう。
 ビックリガッカリ、あとは心配させちゃって本当にごめんなさい。
 ビックリさせちゃっただろうけど、大したことは無いです。
 9月1日に耳に水が入ったような感覚になって、布団に頭をぶつけてたりしてたんだけど。翌日になっても治らない。
 って話長いかな?もうちょっと。フォークのコンサートみたいだね(会場笑)。
 2日って日曜日なんだけど、ちゃんと休日でもやってる病院があって、女性の先生だったんだけれど。
 「これは突発性難聴ね」って診断されて、なんだそりゃと思ったんだけど、ステロイド処方されたんだよね。
 それでちょっとは(少し)治ったんだけれど、3日になったらまた聞こえずらくなって、気になって病院に行った。
 その日はフィッティング、「ズレてる方がいい」のジャケット合わせ、いろんな服装を合わせる日だったんだけど。
 まあ今回の衣装は相当派手で(会場笑)、それを着る日の夜中に物凄い耳鳴りがして。凄いんですよ。
 ・・・実は耳鳴りは四ヶ月ぐらいしてたんだよね。でもその耳鳴りは物凄くて、そういう次元じゃ無くて『ザーッ』って。
 そして大きな病院を紹介してもらって行って、聴力検査したら、測るごとにこんなに悪くならないぐらいに聴力が落ちてて。
 それで「宮本さん入院しましょう」ってことで、いきなり入院して手術っていうことになって。
 痩せては居るけど元気自慢だったから、入院なんてしたことなかったから「えー!」って。いきなり入院・手術というのは吃驚した。
 翌日聴力検査したらさらに悪くなってて、それで左耳だけのレベルで言うと補聴器をつけても聞こえないレベルですとか言われちゃって。
 この時期の入院は寒いだろうし(会場笑)、って今も寒くない?。しかし手術ってのは凄いびっくりするんですよ。
 手術ということで、喉に管を通すから、もしかしたら味覚に影響が出るかもしれません。苦みとかを感じなくなるかも知れません。
 場合によっては声も出なくなるかも知れませんが、でも命を優先するっていうことで、「分かりました、よろしくお願いします」って。
 手術自体は知らない間に終わっちゃって、十日間弱の入院をしてました。深刻じゃ無いんです、今こうしてみんなにも会えてるから。
 ・・・話長いかな』


そのまま単独、弾き語りにて。
M2 悲しみの果て


こちらも弾き語り。
M3 約束


演奏後。
『ありがとう。入院手術して一つだけいいことがあって。
 実はおかしいと思っていて、4月からマラソンして、7月からタバコ止めてたんですよ(会場からは驚きの声)。
 やっぱり体力が落ちてた、衰えてたんだと思う。おかしいなとは思っていた。46歳だしね。
 30代は売ろうと今の歌じゃ無いけれど頑張ってきた。それが「浮雲男」がタバコやめるようになっちゃったりして。
 やっぱり衰えている。疲れていたんだろう。それでいいことってのは声がちょっと良くなった(会場からは大歓声)』。
『僕の友達、友人を紹介しよう』。
蔦谷好位置さん、ヒラマミキオさん登場、ヒラマさんは小走りで会場向かって右側のサポートギターの位置へ。
蔦谷好位置さんにヒラマミキオさんです』。『ありがとうございます』。


M4 リッスントゥザミュージック
宮本浩次蔦谷好位置さん、ヒラマミキオさん三人による静かだけれど熱のこもった演奏。


曲終了後、宮本は二人に頭を下げてお礼をするような仕草、蔦谷さんとヒラマさんは静かに退場。


『一回だけこないだリハしてね』
『手術の翌日、腰が痛くなって、先生に言ったら「(手術の影響は)ありえない!」。
 今度は左足が痛くなって、先生に言ったら「絶対ありえない!」(宮本の言い方がユーモア入ってるので会場は少し笑)。
 病気に酔うじゃないけれど、弱気になっていたような気がします。
 まあ結局全然関係ないってことが自分でも分かって。お医者さんって凄いですね。
 病院の看護師さんとかも、普段見ることがないからドキドキしてたんだけど、みんな一生懸命働いていて。
 それで病院の壁(天井)見ながら、今までの自分の人生振り返る、みたいな』
『本当にごめんなさい、野音で20何年やってるわけだからじゃなくてね。
 みんなあっち行ったりこっち行ったりさせて(東京大阪を移動させての意か)ごめんなさい。
 こうして沢山来てくれてありがとうございます。来て良かったと思います。
 歌うと元気そうでしょ?歌うと元気出るんですよ』それを受けて会場大歓声。


野音なのでちょっと古い曲を』。二人が退場したので、また宮本ソロ弾き語り状態。
M5 月の夜
この頃から日比谷野音名物、虫の音が強くなりはじめました。
また曲終わりのタイミングを見計らったかのように、会場にはポツリポツリと雨が降り始める。
宮本はこの曲の解説、『この曲は山中湖で・・・』というようなことを言い始めたのですが
お客さんが一斉にカッパとかを着始めたので、それを見た宮本が『雨降ってきた?』。
宮本自身もステージ前方部分まで出てきて、上空を見るような姿で雨を確認。
『どうしようか?やってもいい?』勿論会場からは「大丈夫!やってくれ!」と大歓声。
『あとからもっと古い友達も出てくるし』、さらに大歓声。『もうちょっとやってもいいかな』。


『どうしようか・・・』選曲でちょっと迷っている様子。


M6 うつら うつら


曲間ほとんど休まず。
M7 見果てぬ夢


歌い方に少しコブシを入れているようで、そう思うと演歌っぽくも聞こえました。
この頃には野音を濡らしていた雨もあがり、肌寒いくらいの気温に。


さらに休まずに一人で。


M8 涙を流す男(新曲)
全く聞いたことの無いメロディと歌詞だったので、C/Wかなと思っていたのですが、歌詞中に「涙を流す男」のフレーズがあり
新曲であることを再確認。「歩く男」のようなソリッドで力強いナンバーでした。
ただ曲自体は相当短めの演奏だったかもしれません。今日用のバージョンかもしれないです。
(フル音源を聞いたことがないので、短縮バージョンなのかフル演奏なのか判断がつきませんでした)。


『心してみんなに』と宮本。
M9 花男
一人で弾き語りなので、普段よりパワーがないはずなのに、波動がガシガシ伝わってくるんですよ。
気がついたら「涙ホロリ」の部分で泣いちゃってました。


演奏後、一旦水を飲み休憩した後『どうもありがとうございます』と宮本。


M10 俺たちの明日
一人なので、3000人対一人という状態。
アウトロが通常より心なしか短めだったかもしれません。
ラストに宮本が『がんばろうぜ・・・』と言ったまま、会場を見渡して立ち尽くす場面も。


『楽しんで・・・(以下聞き取れず)』。


『もうちょっとセリフ考えてくれば良かったな(会場笑)、でも本当にありがとうございます』。


再度蔦谷好位置さん、ヒラマミキオさん登場。


『こないだ「俺たちの明日」演奏したらやっぱり良くて(会場笑)、いいよな、一体になれるって感じがあって』(会場から歓声)。


宮本浩次蔦谷好位置さん、ヒラマミキオさんの三人体制。
M11 笑顔の未来へ
ラストに『笑顔のみ、み、みらいへ』と「み」を連呼。「so sweet」部分では宮本と蔦谷さんの一体感がバシリと。
『行こうぜ、笑顔の未来へ』と少しセリフ口調で。


演奏後、『蔦谷好位置さんとヒラマミキオさんです』と二人を紹介。『凄い心配してくれてね』。
『歌が歌えてよかった』そのセリフと同時に(狙っては無かったんだろうけど)宮本にとって「もっと昔からの友達」である
エレファントカシマシのメンバー三人、石森敏行高緑成治冨永義之が登場し、会場さらに大歓声。
石君は相変わらず髪が長い、トミは薄ピンクのような服を着て、一瞬何も着ていないかのよう。
メンバー紹介、『今日もダンディーに決まってます、成ちゃん』。
石君部分では『二十数年続いてるステージに出られてよかったね』というようなことをいいながら、嬉しそうに石君の方に向かい
マイクを向ける、石君は『あ、ありがとうございます』と返す。もはや恒例行事。宮本は総合司会と言わず。


『爆音がまだちょっと怖くて、慣れていくんで、この通りなので、しばらくライブはお休みせざるを得ないんだけど、必ず戻ってくるんで』。
会場からはとんでもない大歓声。
俺も思わず「ずっと待ってるぞ!」とか叫んでしまったような記憶があります。


メンバー四人プラス蔦谷好位置さん、ヒラマミキオさんの六人体制。
M12 ズレてる方がいい
今日の日比谷野音は終始ステージ上部からのライトが直下を照らすという、大人しめのライティング演出だったのですが
この曲の最初の「どうせ流す涙なら オマエと流したい」直後からライトもフルに光り、ステージ全体を明るく照らす。
その演出自体でお客さんからも大歓声。
六人での新曲を素直に楽しみたかったのですが、演奏途中から宮本が左耳を手で覆うような仕草をしていたのが気になる。
もしかしたらメンバーも少し遠慮して、演奏もちょっと抑えめだったのかもしれません。


マイクの位置が低いまま歌っていたため、宮本も中腰で歌う状態。
最初は宮本はフリーハンド状態も、途中からアコギを持って弾き始める。「エブリバディ!エブリバディ!」と二回繰り返し。
ラストの方の「ズレてる方がいい」で、文字通りズレてたスタンドマイクが倒れちゃって、そこが個人的にはツボでした。


『ありがとうございました!また会おう!』、宮本、投げキッスをしながら手を振る仕草で退場。17:58。


スタッフの方々はステージ上の機材を直す準備。アンコールがあるのかないのか。
お客さんも相当迷ってるというか、ここで拍手・声援を送ったらまた宮本が出てきてしまうんじゃ無いか。
微妙な空気が流れ始めること1〜2分。ハンドマイクで「今日の公演は終了しました」とドタバタなアナウンス。18時ちょうど。
しかしいつもは「えー?終わり?」てな雰囲気が漂いがちな退場アナウンスに対して、今日は割れんばかりの大拍手。
みんなエレファントカシマシ宮本浩次が大好きすぎるんだな、と僕自身も涙流しながら退場の準備。


終了後、スタッフの方がマスコミ担当記者と簡単な取材、宮本の病状、今日の発言の確認、今後について。
また一番最初に書いたとおり、今日の模様の一部は局によっては明日の朝のニュース、情報番組で流れるようです。


宮本浩次自身からかなり具体的な、踏み込んだ病状の説明と、当時の心境について率直に語っていました。
出てくる単語が際どいため、僕もハラハラしながら聞いていたのですが、宮本自身はもう乗り切ったのか、お客さんを心配させまいと
気を遣ったのか、かなりユーモラスな口調と、モノマネを含めた会話の再現だったので、ドキドキしつつも会場からは笑いが絶えないという
なんとも言葉では伝えることの出来ない空気でした。宮本からは悲壮感のようなものは感じられませんでした。


強く感じたのはファンへの感謝の意と、身体自体は元気なこと、しばらくライブはお休みするけれどまた戻ってくるの部分です。


一時間のライブで色々なことを再認識した気がします。
宮本浩次も衰えていて、自身もそれを感じていて、マラソンはおろかまさかの禁煙をしていたこと。宮本も生身の男だったんだ。
相変わらず宮本が歌うことが、メンバーのことが好きなこと。普段当たり前過ぎて忘れがちなことを、今回で再認識。
メンバーも蔦谷好位置さんもヒラマミキオさんも宮本が大好きなこと、こちらも忘れがちなこと。


ライブ前、みんな「宮本無理しないで欲しい」「五曲ぐらいで終わって欲しい」「調子悪いなら歌わなくてもいいよね」と口々に言っていて
宮本が厳しい単語を口にしたときは息を呑んで聞き入り、でも冗談口調で話すときは会場全体で笑っていたり。
そして最後の退場後、「ライブ良かったけれど、もう出てこなくていいよ」とみんな自分自身の行動に戸惑い
退場アナウンスで有り得ないほどの大拍手が起きたのを見て、涙ながらに当たり前過ぎることを思っていました。
ファンがエレファントカシマシ宮本浩次が大好きなこと。そして宮本浩次もファンを大好きなこと、それを今更ながらに強く再認識しました。



宮本の発言について、出来るだけ再現したつもりなのですが、かなり長く話していたため、相当抜けがあると思います。
「ここ抜けてる」「ここでこう言ってた」などがありましたらコメント欄、メール等なんでもいいので送ってくれれば
出来るだけ加筆・修正するので、よければご協力お願い致します。



渋谷陽一山崎洋一郎両御大も早速ブログを更新しています。


山崎洋一郎さん エレカシ宮本、12曲を歌いきった
http://ro69.jp/blog/yamazaki/73920


渋谷陽一さん エレカシ野音終わる
http://ro69.jp/blog/shibuya/73921


蔦谷好位置さん ikurah only shop!!
http://blog.oricon.co.jp/ko1/archive/906/0


【追記】
オフィシャルも更新され、まるで映画のワンシーンを切り取ったかのような美しいステージの写真も公開されています。
http://www.elephantkashimashi.com/news.html#448