注 この記事は一切エレカシと関係ありません。「宮本」がついてるだけです(笑)。
昨年「千代田区立宮本公園」を訪れた際に見つけた古民家。
この古民家は毎月八のつく日に内部公開しているとのことで、予約して行って来ました。
(こういう「毎月八のつく日はイベント!」という表現はパチンコ屋さんのCMでよく見かけますね)。
激渋。受付の時に「どうして毎月八日に公開なんですか?」と聞いてみたら「末広がりの験担ぎなんです」、特に意味はないようです。
この家の旧持ち主は名だたる材木商で、家にもふんだんに豪華な材木を使ってます。これは恐らく当時担当してた役職の看板でしょうか。
内部から玄関を見たところ。この建具も滅茶苦茶手間を掛けて作られていて、これは「閉じた状態」。
「建具をずらせば外が透けて見えて、誰が来たかわかる様になってるんです」。
写真の撮り方が悪くて分かりにくいかも知れませんが、実際に見てみると芸術レベルです。
二階の和室。当時の家主はここで寝泊まりや生活をしていたそうで、現在は琴の披露などを行っているようです。
この部屋に上がった途端、涼しい風がバーッと来て「さすが和風の家は風が違うんですねえ」等々言っていたら、解説の方が
「これはエアコン入ってます(笑)」。
「この明かるさは外気のですか?」「これも照明の光ですね(笑)」
これも何の変哲も無い天井のように見えますが、今では天然記念物になっている檜が使われていて「マンション買えるくらいの価値があります」。
材木商の方の家なのですが、自宅兼ショールームの様にして、様々な意趣や材木をふんだんに使っていて、来たお客さんに見せていたようです。
本当に見えないところまで細かい細工がしてあって、当時の栄華がしのばれます。
この家は当時は今より三倍ちかく大きく、必要最小限のものを今の場所に移築したとのことなので、当時はさらに凄い豪邸だったことが想像出来ます。
茶室もあるのですが、一旦正面入り口を出て、改めて茶室入り口から入ります。
和風の庭もきちんとメンテナンスされていて見ているだけで涼しい。
すぐ隣に神田明神があるのですが、そこの十二支木箱なんかも置いてあります。
ここは茶室ごと貸し出していて、茶道の教室や集まりとかに使われているそうです。
そして後方の扉。紺色の部分は持ち主の方の着物の生地をそのまま使っていて・・・。
アルミサッシなんて勿論無く、窓枠も木製で作られていて、メンテナンスもきちんとされているためか、下手なアルミサッシよりも軽い。
これは当時のものかは分かりませんが、蚊取り線香も可愛い。何カ所か蚊に刺されましたが、そんなの忘れるぐらいの粋っぷり。
すぐ横には神田明神。
スカイツリーもキレイに見えます。乱立する文明のはざまを・・・。
そして子どもは今日も元気。手当たり次第いろんなもので遊んでいました。
スペシャルサンクスはこの家を管理するNPO法人神田の家の皆様。
http://kandanoie.com
丁寧な内部解説は勿論、写真撮影、ブログでの公開も快諾して下さり、改めて感謝申し上げます。
この家はロケ地等での撮影貸し出しも行っているとのことで、是非渋谷陽一さんか山崎洋一郎さんはここ貸し切って
宮本浩次の撮影してもらいたいですね。いい写真撮れると思います。
興味がある方は、毎月8のつく日は事前予約の上の内覧が出来ますので、よければ。
(予約無しでも大丈夫だそうですが、予約者が居る場合は当然そちら優先になってしまうとのことです)。
宮本公園内にある古民家、とにかく粋でした。
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