エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシのファンブログ

エレファントカシマシのドラムを叩くのはトミしか居ない

リリースを見て一気に六年前、トミが慢性硬膜下出血で倒れた時を思い出してゾクっとしてしまった。
その時もアルバム(町を見下ろす丘)リリース直前、そしてそのツアーの直前だったと思います。

エレファントカシマシ ドラマー冨永義之は急性胆嚢炎により、胆嚢摘出手術を5月17日に行いました。
現在入院中ですが、手術後の経過は良好です。
但し、担当医師の診断によると、全力でドラムを演奏出来るまで回復するには約3週間程度を要するとの事です。

この状況を踏まえ、メンバー・スタッフ間で話し合った結果、東京・名古屋・高知公演を延期する事に致しました。
ファンの皆様、およびコンサートを楽しみにしていた皆様にはご迷惑、ならびにご心配をお掛けし大変申し訳ありません。
日程は変更致しますが、6月17日の札幌公演を皮切りに万全の状態でコンサートに臨みますので今後とも応援宜しくお願い致します。
http://www.elephantkashimashi.com/

逆に「三週間で全力でドラム叩けるんだ」と思ってしまいました。今は内視鏡や腹腔鏡技術等が発達してるので(トミがそうかは知りませんけど)
また前回の病気よりはダメージも少ない(これも想像ですが)と思うので、リカバリーも早いんでしょうか。


もしかしたらトミにはきっと「ある程度のライブの見立て」を出した方が回復が早いんじゃ無いか、それがどんな最新の薬よりも
最大の、最高の治療薬になるかもしれないと周りが思ったかもしれない。そんなことも頭をよぎりました。


初日のZepp Tokyoが6月27日、28日になり、Zepp Nagoyaも飛び、高知も一旦飛び、ツアー一発目はZepp Sapporoに。
名古屋がラストなのは変わらなく、そしてZepp Tokyoの日程が平日になってるのが特徴的なようです。


またROCKS TOKYO出演について「宮本浩次(エレファントカシマシ)名義」となることに、俺は勝手に宮本の男気を見る。



エレファントカシマシのドラムに、トミ冨永義之以外誰が居るというのか。
いつものライブは勿論、鬼才宮本の無茶振りに、時に気合いで、時に包み込むように、時に他のメンバーとアイコンタクトしながらドラムを叩くのは
いつだって男・冨永義之だ。バンドの物理的な位置的にも、精神的な、また音楽的な意味でもトミは碇、アンカーのような存在だと勝手に思っている。
アンカーがない船などない。トミが居ないエレファントカシマシなんぞない。



深く瞬間的に思い出すのは6年前に倒れたときに、復活してツアーが再開されて、そのツアーラストライブ@SHIBUYA-AX。ラスト演奏曲が「流れ星のやうな人生」。
選曲だけでもこっちはヤバイのに、トミの「カッカッカッ」でスタート。アウトロで宮本が「オーライ!オーライ!」「終わるなトミ!」トミを煽る宮本。
「オンドラムストミ!」「オンギター石君」「オンベース高緑成治、みんなどうもありがとう!」
お客さんから投げ込まれた赤いツアーグッズタオル。いつもはそんなの見向きもしない宮本がやおらそれを拾い出して
トミの下へ、そしてトミを前に出して二人で手を挙げてお客さんの大歓声に応える。


これは当時ナマで見ながら号泣してまして、MUSIC ON!TVでも中継されたので、帰って見て泣いて、DVDに焼いて泣いて(笑)。
で、今はYouTubeにもアップされてるんですね。それ確認のために見ても泣いちゃってね。どんだけ男泣きしてるんだ、俺は、と。
(このシーンをキャプチャしてiPhoneの「お気に入り写真」に入れてるのはここだけの話。男が男に泣くときもあるんだ)


興味ある方はYouTubeで「流れ星のやうな人生」で検索して見て下さい。それを見てさらにエレファントカシマシを好きになっても責任は取れません。



以下は復帰後の四人インタビューより(bridge vol.49)

渋谷さん「で、宮本くんたちはトミが帰ってくるまで何もやらねえんだって言って、トミが治るのを信じてたわけだ」。
宮本「トミがコンサートやりたいって言ってたから。入院中に『俺は死んでもやるんだ』みたいなこと言うわけですよ」。
冨永「あっはははは!」
宮本「いい心がけだとは思ったんですけど(笑)、そんなこと言ったって、いくらなんでもやれるわけないじゃないですか。
それでレコード会社にも事務所の人にも言わないで、俺たち四人で決めちゃったんですね、やめようって。
しかも一回コンサートを飛ばすだけじゃ危険だから一応二回飛ばして」
渋谷さん「死んでもやるんだって、入院中は思ってたわけ?」
冨永「お見舞いに来てくれたときに四人で話したんですけど、ミヤジが『中途半端な練習になってライヴやるよか
ちゃんとリハーサルやって、ちゃんとしたライヴをやった方が絶対いい』って」。
宮本「こっちはそんな重い病気だってわかってなかったですからね。頭に血が溜まるってどういうことだろうって」
渋谷さん「でも、お前がいなきゃバンドはやらない、ライヴもやらないでって待ってるよって言われたらうれしいよね」
冨永「もちろん」
渋谷さん「バンドに迷いは全然なかったの?もうトミがいなきゃしょうがねえんだからとりあえず待とうって感じ。
宮本「なんつってたっけ?三人で行ったとき」
石森「いやあ、もう(ライブは)やめた方がいいって」
宮本「石君はほんっとに心配して、顔色が真っ青になっちゃって。やる、やらないとかそういう次元じゃなかったですよ。
『宮本、てめえ、やるなんて言ったら殺すぞ』ぐらいの雰囲気が出てて、真っ青な顔で斜めの角度から顔を見せててね」
渋谷さん「(笑)」
宮本「冗談でもやろうなんて言えない雰囲気。でも俺みたいなアホに限って、そういう圧迫感に我慢出来ないからやろうとかって言いたがるじゃないですか」
渋谷さん「石くん、そうでしたか」
石森「どうなんですかね?」
宮本「そうでしたよ。俺、なんであんな真っ青な顔してんのかなって思ってて、家帰ってから、ああトミのこと心配してんだってわかったんだもん(笑)」
冨永「あはははははは」


中略


渋谷さん「ファンとしては待望のツアーの再開なんだからがんばってください。ロック・イン・ジャパンもよろしくお願いします」
宮本「はい!でも単純にうれしかったですよね。コンサート一発目、トミが来たときに、さすがに今日はドラム蹴れねえなって思いましたもん」
全員「(笑)」。

トミというキレッキレのドラマーが120%の状態になって三人の下に戻ってくるのを、いつまでだって、どこまでだって待っている。
ライブステージに四人が出てきて、大歓声に応えて、新曲も名曲もド渋な曲もロックな曲も披露し、また格好良くステージを去りゆく姿を想像している。


四人でエレファントカシマシだ。


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